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マレーシア首相に資金疑惑が浮上 捜査へ7月8日 6時34分
マレーシアのナジブ首相がおととしの総選挙の直前に政府系ファンドから多額の資金を不正に受け取った疑いがあるとアメリカの新聞が報じ、マレーシアの司法当局が疑惑の解明に向けて捜査に乗り出しました。
これは、アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」が3日に伝えたもので、マレーシアでおととし行われた総選挙の直前に、ナジブ首相の個人口座に政府系ファンドからおよそ7億ドル(日本円で860億円)の不正な送金があったなどと報じました。
これを受けて、マレーシアの司法当局は7日、関連する6つの口座を凍結したほか、銀行から証拠書類を押収したと発表し、疑惑の解明に向けて捜査に乗り出したことを明らかにしました。
一方、ナジブ首相は、フェイスブック上で「個人的利益のために、資金を受け取ったことはない」とコメントし、疑惑を否定しています。
しかし、野党や市民団体は、選挙の信用性が揺らいでいるとして、疑惑が解明されるまでは首相の座を一時的に退くべきだなどとナジブ首相への批判を強めています。
ナジブ首相は、送金したと報じられた政府系ファンドをみずから設立したものの、多額の負債を抱えたことからこれまでも批判を浴びていて、今回の疑惑を受けて一層難しい立場に立たされています。
これを受けて、マレーシアの司法当局は7日、関連する6つの口座を凍結したほか、銀行から証拠書類を押収したと発表し、疑惑の解明に向けて捜査に乗り出したことを明らかにしました。
一方、ナジブ首相は、フェイスブック上で「個人的利益のために、資金を受け取ったことはない」とコメントし、疑惑を否定しています。
しかし、野党や市民団体は、選挙の信用性が揺らいでいるとして、疑惑が解明されるまでは首相の座を一時的に退くべきだなどとナジブ首相への批判を強めています。
ナジブ首相は、送金したと報じられた政府系ファンドをみずから設立したものの、多額の負債を抱えたことからこれまでも批判を浴びていて、今回の疑惑を受けて一層難しい立場に立たされています。