セブン銀行は7日、米国のセブン―イレブン店舗で2017年7月からATMの設置を始めると発表した。7800店以上ある店舗全てに原則1台ずつ設置する。セブン銀は12年に米ATM運営会社を買収、全米に6300台強を設置しており、台数は2倍以上に増える。米国でのATMサービス網が大きく広がる。
日本の大手銀などのキャッシュカードも使えるため、米国を訪れた日本人旅行者がお金を引き出すこともできる。
セブン―イレブンの米国の店舗は現在、他社のATMを設置している。17年7月で契約が切れるのに伴いセブン銀のATMに半年程度かけて置き換える。投資総額は数十億円にのぼるとみられる。
セブン銀はATMの手数料を主な収益源としている。運営規模の拡大によってコスト競争力がつき収益力が増す見込み。
米国の需要を調査し、現地の生活に合ったサービスを展開する。
セブン銀行、ATM、セブン―イレブン、ATMサービス網、ATM会社