5月下旬。
番組に…岐阜県の城下町に突然謎の巨大構造物が出現したというのだ。
住民も驚いた!奇妙な構造物の正体とは?取材を進めると今同じ構造物が全国各地で出現している事が判明。
中で行われていた事とは?大変な感じですよ。
本当に。
2〜3日で出来たとか言ってましたよ。
結構大きかったですよね。
世界中で広がってるとか言ってましたよ。
さあいきましょうか。
タイトルこちらドン!これ巨大って言いながら…2〜3日で出来るんだからさ。
いやいや。
これはまた掘ると油田のような話でございましたよ。
これどういう事かといいますと60代の女性の方朝出かける時は何も異変に気付かなかったんです。
夕方帰ってこの顔です。
家の近所の空き地にド〜ンと謎の建造物がそびえ立っていた。
しかも目の前でどんどん大きくなっているではありませんか。
これは一体何なのか調べて下さいという依頼なんですが…。
さあ真相を突き止めていくと意外や意外今の日本がまた見えてまいります。
そうなの?まいります!所さん!大変ですよ。
町なかに突然現れた巨大構造物とは一体何なのか?正体を探るため情報を寄せた女性のもとを訪ねた。
そこは市役所から程近いオフィス街の一角にあった。
あれが地域住民を驚かせた謎の構造物なのか?近づくとそこには武骨な四角い箱が積み上げられていた。
どう見てもこれは…。
一体誰がどんな目的で造ったのか。
(取材者)すいません。
ちょっと…NHKの者なんですけどもこれ何の建物なんですか?建築日数僅か2日!?しかも…。
えっ中古!?確かによく見ると雨風にさらされ使い古された痕跡があちこちに目立つ。
でも一体なぜ中古のコンテナでオフィスを造ろうと思ったのか?聞くとこちらの会社もともとは築50年の木造住宅をオフィスにしていたという。
老朽化が進んだため建て替える事になったのだが社員6人の小さな会社が出せる費用は限られていた。
その時。
建築雑誌で目にしたのが中古コンテナ。
注目した大きな理由はその値段にあったという。
早速3階建てのビルを建てるため中古コンテナ7台を140万円で購入。
それを2日で積み上げ更に建築基準を満たすための工事などを加えていった。
それでも鉄筋コンクリートと比べて安く同じ規模のビルを造る事ができたという。
町なかに突然現れ住民を驚かせた謎の巨大構造物。
その正体は中古のコンテナを再利用して造った格安オフィスだった。
それにしても中古のコンテナとはいえどうしてそんなに安いんだ?その謎を解くためディレクターが向かったのは中古コンテナの販売会社がひしめく港町横浜。
こんにちは。
よろしくお願いします。
NHKの者です。
訪ねたのは大手販売会社。
でかいっすね。
港の外れに所狭しと積み上げられた中古コンテナ。
その数200台以上。
中でも一番の売れ筋は全長およそ6メートルの中型のコンテナ。
先ほどのオフィスに使われていたのと同じサイズで価格は一台20万円だという。
すると担当者が意外な言葉を口にした。
20万円でも高い?担当者によればここに並ぶコンテナはもともと海運会社が所有。
精密機械や家畜用の飼料などを運ぶために使われていた。
しかし…。
輸送用としての役目は12年ほどで終わるという。
そこでこの販売会社不要になったコンテナを破格の安さで購入。
それに若干の補修を施し主に倉庫用として長年10万円台で販売してきたという。
それがなぜか最近オフィスなど思いもかけない目的で使われるようになり値段が高騰しているという。
中でも担当者が驚いたのは…。
何?ここに人が住めるというのか?ん?数日後。
ディレクターが本当に中古コンテナで造られた賃貸物件を発見。
早速その物件を扱っているという不動産会社を訪ねてみる事に。
こんにちは。
コンテナハウス?そんなにコンテナに住みたい人がいるのか?なぜか最近問い合わせが相次いでいるというコンテナハウス。
その訳を聞くと2DKで家賃が…。
聞けばこの地域の相場に比べて4割近く安い地域最安値だという。
しかしあの中古コンテナを本当に家に利用していいのか?すると女性が一枚の紙を見せてくれた。
建物の確認済証。
前橋市の建築主事の確認印が押してある。
建築基準法を満たしているのは間違いないようだ。
