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 ユネスコの世界文化遺産登録をめざす百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群。その一つで、国の史跡の「いたすけ古墳」(堺市)に住むタヌキの一家が人気を集めている。

 堀の周りはフェンスで囲まれて天敵もなく、全長146メートルの古墳を独り占め状態。堀を泳いだり、えさをねだったり、野生とは思えないマイペースぶりだ。

 数が増えると、土を掘って史跡を傷つける恐れもあるが、市は「今は軽微」と静観。国内推薦の決定は今月末。タヌキと融合した世界遺産の誕生なるか。