磯部征紀
2015年7月7日07時32分
全国の国税局査察部が2014年度に摘発した脱税事件は180件で、脱税額は計約150億円にのぼった。国税庁が6日、発表した。前年より5件減ったが、脱税額は約5億円増えた。
摘発のうち、悪質で検察庁に告発したのは112件。告発した業者は不動産業が16と最多で、クラブ・バー10、建設業8と続く。景気回復による住宅需要などが影響したとみられる。
名古屋国税局の事例では、調査先の自宅にあった段ボール箱に約5億円が隠されていた。熊本国税局では、約3億5千万円が入ったスーツケースをベッドのマットレスの下で発見した。東京国税局でも、棚の下から計1億円の入った段ボール2箱が見つかった。(磯部征紀)
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