他人の行動を慎ませる事に、人生の全てを懸ける人っている
まるで自分の思考こそが、世界平和の為に役立つと思っているかのように。
しかも大抵そいつらは、地味で面白みのないを顔している。
肌ツヤも悪くて、変色したレモンのようで、見るからにストレスだらけだ。
みんなの場所でイチャつくのは辞めなよ
大昔、テレアポバイトをしていた頃に、そんなイチャモンをつけるオバサンがいた。
休憩室で、手を繋いで見つめ合っている十代カップルを発見するなり、憤怒の形相を浮かべて舌打ち。
過度な抱き合いとかしていた訳でもないのに、ただただ不快感があったってだけで、上司に報告して辞めさせていた。
独身で彼氏もいないから、幸せを前にすると怒りが込み上げるらしい。
そうしたストレスを消し去る為に、「配慮」って言葉を連呼して、幸せな人々を縛りつける。
不快感を元にした苦情は正しいと思い込む人
あからさまな被害が及んでいるわけでもないのに、被害者気取りで喚く連中が増えている気がする。
ちょっとでも気に障る相手がいたら、可及的速やかにこらしめてやろうとするその態度。
弱者を気取るもんだから、周囲も扱いに困る。
しかも、失うモノも何もないような奴らだから、下手に触ると全人生を捧げて突撃してくる。
まるで死ぬ間際のイノシシだよ。
自分の勝手な常識の目線で、人の行動を制限するのってどうなんだ?
混んでいない電車で、足を広げて座る少年。
サンマの蒲焼きの缶詰を、愛犬に食べさせる少年。
お祭り会場で浴衣姿の女の子に声を掛けて仲よさそうにしている少年。
どれも、やり過ぎず、人に迷惑が及ばない範囲ならなんら悪い事ではないと思うんだけど。
それともあれか?
自分が想像出来ないような、奇怪な動きをする人間が許せないのか?
信号待ちの最中に、筋トレを始めたりする変わった人を見つけたら、それに負けじと虫酸がスクワット始めるタイプなんだろうか。
でもそれらの行動って、どれも不穏な動きではないよね?
筋トレが終わったそいつに持ち上げられて、道路に投げられる訳でもない。
バンプアップしたゴツイ体を見せつけるようにポーズを決めてくるかもしれないが、危害は及加えてこないはずだ。
それなのに最近は、「みっともない」「目障り」「なんか嫌」などと、勝手な理由で相手を悪者扱いする人が増えすぎている。
そりゃ、爆薬とか得体の知れない薬瓶を持ってニヤニヤしている輩を見掛けて不快になるのは仕方ないけどさ。
ちょっとしたおふざけや、純粋な青春の荒れ狂いや、個人技的な変態行為は、許すべきだと思う
不快感なんて言葉を使い出したら、なんだって邪魔に見えるよ。
そんな事を口走るあんたらだって、地味な疲れ顔をこれでもかってぐらい見せつけて来るから、それだって不快って事になってしまう。
みんな、不快感を呑み込んで上手い事やってんだよ。
好き嫌いなくなんでも平らげるコモドドラゴンみたいに、強かに生きてんだ。
そんな生命力を低下させるような魔法の言葉である不快感を、多用するな。
本音と建て前の概念がないのか?
みんなが心情を解放する世界になったら、真っ先にあんたみたいなのは捕縛されて、ブタ箱に突っ込まれると思うぞ。
街中を練り歩く大型犬や、汚い服装で散歩しているヒゲ面や、奇声を上げるガキの群れだって、見ように寄っちゃ全部不快って事になっちまう。
なんでもありモードになってんじゃねぇよ、そう思って仕方ない。
不快感を武器にして、これ以上ぶち壊すな。
映画SAWでも見て心を落ち着かせてくれ。
人間の優しさや、助け合いの美しさ、そうした心理面を学ぶんだ。
きっと今からでも変われるよ。
「衝動」に支配される世界---我慢しない消費者が社会を食いつくす
- 作者: ポール・ロバーツ/神保哲生解説
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