2015年7月7日22時40分
大分県杵築(きつき)市で住宅が全焼し、子どもとみられる4人の遺体が見つかった事件で、一家の父親で現住建造物等放火の疑いで逮捕された海上自衛官、末棟(すえむね)憲一郎容疑者(40)が県警の調べに対し、火をつけた動機について「(単身赴任先に戻る際)妻が見送りに出てこなかったから」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、末棟容疑者は、3日夜から単身赴任先の広島県江田島市から家族が住む杵築市に帰っており、出火当日の5日夜に広島に戻る予定だった。県警は、家を出る直前に妻が見送りに出てこなかったことでカッとなり、突発的に火をつけた可能性があるとみて調べている。
末棟容疑者は5日午後11時55分ごろ、自宅の室内に放火し、全焼させた疑いがもたれている。捜査関係者によると、末棟容疑者は、ほぼ毎週末に単身赴任先から自宅に帰り、日曜深夜に広島に戻る生活を続けていた。今回も5日に広島に戻る予定で、出火当時は荷造りも済ませていたという。
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