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 気象庁は7日、気象衛星ひまわり8号の正式運用を始めた。最先端のカメラを搭載し、カラー映像が見られることで、天気予報の精度の向上などが期待されている。2022年ごろまで活用する予定。

 ひまわり8号では、積乱雲の発達や台風の目のほか、積雪や黄砂、火山灰などの様子が細かく観測できる。7号は5種類しか観測できなかったが16種類に増え、解像度は2倍になった。撮影間隔も、7号の30分間隔から日本付近では2分半間隔になった。

 運用開始式で、西出則武長官は「台風や集中豪雨の監視を強めるなどし、国民の安全、安心にいっそう貢献していく」と話した。