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【プロ野球】

原監督 阿部をマンツーマン指導 必死の表情で30分以上

2015年7月7日 紙面から

原監督(左)から直接指導を受ける阿部=川崎市のジャイアンツ球場で(川越亮太撮影)

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 悩める背番号10に再び指揮官のメスが入った。巨人の原辰徳監督(56)が6日、ジャイアンツ球場での全体練習で、打撃不振に悩む阿部慎之助内野手(36)へ直接指導した。6月末の静岡遠征でも指導したが、阿部の打棒は湿りっぱなし。再生に向けて2人は必死の表情で汗を流していた。

 「少しやろうかということでやりました。いい汗をかいたということ」と原監督。意図ははぐらかしたものの、室内練習場での直接指導は指揮官が投げる球を阿部が打ち返す真剣勝負だった。スイングを見た原監督は近寄ってタイミングやステップなどのポイントを身ぶり手ぶりを交えてアドバイス。マンツーマン指導は30分以上も続いた。

 特訓は一刻も早くトンネルを抜け出したい気持ちの表れだ。6月28日のヤクルト戦(神宮)で4番に復帰してから21打数2安打2打点の低空飛行。1日の広島戦(東京ドーム)で4号ソロを放った以外はいいところがなく、5日までの中日2連戦(ナゴヤドーム)では安打すら打てなかった。

 しかし、混セを勝ち抜くには主砲の復調が必要不可欠。本来の姿を取り戻してもらいたいと願う指揮官はサポートを惜しまない。熱い気持ちは阿部にも届いている。「結果が伴わないならば、練習あるのみ」と語った背番号10。指導を受けた後も黙々とバットを振っていった。 (川越亮太)

 

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