固定IPアドレスの設定
解説
Raspbian のIPアドレス設定は、デフォルトでは、DHCPとなっており、IPアドレスは自動で割り当てられます。
IPアドレスの自動割り当ては、外部からの接続に対して都合が悪いので、固定IPアドレスを割り当てます。
2つの設定ファイルを編集します。
Raspbian 付属の、nano というエディタで設定ファイルを編集します。
ログイン
Raspberry Pi を起動し、ログインプロンプトが表示されたら、
ユーザー名:pi
パスワード:raspberry
でログインします。
interfaces設定ファイルの編集
まず、interfaces設定ファイルの編集をします。
とコマンドを入力、実行し、設定ファイルを開きます。
「iface eth0 inet dhcp」行の「dhcp」を「static」に書き換え、その行の下に「address」行、「netmask」行、「gateway」行を追記します。
たとえば、
のように編集します。
編集し終えたら、
Ctrl + O
で上書き保存し、
Ctrl + X
で nano を終了します。
resolv.conf設定ファイルの編集
続いて、resolv.conf設定ファイルの編集をします。
とコマンドを入力、実行し、設定ファイルを開きます。
「nameserver 8.8.8.8」行の「8.8.8.8」を「DNSサーバーのIPアドレス」に書き換えます。
たとえば、
のように編集します。
編集し終えたら、
Ctrl + O
で上書き保存し、
Ctrl + X
で nano を終了します。
設定変更の適用
編集した設定ファイルの設定を適用します。
LANケーブルを Raspberry PI に接続します。
とコマンドを入力、実行すると、編集した設定ファイルの設定が適用されます。
設定変更の適用の確認
パソコンのコマンドプロンプトからpingを実行し、データが届けば、設定変更は正しく適用されています。
たとえば、
を実行し、データが届けば、設定変更は正しく適用されています。
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