2015年07月07日 (火)なぜ巨額の建設事業が迷走?
7/8のクローズアップ現代は、「新国立競技場 建設の行方」です。
プレビューを見てきました。
アスリートはもちろん、スポーツ観戦を楽しむ人も、一度は行ってみたいと思った国立競技場。
取り壊される前に一度行っておけば良かったな~ と後悔しています。
その跡地には、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、“新国立競技場”が新たに建て替えられるわけですが、五輪招致が決まってから、そのデザインや建設費をめぐって、迷走してきました。
3年前にイラク人女性建築家の斬新なデザインが採用され、その時点での建設費は1300億円とされていました。その後、設計会社が試算したら何と2倍以上の3000億円。規模を縮小することで1625億円にまで圧縮されましたが・・・。施工予定のゼネコンが試算したら、3000億円以上かかることに。またまた計画を見直して2520億円と、総工費は二転三転してきました。
取材を進めると、3年前のデザインコンペの時から「このデザインだと建設費がかかるのでは」という指摘があったのですが、結果的にデザインが優先され、建設費の議論は後回しになってしまったそうです。
さらにオリンピック後の維持管理にも大きな課題が指摘されています。
建設費を圧縮するため、オリンピック前は開閉式の屋根をつけないとされましたが、コンサートなどスポーツ以外の興業を行って稼働率を上げるためには、屋根が必要です。しかし後から屋根を設置すると、新築時の設置に比べて建設費はかさむと言われています。また修繕費についても、今の収支計画より多くかかるのではないかという指摘もあるそうです。
莫大な税金を投じる建設事業なのに、なぜ建設費の議論が混迷してしまったのか。建築後にはどんな課題があるのでしょうか。
ぜひ、ご覧ください!
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投稿時間:14:42
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