昨日、上司から英語に関する質問を受けました。今の部署で英語を必要とする機会はほとんどありませんが、たまに必要になった時、僕に質問をしてくれることが嬉しく感じます。
ずっと独学で勉強を続けた結果、TOEIC925点を取得することができたので、いわゆるインプットに関するリーディングとリスニングに関してはそこそこ自信が持てるようになりました。しかし、TOEICの項目ではないスピーキングとライティングとなると、途端に自信がなくなります。
そこで英語のアウトプットを磨こうとしているのですが、なかなか思うような成果が出せていないのが現状です。
be と have ばかりの英文
PRESIDENT NEXT(プレジデントネクスト)vol.2 (プレジデント 別冊)
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2015/01/15
- メディア: 雑誌
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こちらが以前に買ったPRESIDENTの別冊版です。
先日に紹介した本が1週間だったのに対し、この別冊版はなんと1日で話せるというなんともインパクトのあるタイトルでした。ただ、その中にはとても参考になる部分がいくつもありましたね。
例えば日本人の英語学習者がよく作ってしまうのが、be動詞とhave ばかりの英文です。これは自分でも自覚があり、英語で自己紹介をしようとすると本当にbe動詞とhave ばかりになってしまうんですよね。
これを打破するためには、動詞の活用をするべきだとありました。それが、3つの動詞型の活用です。
sound, find, giveの3型
この別冊版で紹介されていたのが、sound, find,giveの3型です。それぞれ、以下のようなことを表すのに使われます。
sound型(A=B型)
これはとてもイメージしやすいものになります。AはBであるというように、be動詞にとても近いイメージですよね。彼は正直だ。このような英文を作るとしたら、
- He is honest.
と作るのが一般的ですが、これをsoundを使えば、
- He sounds honest.
とすることができます。soundは聞こえるというのが本来の意味合いのため、彼は(聞くところによると)正直らしい。というような意味になります。
- appear
- look
- seem
- smell
- taste
- feel
- stay
- remain
- become
などがこの型になります。
find型(S+V+A=B型)
このタイプの動詞は結構色々なところで耳にする機会が多いのですが、慣れていないとイディオムのように感じられ、少し尻込みしてしまうんですよね。例えば、
- you are smart.
果たしてこんなことをいうのか分かりませんが、「あなたは頭がいい」という表現ですね。これだとどうも不自然なので、findを使うと、
- I find you smart.
という表現に変わります。この場合、findは見つけるとか探すとか分かるという意味合いのため、「私はあなたが頭がいいと分かる」というように主体的な意味合いになるんですね。ブログでもそうですが、やはり主体的に物事を語りたいので、このタイプはしっかりとマスターしたいと思います。
- believe
- consider
- feel
- set
- make
- turn
- keep
- leave
- call
- name
- like
などがこの型になります。
give型
S+V+O(人)+O(物)として使われるタイプですね。こちらも僕が独学で勉強した時、どうしても前置詞を入れないと気持ち悪く感じていました。今はなんとか分かりますが、使いこなせるかといえば微妙なところです。
- I give you good news
こんな形で使いますよね。
- bring
- hand
- lend
- pass
- pay
- send
- show
- teach
- tell
- write
- buy
- cook
- get
- make
- play
- ask
などがこの型になります。
知っていると使えるは大違い
これらの単語の型ですが、もちろんこの本を読む前から僕は知っていました。しかし、実際に使いこなせていたかと言われると、難しいところです。日本語でもそうですが、読める漢字と実際に書ける漢字は一致しないですよね。
それと同様に、英語も分かるだけの受動的な単語や語法と、実際に自分が使える能動的な単語や語法があるんだと思います。今までの僕は受動的なことに特化していたので、能動的な英語力を高めるためには日々の鍛錬が必要なんだと思いました。
この別冊版を読んでも、1日で英語が話せるようになるとは思えませんが、こういったシンプルだけどしっかりと動詞を活用する英語表現を覚えることが、英語力向上の近道なんじゃないかと思いました。
それでは、また。