第4回 急騰中の車両取得権。しかし高級車だらけのシンガポール
■急騰中の車両取得権
地元紙「ザ・ビジネス・タイムズ」は1月9日の記事で「車両を取得
する権利(=COE)」の価格が跳ね上がったと伝えた。
シンガポールで自動車を購入するには日本で購入する場合に比べ3~4倍
のコストがかかる。
国土が狭いシンガポールでスムーズな道路事情を確保するため前述の
COEほか様々な税金がかかるしくみになっているからだ。
シンガポール政府陸運局は道路事情や現在登録されている車両台数、
また廃車となる台数を鑑みながら毎月2回発行するCOEの数を調整して
いる。
COEは車の排気量や自家用車/商用車別にカテゴリが異なり、自動車
ディーラーはこの権利を取得するために入札を行う。その需給関係に
おいて価格が決定することになる。
今回の「ザ・ビジネス・タイムズ」のニュースでは前回が中国正月前
でしばらく間が空いたこと、またこの間ボーナスを受け取った人も多く、
自動車ディーラーはこぞってプロモーション活動を展開し、受注が
増えた結果入札の価格が跳ね上がったものとしている。
■シンガポールの車両に関する政策
このCOEのほかにかかる費用として車両本体価格はもちろんのこと、
車両にかかる関税、車両本体価格の110%の金額となる追加登録税、
道路税、登録料、自動車保険などがかか結果、購入時における総コスト
が他国と比べ非常に高くなる。
ただし、この追加登録税については新規登録からの年数に応じて
差し引かれた残りの金額が価値として残る。
具体的には廃車にしたり、登録を抹消して輸出する場合には所定の
金額が陸運局から戻ってくる。COEの期限である10年に達すると
「スクラップバリュー」という数千ドルの金額が払い戻され、車両
は基本的に強制的に廃車もしくは輸出されることになる。
一度自動車を取得した後も課税は続く。
街のそこここにERPと呼ばれる渋滞緩和ためのゲートが設置されて
いる。ERPはElectric Road Pricingの略。路上で電子課金しますと
いうことだ。
全ての自動車に設置された「Cash Card」を装填するためのガントリー
が添えつけられ、ERPを通過する場合はそのカードから自動的にその
時間帯の金額が差し引かれる仕組みとなっている。
このようにしてシンガポールの道路事情はスムーズさの維持が図られ、
ほとんど10年以上の古い車をみかけることはない。
■高級車だらけのシンガポール
以上の様な事情から自動車を購入することは諸外国に比べ大変な
ハードルとなるが、どういうわけかシンガポールは沢山のベンツ、
ポルシェ、そしてフェラーリ、ランボルギーニを見かける。
そのドライバーたちは余裕綽々だからなのだろうか、もしくは
見栄っ張りだからなのだろうか、もしくは「もともと高額なので
そこまで行ったらいっしょ」と考えているのだろうか。
なかなか推し量り難い。
(岩田 弘志)
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