[この記事は Jake Leichtling、拡張機能プラットフォーム プロダクト マネージャーによる Chromium Blog の記事 "Continuing to protect Chrome users from malicious extensions" を元に、北村が翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

Google は常にユーザーのセキュリティに気を配りながら Chrome 拡張機能を改善し続けています。2014 年 5 月、Google は Chrome ウェブストアの拡張機能を強化し、Windows ユーザーを保護する新しい方針を発表しました。結果は良好で、意図せずインストールされた拡張機能をアンインストールするサポートのリクエストが 75% 低減されました。今後数か月で、この保護をすべての Windows ユーザーと Mac ユーザーに広げていく方針です。

この方針は従来、開発時の自由度を保つため Windows デベロッパー チャンネルには適用されていませんでしたが、残念ながらストアで取り扱われない不必要な拡張機能をデベロッパー チャンネルにインストールする悪意のあるソフトウェアが見られました。このソフトウェアの影響を受けると、選んでいない Chrome チャンネルで悪意のある拡張機能がインストールされてしまいます。こうした事態を避けるため、5 月 13 日より、この方針をすべての Windows チャンネルに適用し始めました。Mac でも同様に、2015 年 7 月よりこの方針をすべてのチャンネルで適用していきます。

デベロッパーの皆さんには、開発時のローカル拡張機能のインストールは引き続きご利用いただけます。同時にビジネス版の方針に則ったインストールも引き続きサポートいたします。ご自身のウェブサイトから直接拡張機能をインストールできる機能はインライン インストールでご利用いただけます。問題が発生したり、拡張機能が誤って無効になったりしていると思われる場合は、サポート フォーラムでお問い合わせください。まだ Chrome ウェブストアにない拡張機能を開発した場合、是非すぐにでも送信してください。

拡張機能のプラットフォームではChrome を最大にご活用いただける多くの便利な機能をお使いになれますが、悪意のあるソフトウェアの影響を受けず、安全にご利用いただくことがとても重要です。この保護の強化は Chrome ユーザーがさらに安心してウェブの閲覧を楽しめるようにするための 1 つのステップといえます。

Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Teams