Twitterでは継続的に「あると思うんだよなあ」とつぶやいているアイドルマスターミリオンライブのアニメ化という話題です。ミリオンライブのアニメ展開がどうなるのか、与太話ではあるのですが、妄想してみたいと思います。こちらの記事では全て敬称略で記載しています。

1.アニメ化はあり得るのか
結論から言うとミリオンライブもアニメ化はあると思っています。

アニメ版シンデレラガールズ(デレアニ)の1クール目も終わり、アニメ版アイドルマスター(アニマス)の再放送が順調に進んでいます。
デレアニの制作が大変な状況になったから急遽アニマスの再放送をすることにしたんだ、という声もありますが、テレビ局の枠を押さえるというのはそんなに簡単にいくわけではなく、放送枠だけははじめから一年通しで押さえていたものと思われます。おそらく本来の放送は、シンデレラガールズ25話分放送→10周年ライブ→アニマス25話分再放送であったと思いますが、制作スケジュールの問題で、シンデレラガールズ13話まで放送→アニマス13話まで再放送→10周年ライブ→シンデレラガールズ25話まで放送→アニマス25話まで再放送という変則的な流れになってしまったのでしょう。
バンナムがアニマスの再放送を単純に10周年だからということだけで実施するはずもなく、デレアニにおける765プロの扱いも含めて見ているといよいよミリオンライブもアニメ化、しかも10周年ライブ2日目で2016年1月からのアニメ化発表もあるかもしれない、と感じております。

ミリオンライブがアニメ化するにあたって最大の問題点は765PRO ALLSTARS13人(AS組)と765THEATER ALLSTARS37人(シアター組)を含めてアイドルが50人いるという点です。これは多くの方が指摘する最大の問題点であり、アニメ化が難しいともいわれた要因ともなります。
ただ、それ以上に人数のいるシンデレラガールズは、シンデレラプロジェクトとして人数を分け、それ以外のアイドルを様々な形で随時登場させることで人数の問題を回避するという試みを行いました。
また、映画版アイドルマスターは、天海春香を実質的な主人公に据え、水瀬伊織を狂言回しに置き、さらにミリオンライブからのゲスト出演となった矢吹可奈と北沢志保を裏の主人公として扱うことで3つの軸を展開させることによる2時間の物語を構築しました。賛否はあれど、2時間という枠の中で「輝きの向こう側」という命題を扱うにはこうした手法しか取りえず、私は物語として成功したと考えています。
こうした状況を考えると2クール25話ないしは26話で物語を構築できるのであれば、ミリオンライブのアニメ化は十二分にあり得ると思います。

2.物語の展開について
では物語の展開はどうなるでしょうか。
シンデレラガールズとは違う大きな課題としては、ミリオンライブはアーケード時代から続く765プロの延長として位置づけられている点です。また、765プロの延長という点からAS組に関する感情なども考慮する必要があります。
つまり、アニメ展開する上で、これまでのアニメ版アイドルマスターや劇場版アイドルマスターを踏まえて展開をしていく必要があるのです。識者によっては、ミリオンライブはこれまでのアニメの流れとは切り離すのではないか、という考察をされている方もいらっしゃいますが、シンデレラガールズにまで展開をした時系列のつながりを全部壊すデメリットはあまりにも大きく、これまでの流れを酌むのが順当でしょう。
このような視点で物語の展開を考えるとはじめから「ミリオンライブ」としてのアニメ化するということはないような気がしています。
前節と矛盾したことをいっているようですが、先に述べたようにAS組もメインキャラクタとして登場するミリオンライブは、シンデレラガールズと異なり、どうしてもAS組の物語の流れを酌む必要があります。ここを断絶させてしまうとゲームとアニメの矛盾点が大きくなりすぎてしまいます。このように考えると一番最初はアニメ版アイドルマスターの続編として、1クール13話分で展開させるのではないでしょうか。最初の数話で赤羽根P帰国後のAS組の様子から始まり、765ライブシアター(劇場)が建設され、オーディションやスカウトが行われ、最終13話でファーストライブが開催されるに至る、という展開です。そして2クール目の12話分ないし13話分はタイトルも「アイドルマスターミリオンライブ」と変えて、今度はAS組は要所のみの登場で、シアター組をメインとした物語が放送される、そんな予感がしています。あるいはアイドルマスターの続編を2クール25話、ミリオンライブを2クール25話という展開も万が一くらいの確率ではあり得ます。その場合は1クール目はトップアイドルとなったAS組の葛藤、2クール目はそこから新展開としての765ライブシアター建設への流れ、それを受けたミリオンライブ全25話で集客に苦しむところやAS組との格差・壁を乗り越えるところなどが描かれていくのかもしれません。

実際どうなるかはふたを開けてみないと判らないわけですが、こうした妄想をしている時間がある意味一番楽しいというところで、まとめて見ました。