思いつきのメモ帳

2015-07-08

[]「比較」を「なぞらえている」とか「同じと言ってる」などと読むほうが雑だろう。


法華狼さんの
アウシュビッツで強制労働がおこなわれたことを認めながら、軍艦島では給料が出ていたからと強制労働を認めない人々へのはてなブックマークでの反応を見ての感想。


ブコメの多くが、韓国側や法華狼さんが軍艦島アウシュビッツとなぞらえてるかのごとき読み方をして批判している。


しかし、エントリで提示された文章やリンク先を読めば、韓国側も法華狼さんも軍艦島アウシュビッツと同じと言ってるわけではないことがわかる。法華狼さんが示したリンク先の記事でも次のように述べている。

世界遺産登録問題 韓国、土壇場で「強制労働」に固執か…ナチス収容所と比較も

 関係者によると、韓国側は委員会でも激しいロビー活動を展開。「軍艦島」の通称で知られる端島炭坑長崎市)をナチス・ドイツによるアウシュビッツ強制収容所と比較して、他国に理解を訴えたという。


比較、つまり韓国側は共通点と相違点を示すことで軍艦島での労働にはアウシュビッツでの強制労働にも通じる看過し得ない強制性があったと主張したと読解できる。

法華狼さんも

ナチスドイツ強制収容所と、大日本帝国産業革命は、もちろん何もかも同じというわけではない。なりたちに違いがあるし、差別のあらわれも、戦後の歴史認識も違う。問題を理解するためには、それぞれの普遍性と固有性を知らなければならないだろう。

と述べている。

目の前にある文章を素直に読めば、軍艦島アウシュビッツを同じと主張していないことは明らかであり、「なぞらえている」とか「同じと言ってる」などと読むほうが雑だろう。

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