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川内原発1号機 核燃料を原子炉へ7月7日 11時52分
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九州電力が来月中旬の再稼働を目指している鹿児島県の川内原子力発電所1号機で、まもなく原子炉に核燃料を入れる作業が始まります。作業は4日間の予定で行われ、再稼働に向けた準備は最終段階に入ります。
川内原発1号機と2号機は、原発事故後に作られた新しい規制基準に去年、全国の原発で初めて適合しているとされ、現在、再稼働に必要な設備の検査を受けています。
このうち、検査が先行して行われている1号機で九州電力は、まもなく原子炉に核燃料を入れる作業を始めます。
原子炉建屋の隣の建物の燃料プールに保管されている157体の燃料をクレーンなどを使って1体ずつ原子炉に入れていきます。午前中、クレーンなどの設備が正常に動作するか点検が行われ、今のところ問題はないということです。
川内原発1号機は福島第一原発の事故の2か月後に停止したあと、おととし1月末にすべての燃料が原子炉から取り出され、原子炉に燃料を入れるのはおよそ2年5か月ぶりです。
燃料を入れる作業は今月10日まで4日間かけて行われる予定で、九州電力は作業員を入れ替えながら24時間体制で作業を進めることにしています。
その後、川内原発1号機の再稼働に向けた準備は最終段階に入り、九州電力は緊急用の設備の検査や重大事故を想定した訓練をへて来月中旬に原子炉を起動して、再稼働する計画を示しています。
このうち、検査が先行して行われている1号機で九州電力は、まもなく原子炉に核燃料を入れる作業を始めます。
原子炉建屋の隣の建物の燃料プールに保管されている157体の燃料をクレーンなどを使って1体ずつ原子炉に入れていきます。午前中、クレーンなどの設備が正常に動作するか点検が行われ、今のところ問題はないということです。
川内原発1号機は福島第一原発の事故の2か月後に停止したあと、おととし1月末にすべての燃料が原子炉から取り出され、原子炉に燃料を入れるのはおよそ2年5か月ぶりです。
燃料を入れる作業は今月10日まで4日間かけて行われる予定で、九州電力は作業員を入れ替えながら24時間体制で作業を進めることにしています。
その後、川内原発1号機の再稼働に向けた準備は最終段階に入り、九州電力は緊急用の設備の検査や重大事故を想定した訓練をへて来月中旬に原子炉を起動して、再稼働する計画を示しています。
反対派が抗議の集会
川内原発の周りでは、原子炉に核燃料を入れる作業が始まる前から再稼働に反対する住民などが集まり、抗議の集会を開きました。
集会には、川内原発の再稼働に反対している地元住民や県内外の反原発団体のメンバーなどおよそ100人が集まりました。
地元の薩摩川内市で原発に反対する活動を行っている市民団体の代表の鳥原良子さんは「福島で起きたことは川内原発でも起こりうる。これからの世代を担う子どもたち、若者たちのためにも、再稼働は絶対に許してはいけない」と訴えました。
この後「再稼働反対の世論や脱原発の声を全く受け止めない九州電力のかたくなな姿勢に激しい憤りを覚える」とする抗議文が読み上げられ、集まった人たちは「住民の声を聞け」などとシュプレヒコールを上げました。
原発のゲートの前には20人以上の警備員が配置され、ものものしい雰囲気のなか、参加した人たちは「核燃料の装荷(そうか)は事故への一歩」と書かれたプラカードを掲げるなどして、抗議していました。
鳥原さんは「事故が絶対に起きないと言い切れないなかで再稼働に踏み切ることは到底、受け入れられません。住民一人一人が反対の声を上げ、なんとしても再稼働を阻止したい」と話していました。
集会には、川内原発の再稼働に反対している地元住民や県内外の反原発団体のメンバーなどおよそ100人が集まりました。
地元の薩摩川内市で原発に反対する活動を行っている市民団体の代表の鳥原良子さんは「福島で起きたことは川内原発でも起こりうる。これからの世代を担う子どもたち、若者たちのためにも、再稼働は絶対に許してはいけない」と訴えました。
この後「再稼働反対の世論や脱原発の声を全く受け止めない九州電力のかたくなな姿勢に激しい憤りを覚える」とする抗議文が読み上げられ、集まった人たちは「住民の声を聞け」などとシュプレヒコールを上げました。
原発のゲートの前には20人以上の警備員が配置され、ものものしい雰囲気のなか、参加した人たちは「核燃料の装荷(そうか)は事故への一歩」と書かれたプラカードを掲げるなどして、抗議していました。
鳥原さんは「事故が絶対に起きないと言い切れないなかで再稼働に踏み切ることは到底、受け入れられません。住民一人一人が反対の声を上げ、なんとしても再稼働を阻止したい」と話していました。
経済産業相「やっとここまできた」
宮沢経済産業大臣は7日の閣議のあとの会見で「政府としては新たな規制基準に適合していると認められた原発は再稼働を進めていく方針であり、最初の再稼働がやっとここまできたという思いだ」と述べました。一方で、原発の安全性を確保するための対策について、安全のための取り組みに終わりはないとしたうえで、「常に安全を求めていくことが、事業者、地方自治体、それに政府にとって大事なことだ」と述べ、今後も力を入れていく考えを強調しました。