6日の上海総合指数は2.41%上昇!!
中国株投資家のみなさん、こんにちは。
6日(月曜日)の上海総合指数は終値ベースでは上昇しているのですが、やや期待外れの値動きとなりました。
A株取引の寄付きは現地時間9時30分なのですが、その前に9時15分から25分にかけてプレマーケットがあり、値が付きます。その時点では、ほぼ全銘柄がストップ高のような状態でした。
寄付きはそうした状態から少し落ち着き7.82%高となったのですが、完全な寄付き天井となりました。後場寄り後には0.92%安まで売られたものの、大引けにかけては戻し、2.41%高で引けています。
朝方、強烈に買われたのには理由があります。
3日、先物を通じた売り仕掛けを厳しく取り締まるといった対策が発表されたものの、上海総合指数は5.77%下落しましたが、4日(土)、5日(日)、さらに2つの緊急株価対策が発表されたからです。
一つ目はIPOの延期です。3日には、10社のIPOが行われ、1兆元程度の資金が凍結された模様ですが、6日には凍結が解除されました。今回は全体で28社のIPOが予定されていたので、3兆8500億元程度の資金が凍結されると見られていました。
当面IPOが延期されたことで、資金ひっ迫の懸念は無くなりました。今後については中間決算の内容を加えなければならないため、すぐには再開されないでしょう。
2つ目は、証券会社が信用取引業務を行う際に証券会社に資金を供給することを主要業務とする中国証券金融股フェン有限公司に対して、資金調達ルートを多様化し、業務規模を拡大し、市場安定維持能力を増強させることを中国証券監督管理委員会は決めました。
中国人民銀行は多様な方法によって、中国証券金融股フェン有限公司の流動性を維持させるよう支援するなどと発表しています。
これによって、証券会社の信用取引業務が強化されることになります。
なお、日本の報道では、大手証券会社が4日、ETFを1200億元以上買入れるといったニュースを目にしますが、本土のニュースではあまり強調されていませんでした。
しかし、中国政府系の金融持ち株会社、中央匯金投資は5日、ホームページを通じ、「流通市場において、ETFを買い入れた。引き続き市場操作を行うだろう」と発表しています。
これまでのA株市場において、これほどの急落は初めてといっていいでしょうが、同時に当局の株価対策がこれほどまで必死であるのも初めてです。
6日の場中なのですが、社会保障基金理事会は電話を通じ、第3者を通じて株式で運用している部分について、一切売りを出さないように支持したそうです。
当局は、正にできることは何でもするといった態度です。
日本では、株価バブルが崩壊したといった報道が多いようですが、6日の上海市場の平均PERは18.61倍に過ぎません。過去9倍~60倍超まで幅広いレンジで動いていることを考えると、割高感はありません。
また、本土発の情報ですが、ゴールドマンサックスのストラテジストは、メディアの取材に対して、CSI300指数は1年以内に5000ポイントを回復する(6日終値は3998.54ポイント)と予想しているそうです。
今後6~12カ月の間、中央政府は、金融、財政政策や国有企業改革に力を入れることから、経済のファンダメンタルズは好転することなどを理由に挙げています。
本土系ETF、A株を所有の投資家の方は、もうしばらくの辛抱です。