千の証言・投稿:<空襲>死体より怖かった「無感覚」=兵庫県宝塚市・鞍本恵美子さん(78)

2015年07月06日

 私は当時8歳だった。1945(昭和20)年3月17日、神戸は大空襲を受けた。その日、私たちの一家は大阪へ行っていた。

 18日朝、神戸へ帰ってきた時、阪神電車を降りた私の目に映ったのは、焼けこげた元町商店街だった。全焼した大通りの両はしに黒こげの死体がいくつもならんでいた。

 死体も怖かったが、いくつも死体を見ているうちに、何も感じなくなったのがもっと怖かった。

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