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プーチン大統領 “ギリシャ支援の立場”伝える7月6日 22時15分
ギリシャで行われた国民投票の結果を受けて、ロシアのプーチン大統領がギリシャのチプラス首相と電話で会談し、ギリシャ国民を支援する立場を伝えました。ウクライナ情勢で対立する欧米をけん制するねらいもあるものとみられます。
ギリシャの国民投票で、EU=ヨーロッパ連合などが求める財政緊縮策への反対が賛成を大きく上回った結果を受けて、ロシア大統領府は、プーチン大統領が6日、ギリシャのチプラス首相と電話で会談したと発表しました。
この中で、プーチン大統領はギリシャが直面する困難の克服に向けてギリシャ国民を支援する立場を伝えたほか、両国の協力関係をどう深めていくか協議したとしています。
さらに、大統領府のペスコフ報道官は地元メディアに対して「国民投票の結果を尊重する」と述べたうえで、今週8日からロシア中部のウファで始まる新興5か国で作るBRICSの首脳会議の場を利用して、中国などとギリシャへの支援について協議する可能性があることを示唆しました。
追加支援を巡るギリシャとEUの協議が難航することが予想されるなか、ロシアとしてはギリシャへの接近を図ることで、ウクライナ情勢で対立する欧米をけん制するねらいもあるものとみられます。
この中で、プーチン大統領はギリシャが直面する困難の克服に向けてギリシャ国民を支援する立場を伝えたほか、両国の協力関係をどう深めていくか協議したとしています。
さらに、大統領府のペスコフ報道官は地元メディアに対して「国民投票の結果を尊重する」と述べたうえで、今週8日からロシア中部のウファで始まる新興5か国で作るBRICSの首脳会議の場を利用して、中国などとギリシャへの支援について協議する可能性があることを示唆しました。
追加支援を巡るギリシャとEUの協議が難航することが予想されるなか、ロシアとしてはギリシャへの接近を図ることで、ウクライナ情勢で対立する欧米をけん制するねらいもあるものとみられます。