デザインって、曖昧な部分が多く苦手意識を持たれる方も多いのではないでしょうか。デザイナーのわたしは、逆にプログラミングの考え方が、独特な印象があり少し前まで苦手でした。
最近は、自分でプログラミングをするようになり、コマンドラインツール上で動く簡易なGUIツールを作ったりしているので、理解が深まってきたように思います。まあ、ゲーム内でのLuaプログラミングですが。
ブラウザだと、ボタンってhtmlタグを書けば自動でジャンプしてくれますけど、CUIだとまず、描写して、そのあとに描写された範囲を取得して、その部分にまた判定用のエリアオブジェクト作って、それのクリックを判定して、アプリを起動しないといけないのですよね。
すごく大変。プログラミングっておもしろい!
そういう訳で、無事、プログラミング初心者となれたイシジマが、エンジニアさんに向けてデザインをロジカルに解説し、理解を深めてもらうための授業を行います。
7月14日 19時から無料で生放送 on schoo!
エンジニアの湯本さんと一緒に、デザインのロジックを学びます。
実際にBootstrapで構築してくださったサイトをレビューし、それもとに湯本さん自身がサイトのデザインをブラッシュアップしていきます。
そのサイトがこちら。
http://gothedistance.sakura.ne.jp/npb2015/
4回のコース授業となっており、デザインが完成するまでを、あますことなくお見せしますよ!
なるべくロジカルに解説することをテーマにしています。デザインに興味があったり、デザイナーさんの仕事を理解したい。そんな方におすすめです。
エンジニアさんでなくても楽しめる内容に。
表題には「エンジニアさん」とありますが、Webサービスを趣味で作ってるけど、デザインで躓いてしまう人たち、デザインはすでに出来ているけれど、ロジックで解説するのが苦手な方にも楽しめる内容にしています。
ロジックで語る理由
デザインなのに、なぜロジックで語る必要があるのでしょうか。デザインと言えば、センスは否定できないものです。
わたしも尊敬しているデザイナーさんの記事で「デザインのセンスについて軽視されている」ということを問題視するものがありました。わたしもデザイン出身なので「デザインはセンスじゃない」と言っている事への気持ち悪さも共感できる部分がありました。
わたし自身がセミナーなどで「デザインはセンスじゃない!」と言っているので耳が痛くもあり…。
しかし、わたしが「センスじゃない!」と言いきっているのは理由があります。初学者向けのデザイン理論の話をするときです。
デザインの最初は原理を知るところからです。センスをいきなり入れてしまっても、原理がおかしければうまく行きづらいです。
はじめてデザインを学習すると「センス」の話題がでやすく、それによって苦手意識を持つのはもったいない。そのために、センスじゃない!というインパクトのある発言をしているんですね。
デザインの原理は日々の生活に当たり前のように浸透しているので、無意識に皆さんの奥底に染みついています。目立たせたい文字は大きくしますよね?これにも原理があるんです。センスではない。
無意識にやっていることは、ちゃんと理解できてないことがある。
体に染み付いているからこそ、ロジックで説明するとなるとうまくできないことがあります。考えるとき、なんで頬杖をつくのか。説明できますか?
頭は、首だけで支えるのには少し重いのです。だから、考えることに集中するとき、空いている手で支えようとするんです。
無意識でやってしまっていることろ、ロジックで説明できるようにするのには、原理をしっかり言語化しないといけません。
それができれば、デザイナーさんの仕事の意味も理解できますし、デザイナーさん自身が他の人の説明するときも、「この余白は、こういう意味なので、狭めない方が良いです」と伝えられるのです。
ベイビーステップが分かりやすい
テニス漫画ですが、主人公がデータを集めたり、言語やロジックでテニスを習得するのが面白いところです。
主人公が、元対戦相手にボールの打ち分けの技術について質問するのですが、「玉を放る感じ」と言われて、参考にならいと感じるんですよね。
他の人に改めて聞いて「上体を打ちたい方向に傾ける」と教わって理解がすすみます。
これと同じで、デザインを見るディレクターさんやエンジニアさんも、みんなが分かるカタチで、「デザインとは」を知る必要があり、それがロジックを用いた解説手法なのです。
7月14日から毎週授業は行なわれるので、ぜひスクーでお会いしましょう!