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(5日、日本2―5米国 サッカー女子W杯)

 悪夢のような16分間だった。

 前半3分。米国は右コーナーキックで低い球をゴール前へ入れてきた。走り込んできた米国の点取り屋・ロイドには、だれもついていなかった。「何かやってくるとは感じ取っていたが、対処できなかった」と有吉佐織。シュートはワンタッチで決められた。

 「切り替えていこう」。声をかけ合った2分後、自陣左の相手フリーキックから自陣ゴール前で混戦になり、またしてもロイドに蹴り込まれた。