東大寺東塔10年かけ発掘へ 14世紀焼失、再建見据え東大寺創建当初の七重の東塔の復元模型 奈良市の東大寺と奈良文化財研究所、奈良県立橿原考古学研究所は7日、過去2回焼失した東塔跡を中心に、今月から10年かけて境内の発掘調査を実施すると発表した。 将来的な再建も見据え、東塔の位置や規模、構造を確認するため、西塔跡なども発掘調査する。これまでレーダー探査などで調査してきたが、本格的な調査は初めて。 東塔は大仏殿の両側に西塔とともに創建時に建てられた七重の塔。東塔は1180年の南都焼き打ちで焼失し再建された後、1362年に落雷で再び焼失し、現在は基壇跡のみが残る。 東大寺は調査結果に基づき、東塔の整備方針を決める計画だ。 【共同通信】
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