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【政治】

自民国対委員長「安保法案 全て理解は不可能」 来週採決を強調

 自民党の佐藤勉国対委員長は七日の記者会見で、安全保障関連法案に関する政府の説明が不十分だとの声が、各種世論調査で八割を占めていることについて「皆さん(報道陣)も含めて、全て理解するなんてことはちょっと不可能だと思う」と述べた。同時に、世論の動向にかかわらず衆院特別委員会で来週にも法案を採決し、衆院通過を目指す考えを強調した。

 佐藤氏は、特別委が十三日に予定する中央公聴会を終えれば「審議時間は百五時間を超える。一つの区切りが生まれてくるのではないか。質疑も出尽くした感がある」と指摘。法案が衆院を通過しても「別に議論が止まるわけではない。国民に理解いただけるような行為はしっかりとさせていただく」と説明した。

 谷垣禎一幹事長も七日の記者会見で「審議時間も相当積み重なっている。そろそろ出口(採決)を探る時期に来ている」と述べた。

 安保法案をめぐっては、特別委が六日にさいたま市と那覇市で開いた参考人質疑で、与党推薦の参考人からも「国民の理解が深まっていない」との意見が出ていた。

 

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