他人名義の健康保険証などを使って契約を偽装して携帯電話の通信回線を開き、スマートフォン(スマホ)「iPhone6」などを不正に入手したとして、大阪府警と滋賀県警の合同捜査本部は1日、ソフトバンクの携帯電話販売店員で中国籍の女2人を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。
合同捜査本部はこれまでに2人を含む計13人の中国人を逮捕。入手したスマホなどは約300台、被害総額は計約4000万円に上る。スマホは中国に持ち込まれ、転売されたとみられる。
1日に逮捕された王紅蕊容疑者(32)=兵庫県伊丹市柏木町1=ら2人の逮捕容疑は昨年10~11月、大阪市の家電量販店で、他人名義の健康保険証を使って計30回線を通信可能にした疑い。保険証は滋賀県に住む中国人から借りた在留カードを用いて入手したという。
王容疑者らは顧客1人当たり最大10回線の通信回線を契約できる同社の仕組みを悪用していた。
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