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「韓国の家計負債は低金利では解決しない…変動金利を固定金利に変えるべき」(1)
2015年07月08日11時00分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
| ロバート・マートン教授(71) |
超低金利が続き韓国の家計負債が急激に増加している。韓国銀行によると5月に家計負債は8兆5000億ウォンほど増えた。過去最大だ。全家計貸付残高768兆2000億ウォンの半分以上が住宅担保ローンだ。マートン教授は「家計単独で負債負担を背負っている。1日も早く負債爆弾が爆発する前に危険を減らせるシステムを構築しなければならない」と助言した。
――家計負債は金融システムリスクに発展するだろうか。
「問題は負債負担を家計がすべて抱えているという点だ。庶民が金利が低いからと住宅担保ローンを増やし資産の大部分が住宅に縛られている。結局利率上昇と住宅価格下落によるリスクにさらされている。政府が立ち上がって家計の負債負担を移転しなければならない。長期的な観点からも今回の機会を通じ家計負債問題を解決できるシステムを作らなければならない」
――解決策はあるか。
「構造的な金融システムが変わらなければならない。まず住宅担保貸付の利子が突然上がるリスク要因をなくさなければならない。貸付金利を変動金利から固定金利に転換しなければならない。韓国政府が安心転換貸付などで固定金利貸付を増やしたことはよかった。韓国政府はさらに積極的に住宅担保貸付の金利を固定金利に変えなければならない」
「韓国の家計負債は低金利では解決しない…変動金利を固定金利に変えるべき」(2)