タイで干ばつ被害、バンコクの水道水は1カ月で使い果たすか
2015年07月07日 19時47分
バンコク水利局によると、干ばつによる水資源の枯渇、海水の河川浸入を受け、バンコクの水道水は1カ月で使い果たす可能性があるという。「中央社」が7日に伝えた。
タイは10年ぶりの最も深刻な干ばつに見舞われ、政府は何とか各州の農業用水と生活用水の供給を確保し、2014年10月以降、政府は水稲栽培の停止をアピールした。
様々な措置を講じていたが、三大ダムの水位は依然として警戒線を下回る。ダムの貯水はバンコクの二大水源地の1つであるチャオプラヤー川からだ。バンコク水利局の局長によると、三大ダムの正常の貯水量は80億立方メートルだが、2014年11月のそれは50億立方メートル、現在は6億6000万立方メートルに過ぎないという。雨が降らなければ、ダムの貯水量は30日間の需要を満足できるだけだ。
雨水とダムはシャム湾の海水の浸入を阻むことができるが、干ばつ期間中に海水が上流に浸入し、チャオプラヤー川の水もしょっぱくなった。
タイ水利局は60キロリットルの飲用水を貯蔵し、用水を節約するよう呼びかけた。
(翻訳 王秋)
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