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棟方志功の仏画、湯と楽しむ 青森3湯宿公開

3湯宿が初めて企画した三湯仏めぐりをPRするポスター

 浅虫温泉椿館と酸ケ湯温泉(青森市)、蔦(つた)温泉(十和田市)は「棟方志功画伯ゆかりの三湯宿会」(会長・蝦名幸一椿館社長)を設立し、18〜26日、丑(うし)湯祭りに合わせて「三湯仏めぐり」を実施する。3湯宿セットの記念湯札を発売。志功がこよなく愛した3軒の湯宿に描き置いた秘蔵の仏画各1点を、特別公開する。

 各湯宿は、志功が昭和30〜40年代に描いた肉筆画「浅虫温泉如来」「酸ケ湯薬師如来」「蔦菩薩(ぼさつ)」を所蔵する。各仏画を印刷した3枚セットの湯札を10日以降、各湯宿の窓口で2000円(各湯宿記念品付き)で販売。入浴時は湯札の裏に印を押してもらう。
 実物の仏画は各湯宿のロビーやギャラリーに展示。期間中、3湯宿全てに宿泊した客には志功の複製額をプレゼントする。志功の没後40年を記念した特別企画と位置付けている。
 青森県内ではエリアの違う温泉宿が連携する初の試み。伝統ある丑湯祭りを盛り上げようと、5月に三湯宿会を発足させた。
 蝦名会長は「各湯宿には志功画伯にまつわる多くのお宝が眠っている。今後、こうした品々を集めた特別企画も考えていきたい」と話した。
 日帰り入浴は、椿館が午後1〜3時、酸ケ湯温泉が午前7時〜午後5時半、蔦温泉が午前10時〜午後3時半。


関連ページ: 青森 文化・暮らし

2015年07月08日水曜日

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