千の証言・投稿:<空襲>3歳で一生の恐ろしさを体験=横浜市旭区・綿貫昭三さん(73)
2015年07月06日
終戦前の体験。空爆のたびに(横浜市保土ケ谷区にあった)自宅裏山の防空壕(ごう)へ逃げ込んだが、間に合わない時は家の仏壇の前で布団をかぶり皆で震えていた。爆弾が玄関を突き破り、土間に着弾、憲兵隊が来て土間を深く掘り下げたこともあった。
・三歳のわれが一生の恐ろしさ体験したる空爆の音
・空爆の音の凄(すさ)まじおのもおのも布団被(かぶ)るに震え止(や)まざりき
・横浜の茜(あかね)射(さ)す空遠く見てほっとしたるは束(つか)の間の事
・三歳のわれがきれいと指差しし横浜の空燃えていたのだ
(1945<昭和20>年5月29日、横浜大空襲)