仕事中にガストから「芋が安いよ!」と通知が来た。スマホアプリで見ると、なるほど安い。ほかにもいろいろ安い。というわけで、仕事帰りにガストに行ってみた。夕飯を外で、となると、なんとなくうどんだったりカレーだったりしたので「ファミリー」レストランからは足が遠のいていた。昼食なら選ぶんですけどね、ガスト。日替わりがあるから。
19時ごろに入店してびっくりした。若い子たちがいっぱいいる。こんなに若い子がいたのか、と驚くばかりだ。ふざけて木の皮をはがしたらテントウムシがいっぱいいた感覚だった。安くて、テーブル席で、食べるだけの雰囲気じゃなくて、居てよくて、のように居場所がほしい若い子たちにはファミリーレストランは格好の選択肢なんだ、と教えられた。おっさんだとすぐに居酒屋にいくもんなー、それくらいの金はあるから。なんか酒を飲みたいし。夕飯にファミリーレストランを選ばない理由は酒がないからか。メニューを見ればなくはない。ただ肴は少ない。刺身は当然ないし、冷やしトマトもない。当たり前だが。俺が彼らくらいの自分はファミレスは近くになかった。岡山の山奥にはなかったんだよ。
あと、1人で来てる奴なんていない。おっさんなんていない。それどころかしっかりご飯を食べてる客はいない。みんな軽い。となるの高校生4人組は全員が芋、から揚げ、ポテトグランとぜんぶ割引クーポンメニューだ。金はないけど食べたいもんなー。そりゃそうなるわ。
通された席の隣が女子高生2人組で、聞こえてくる話題はなんかさっぱりわからん。でも声が愉しそうだ。周りを見てもみんな楽しそうで、俺みたいに食事のみの雰囲気ではない。ここには井之頭五郎、吉田類は来そうにない。俺も来てよかったのか疑問だ。すこし離れた先ににいちゃん2人組はすごい姿勢で腰かけて、ただただスマホをいじり続けている。テーブルに上にはドリンクバーだけがある。それが愉しいんだろう。