不倫からはじまった恋・・執念、嫉妬、壮絶な結婚

今朝も朝から子供達は　ウキウキ嬉しそう！

沙織ちゃんが来ているから

毎日がお出かけ、イベントだ！


しかし

アトムは　沙織ちゃんにしっかり親として

いけないことは　いけない　と伝える日だ。


どんな風に言うんだろう・・・

私はチョット悪魔のように

食器を洗いながら耳をダンボにしていた。


「沙織～～

やっぱり、みんなが見てない映画にしようよ！

沙織だって、2回同じの観るのは嫌なんでしょ？」


またいつものように

沙織ちゃんはコクリと頷くだけだった。


すると

翔が

「いいんだよーーー

俺は同じ映画見るの　全然　平気だから～」

と沙織ちゃんを庇う。。。

しかし、昨日私に注意されているアトムは


「そうかぁ、翔は優しいな。

沙織もそういう優しい気持ちがないとなぁ」


沙織ちゃんは黙っていた。


翔だけは、あっけらかんとしていた。


そして、当初の予定通り

誰も見た事のない映画を観に行く事になった。


しかし、今日もアトムは仕事で一緒に映画に行く訳でもなく・・・


自分で面倒見れないなら、、、呼ばなきゃいいのに・・・

とも思ったり。。。


長男の時は、翔と仲良くしてくれたし

陸を可愛がってくれていたけれど


沙織ちゃんは、翔と仲良くする訳でもなく

陸を可愛がってくれる訳でもなく



声、態度には出さないものの


ったく・・・

観たくない　と言われながら

こんな子にお金払うのウザいわ！！

と内心思う心の狭い私がいたことは事実だった。



映画が終わって

「楽しかった？」

と聞くと

翔は普通に

「面白かったーーーー！！」

と言うが

沙織ちゃんは予想通り

またコクリと頷くだけ。。。。本当に張り合いのない子になってしまった。


帰りには

滅多に我が家では行かない

ゲームセンターに行った。


なんと　ここで

初めて沙織ちゃんは、一番嬉しそうにはしゃぎ出した！！

色々なやり方を知っていて、ゲームセンターには慣れているようだった。


しかし、

翔と沙織ちゃんに

1000円ずつ、と言って渡したのに・・・


どうもおかしい。。。

と思ったら

そこで沙織ちゃんは　自分の財布からまた出してゲームをしていた。


「俺は1000円で終わってしまっているのに

沙織ちゃんだけ、ズルイ。

俺もお年玉のお金、持ってくればよかった！！」


と翔が捻くれた。


確かに、沙織ちゃんは協調性の無い子だ。


「そろそろ　行こうか」

と声をかけて


ファミレスへ食事に行った。


ここでも、沙織ちゃんのことが私は目について仕方無かった。

家でも、外でも　翔の2倍は食べる。

けれど、「美味しい」　なんて一度も言わない。

まぁ、美味しいから食べてるんだろうけど

常に無愛想で、ただ　貰うものだけ貰う。


まったく、Ａ子さんそのもの。。。に見えて

恐ろしくさえ感じた。


家に戻ると、また沙織ちゃんはソファーの肘の部分に頭を乗せて

一人で占領して

もう1つのソファーにも翔が同じように占領して


陸も同じようにしたい　と愚図る。。。


夕食の支度どころではなかった。


あぁ。。。。


早く　アトム帰って来ないかな～～～～。


と心待ちにしていた。