ニュース詳細
中国人民銀行 金融不安防ぐため全力挙げる姿勢7月8日 15時55分
k10010143301_201507081609_201507081611.mp4
上海市場で株価が急落していることを受けて、中国の中央銀行、中国人民銀行は、証券会社に融資している金融機関に対し、直接融資をするなどの異例の対応を発表し、金融不安の広がりを防ぐために全力を挙げる姿勢を示しました。
中国人民銀行は、8日、国内の証券会社に融資するなどしている証券金融会社に対し、十分な流動性を確保するために積極的に協力するという声明を報道官の名前で発表しました。
具体的には、証券金融会社が債券を発行したり、中央銀行から、直接、融資を受けたりするといった方法を例に挙げて、こうした資金調達に協力するとしています。
中国人民銀行は、「株式市場の安定的な発展を支持するためだ」と異例の対応を取る理由を説明したうえで、「市場の動向を注視し、証券金融会社が株式市場の安定を維持するとともに連鎖的な金融危機が決して起きないように引き続きさまざまな手段でサポートする」としています。
上海市場では、個人の投資家が証券会社などから資金を借りて自己資金を大きく上回る取り引きを行っていたため、このところの株価の急落で証券会社の経営にも影響が出ているという見方が出ています。
このため、今回の声明は、金融不安を防ぐために証券会社の資金繰りを支えることに全力を挙げる姿勢を示したものとみられます。
具体的には、証券金融会社が債券を発行したり、中央銀行から、直接、融資を受けたりするといった方法を例に挙げて、こうした資金調達に協力するとしています。
中国人民銀行は、「株式市場の安定的な発展を支持するためだ」と異例の対応を取る理由を説明したうえで、「市場の動向を注視し、証券金融会社が株式市場の安定を維持するとともに連鎖的な金融危機が決して起きないように引き続きさまざまな手段でサポートする」としています。
上海市場では、個人の投資家が証券会社などから資金を借りて自己資金を大きく上回る取り引きを行っていたため、このところの株価の急落で証券会社の経営にも影響が出ているという見方が出ています。
このため、今回の声明は、金融不安を防ぐために証券会社の資金繰りを支えることに全力を挙げる姿勢を示したものとみられます。