金本有加、斎藤徹
2015年7月7日09時31分
岩手県矢巾町又兵エ新田のJR東北線矢幅駅で5日午後7時半ごろ、盛岡発一ノ関行き上り普通列車(4両編成)に、県央部に住む中学2年の男子生徒(13)がはねられ、まもなく死亡が確認された。紫波署によると、生徒は1人で駅構内にいたとみており、飛び込み自殺を図った可能性があるとみて調べている。学校は、生徒をめぐりいじめなどのトラブルがなかったか調べることにしている。
生徒が通う中学校の校長によると、生徒は3日、発熱があるとして学校を休んだ。運動部に所属しており、4、5の両日も部活動を休んだという。最近、生徒に特に変わった様子もみられなかったという。いじめがあったかどうかについては「今のところ、いじめがあったという情報はない」と説明している。
学校が亡くなった生徒の保護者に聞き取りをしたところ、「担任との連絡ノートに『同級生から悪口を言われた』と書かれており、特定の生徒からいじめを受けて悩んでいた」と語ったという。
この中学校では7日、全校生徒を対象に、亡くなった生徒へのいじめなど、何らかのトラブルを見聞きしたかどうかなどを尋ねるアンケートを実施し、事実関係を調査することにしている。(金本有加、斎藤徹)
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