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記者コラム 窓

石川方式

 県庁に取材した内容が特定の他紙に漏れたり、意表を突く対応をされたりする珍事を記者は「石川方式」と呼んでいるが、県が筆頭株主の「IRいしかわ鉄道」にも順調に引き継がれている。

 六月中旬、IR開業後の利用状況を県幹部に聞くと「数字はない。実態調査の具体的な予定はない」「前年のJR時代の数字が分からず比べられない」とのことだった。

 だが二週間後、特定の他紙に数字が詳しく発表された。三年前のJR時代との比較もあった。

 記者が説明を求めると、今年三月までIRで開業準備に当たった同じ県幹部は「鉄道会社が数字をまとめるのは当然。聞かれた時はまとまっていなかった」と回答。社名に込めた「愛ある」が泣く。 (松本浩司)

 

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