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 NHK放送文化研究所は7日、5年に一度実施している意識調査「日本人とテレビ」の結果を発表した。調査を始めた1985年から続いていたテレビ視聴時間の「長時間化傾向」が、初めて「短時間化傾向」に転じたという。

 休日をのぞくふだんの日に、ビデオやDVDの再生以外でテレビを見る時間では、「ほとんど、まったく見ない」人と30分~2時間の「短時間」視聴の人の合計が前回(2010年)の39%から今回は44%に増加した。一方、4時間以上の「長時間」視聴の人は40%から37%と減少した。年代別では、20~50代で「ほとんど、まったく見ない」人が増加し、最も多い20代では16%だった。(松沢奈々子)