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【世界遺産登録】
韓国外務省、松下村塾にも「問題意識持っている」 伊藤博文初代韓国統監らを輩出 当初は反対せず
【ソウル=藤本欣也】韓国の外務省報道官は7日の会見で、世界文化遺産への登録が決まった「明治日本の産業革命遺産」に松下村塾(山口県萩市)が含まれていることについて、「問題意識を持っており、世界遺産以外の多様な次元で対応を検討していこうと考えている」と語った。
韓国で松下村塾は、初代韓国統監の伊藤博文を輩出したことなどで知られる。「明治日本の産業革命遺産」23施設のうち、韓国が当初、登録に反対していた7施設には松下村塾は含まれていなかった。これに関して質問された同報道官は、「世界遺産委員会のレベルで(問題を)提起するのは効果的ではない側面がある」などと説明した。