コンテナハウスとは一体どんなものなのか?それは市の中心部から車で30分の場所にあった。
(取材者)あれ見えてきましたね。
でもちゃんと窓とかあったりとか室外機があるからエアコンとかもあって…。
空いている部屋を見せてもらうと…。
間取りは確かに2DK。
6畳ほどの洋室2部屋とキッチントイレ更にユニットバスまでついている。
実はこのコンテナハウス元は知り合いからタダ同然で購入した中古コンテナ。
それを建築基準法を満たす住居に改造したものだという。
だから家賃も格安なのだ。
現在コンテナハウスには20代から70代までの住民33人が暮らしているというのだが…。
不動産会社の担当者が4年前から1人で住んでいるという住民を紹介してくれた。
67歳のこちらの女性。
以前は町なかのアパートに住んでいたという。
ここに移り住んできたその訳は…。
女性によれば今は年金と生活保護費に頼る暮らしだという。
食費や病院の通院費用があり3万円の家賃がギリギリだという。
(取材者)コンテナってちょっとシンプルな箱じゃないですか。
聞くとほかにも単身の高齢者や生活保護受給者が大勢町なかから移り住んでいるという。
取材中別の住民に出会った。
コンテナにお住まいの方って取材させてもらってるんですけど。
そうなんですか。
すいません。
お邪魔致します。
コンビニエンスストアでアルバイトをしているという40代の女性。
コンテナハウスを選んだ理由は?かつては別のアパートに暮らしていたという女性。
いつも隣人の物音が気になり落ち着かない毎日だったという。
その点コンテナハウスは一戸ずつ分かれていて遮音性にも優れているので女性にとってはありがたかったという。
安くて頑丈そして密閉性に優れた中古のコンテナが複雑な事情を抱えた人たちの暮らしを支えていた。
30億円ですか!?このあと中古コンテナを使って大きな利益を上げたという謎の人物が登場。
スクラップ寸前のコンテナが大変身。
その秘密が明らかに!コンテナですか。
使われてますね。
だって廃棄するようなコンテナでしょ?ただですね何でも中古のコンテナで建築物にしていいっていう訳ではなくて日本の建築基準法では鉄骨を使った建築物を造る場合にJIS規格という規格の鋼材を使う事になってるんですが中古コンテナというのはISO規格という世界標準の別の規格で造られているんです。
ですから中古コンテナを使う場合には柱や梁など建物を支える主要な部分にJIS規格の鋼材を補って自治体から建築確認を取る必要というのがあるんだそうです。
え〜っ?どちらに…おうち?沖縄に。
いろんなものを入れとくのに。
(久保田)でも目の付けどころがやっぱり。
スタジオには今日も専門家の皆さんにお越し頂いています。
コンテナについてお話のある方。
あるんだ。
あるんだ!
(久保田)何を聞いても皆さん…。
澤口さんお願いします。
私からですか?実は人間って…分かれるんですか?そういう方が好きな方ってああいうの本当好きで…隅っこの角がいいなとか。
(牛窪)今実は…コンテナ族と呼んでもいいような人たちなんですけれども今日はちょっとVTRありますのでこちらご覧下さい。
こちらは東京・町田なんですがここにおよそ100台のレンタルコンテナが並んでるんですね。
ここになんとひっきりなしに50〜60代の男性がやって来ると。
自分の部屋なんだ!
(牛窪)そうなんです。
このように本とか雑誌ずら〜っと並べたりですねあとはラジコンとかですねこういうものいじったり男性が好きなバイクですね。
実は男女ともに今サード・プレイスっていうのが重要だなっていうおうちと会社の間にこういうものがあると精神的にリラックスしたりっていう事をいわれてるんですけど…もう落ち着ける場所トイレぐらいしかないっていう60代の方もいっぱいいらっしゃる。
やっぱりこういう場所っていうのは…
(モーリー)コンテナハウスっていう話がありましたけど海外はもっとスケールがでかいんです。
こちらをご覧下さい。
ジャ〜ン!何?これ。
中国は北京オリンピックや上海万博に向けて特需がありましたので2000年代の中頃から世界一コンテナを使う消費国になっていたんですね。
…で大量の中古のコンテナがどんどんあふれてしまったと。
じゃあ住宅にするしかないと。
(久保田)これはしごで上るんですかね?
