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リンゴ病の流行拡大 妊婦は特に注意を
7月7日 16時31分

リンゴ病の流行拡大 妊婦は特に注意を
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かぜのような症状のあと、ほおなどに赤い発疹が出る「伝染性紅斑」いわゆるリンゴ病が全国的に流行していて、国立感染症研究所は手洗いの徹底など注意を呼びかけています。
「伝染性紅斑」いわゆるリンゴ病は、子どもを中心に流行するウイルス性の感染症で、かぜのような症状のあと、ほおに真っ赤なリンゴのような発疹が出るのが特徴ですが、大人が感染すると関節痛などの症状も出て、特に妊婦では流産や胎児の異常の原因になることがあります。
国立感染症研究所によりますと、ことし全国およそ3000の小児科の医療機関から報告されたリンゴ病の患者は先月28日までに4万4728人に上り、過去10年で3番目に多くなっています。
都道府県別に1医療機関当たりの患者数を直近の1週間でみますと滋賀県で2.91人、長野県で2.54人、埼玉県で2.53人、福島県で2.41人、大分県で2.03人などとなっていて、当初、関東が中心だった流行が全国的に広がってきているということです。
国立感染症研究所の砂川富正室長は「4年前に次ぐ大きな流行になりつつある。患者が、周りにウイルスを広げる時期はほおが赤くなってリンゴ病だと分かる前なので、予防には日頃から手洗いを徹底することが大事だ。特に妊娠中の女性はリンゴ病の患者が出た保育園や幼稚園に出入りするのを極力避けるなど気をつけてほしい」と話しています。

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