米Appleは7月7日(現地時間)、公式オンラインストアApple Storeに、ストアで販売するサードパーティー製iPhone/iPadケースの品質テストを紹介するページを開設した。
Apple Storeに並ぶケースは、すべてAppleの厳格なテストをパスしたものだけなので、どのケースでも端末に完璧にフィットすると保証している。
ページのトップの写真は、公式オンラインストアで「限定」タグが付いているロジクールの「Hinge Case for iPad Air 2」だ。
このページでは、Appleがケースメーカーに対し、本体のデザイン、カメラ、音響性能、Touch IDなどの各種センサー、通信機能を損なわないように設計するよう厳しい基準を設け、検証していることを説明している。
Appleが周辺機器メーカー向け認証プログラム「MFi ライセンスプログラム(Made For iPhone/iPad/iPod)」をサードパーティーに課していることは知られているが、一般向けの公式ページで品質テストについて紹介するのは初めてのことだ。
米9TO5Macによると、Appleは近く、実店舗のApple Storeで販売するサードパーティー製周辺機器の種類を現在より減らし、販売する製品についてはそのパッケージをAppleがデザインしたものに統一する計画という。
一連の変化には、7月1日付で新設の役職、「Chief Design Officer(CDO、最高デザイン責任者)」に就任したジョナサン・アイブ氏の意向が反映されているようだ。Apple公式サイトの同氏のプロフィールには「Appleにおけるすべてのデザインの責任者」であり、「すべてのデザイン」にはパッケージングや小売店も含まれている。
Copyright© 2015 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.