(モーリー)創意工夫だと言ってました。
なんとか上るんじゃない?さあ所さん。
何?続きがございます。
コンテナの前で笑顔だったこの人。
中古コンテナをうまく使ってど〜んと成功したんだそうです。
調べてみました。
意外な使い方です。
所さん!もっと大変ですよ。
一体どうやって中古のコンテナで大きな利益を上げるというのか?あっあれコンテナですね。
ああ…あれコンテナ…でっかい。
訪ねた先にあったのはこれまでとは違う謎の機械がついたコンテナ。
ひょっとしてこの機械が鍵を握っているのか?こんにちは〜。
現れたのは30代の男性。
聞くとこのコンテナの中であるビジネスを展開しているという。
中で一体何が行われているのか。
何だ!?このSF映画のような空間は!お邪魔します。
そこにあったのは…。
聞けばここは野菜の苗を育てる生産工場。
1平方メートル当たりなんと年間5万本育てる事が可能だという。
この驚異の生産量を実現させたのがもともと生鮮食品を運んでいたこの冷凍冷蔵用の中古コンテナだった。
男性はそこにスプリンクラーや光合成を促す照明を取り付け苗工場に改造。
現在23台のコンテナを一日も休まず稼働させているという。
その売り上げが年間30億円。
これが大きな利益を生む中古コンテナの真相だった!しかし…。
男性はなぜわざわざ中古の冷凍冷蔵コンテナで苗を作る事にしたのか?農業用ハウスでは駄目なのか?3年前まで主に農業用ハウスで苗を育てていたというこの会社。
しかしそのころ大雪やひょう猛暑など異常気象が度々発生。
苗の生育が遅れたり枯れてしまう事が相次ぎ経営に深刻な影響が出たという。
その時偶然中古の冷凍冷蔵コンテナが販売されている事を知った男性。
調べてみると細かな温度設定が自由にできる事が分かった。
これを農業用ハウスの代わりに利用できないか。
男性は90万円で1台購入。
コンテナの中で苗を育ててみた。
すると頑丈な造りで外の天候や気温の影響を受けない。
しかも…。
男性はその後コンテナを買い足しながら苗の生産量を年間3,000万本まで増やしていったという。
調べてみると中古の冷凍冷蔵コンテナを使ってアワビの養殖を行う業者が熊本県にある事も分かった。
船の上から陸の上へと活躍の場を移した中古コンテナ。
人々の切実なニーズがその可能性を広げていた。
はあ〜!うまい事いきますね。
このコンテナ使う事まさに今だなというのを感じさせる写真を一個ご紹介します。
これです。
宮城県女川町で今も使われている仮設住宅なんですが中古のコンテナを使っています。
ああ〜なるほど。
地震や津波で大部分が被害を受けましたから建てる土地が少なくて困っていたんですね。
2階3階と積む事ができるコンテナハウスというのが非常に重宝されていると。
仮設で2階3階があるって極めて珍しいんですって。
いいじゃないですか。
いろいろ使えそうだし。
物質がありましてチロシンっていう物質を大量に摂取すると創造性が高まって何かこれがいろんなのに使えるんじゃないかっていう…。
そういう思考を高める食材があるんですよ。
将来例えばこういうのがどんどんもっともっと便利だなってなってきて…
(久保田)梱包がいらない。
ねえ!所さんすごい!そっちの思考が。
かつお節?多分食べてるんじゃないですかね。
かつお節食べてるっていうとこういうイメージあるけど。
今日は冷蔵の中古が90万円って情報入っちゃいましたからね。
冷蔵も?いいな〜と思って。
何でそっちにしなかったんだろう。
そっちの方がいいよね。
エアコンつけなくていいんだもんね。
感心しちゃった。
2015/07/02(木) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
所さん!大変ですよ「謎の“コンテナ族”出現」[字]
ある城下町に突然現れた謎の構造物。正体は貨物コンテナを組み合わせた奇妙なオフィスだった。調べてみると“コンテナ団地”も発見。住民たちの抱える複雑な事情とは?
詳細情報
番組内容
ある城下町に突然現れた謎の構造物。正体は貨物コンテナを組み合わせた奇妙なオフィスだった。調べてみると“コンテナ団地”も発見。住民たちの抱える複雑な事情とは?
出演者
【司会】所ジョージ,久保田祐佳,徳永圭一,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【語り】吉田鋼太郎
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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