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 プロ野球・広島は6日、被爆70年を迎える今年の8月6日にマツダスタジアムである阪神戦で、監督や全選手が背番号「86」のユニホームを着用すると発表した。セ・リーグの公式戦で選手らが同じ背番号をつけるのは初めて。

 8月6日への人々の思いや記憶の歴史が継承され、次世代に引き継がれるきっかけになることなどを願って企画された。ユニホームの胸に「PEACE」(平和)、背中に個々の名前ではなく「HIROSHIMA」の文字が入る。

 ユニホームに袖を通した前田健太投手(27)は会見で「すごく大切な日。記憶が薄れるのは悲しい。カープの選手として、野球を通じて全国の皆さんに伝えていきたい」と話した。