2015年7月7日19時45分
自民党国防部会は7日の会合で、防衛省が示した2015年版の防衛白書の了承を見送った。出席議員から「中国の東シナ海でのガス田開発をめぐる記述が少ない」などと指摘されたため。防衛白書の部会了承見送りは異例だ。
白書は今月下旬の閣議で報告される見通しで、この日の部会で了承手続きを取る予定だった。だが、部会長の佐藤正久参院議員が「中国の東シナ海でのガス田開発についての記述がほとんどない。外務省も防衛省も国民に知らせないといけない。安全保障法制に非常に大きく関わる」などと指摘。記述の修正を求める意見が相次ぎ、この日の部会で了承されなかった。
防衛省は対応を協議し、改めて部会で説明する。
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