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 米アップルが横浜市の事業用地の取得手続きを進めていることがわかった。大型施設を新たにつくり、iPhoneなどの主力製品向けの部品開発を本格化させるとみられる。今春に数十人規模で発足する日本の研究開発部門は、大幅に拡充する見通しだ。

 アップルが取得をめざすのは横浜市港北区のパナソニックの工場跡地で、2003年まで携帯電話などを生産していた。今は更地になっている。複数の関係者によると、約3万8千平方メートルの工場跡地を3区画に分けたうえで、一つをアップル側へ売却する方向で調整が進んでいる。

 取得した用地には本格的な研究開発施設が建つ可能性がある。完成は数年後となる計画で、近隣の再開発も進める横浜市などが近く発表する。アップル日本法人は「ノーコメント」(広報担当)としている。