東京都の下水処理”汚泥焼却灰”八王子小宮町でヨウ素131検出〜それより高い「検出下限値」の下水処理施設

下水処理における放射能濃度等測定結果
平成27年5月29日
下水道局

東京都下水道局で汚泥処理を行っている各水再生センター、スラッジプラントの汚泥焼却灰及び混練灰に含まれる放射能濃度、各施設の敷地境界(東西南北)・敷地中央の空間放射線量等の測定結果をお知らせします。

1 放射能濃度測定結果  試料採取日 5月12日~19日
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※ ( )内の不等号付きの数値は、「検出下限値」です。
※ ゲルマニウム半導体検出器で測定した結果です。
※ 「検出下限値」とは、測定において検出できる最小値のことをいいます。
 放射能濃度の特性として、同じ機器で測定しても、検体ごとに検出限界値は変動します。
 たとえば、検出下限値「< 15」とあるのは、検出できる最小値が 15Bq/kgであり、加えて検出値が「不検出」の場合は、この焼却灰又は混練灰の放射能濃度は「15Bq/kg未満である」ことを意味します。



八王子水再生センター(八王子市小宮町) ヨウ素131→26Bq/kg

八王子が26Bq/kgで検出されているのに、それより高い「検出下限値」っていったいどうして?
東部スラッジプラント(江東区新砂)<27
葛西水再生センター(江戸川区臨海町)<37
新河岸水再生センター(板橋区新河岸)<27

これを見ていて面白いことに気がついた☀︎
汚染されていると言われている地域の「検出下限値」が高い!
ね、当たり前みたいについ思っちゃうけど、「検出下限値」を見ると、東京都の中で危ないところがどこなのかがすぐにわかるd( ̄  ̄)


「検出下限値」の高い順に並べてみよう!
1位 葛西水再生センター(江戸川区臨海町)<37
2位 東部スラッジプラント(江東区新砂) <27
   新河岸水再生センター(板橋区新河岸)<27
3位 みやぎ水再生センター(足立区宮城) <25
4位 北多摩一号水再生センター(府中市小柳町)<22
5位 南部スラッジプラント (大田区城南島) <21
6位 北多摩二号水再生センター(国立市泉)  <20
7位 南多摩水再生センター (稲城市大丸)  <17
8位 浅川水再生センター (日野市石田)   <16
8位 多摩川上流水再生センター(昭島市宮沢町)<16
9位 清瀬水再生センター (清瀬市下宿)   <15

八王子水再生センター(八王子市小宮町)の検出下限値はいくつだったのかな??
恐るべし検出限界値…


1位の葛西水再生センター(江戸川区臨海町)の検出限界値はダントツに高いけれど、
放射性セシウムの量も他の処理場と比べて一桁高いということも知っておこう!







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下水道の放射性ヨウ素は、医療用由来だそうですよ

 こんにちは。反原発系の講演か、文で見聞きしたのですが、下水道の放射性ヨウ素は、医療用由来だそうですよ。
 放射性ヨウ素は、PETかなんかの検査で体に入れるのですが、最終的には便となって排出されます。正式には回収して減衰してなくなるまで保存して置くのですが、病院はめんどくさいし、検査を受けた方は早く帰りたいので、まあいいかになってしまう。つまり、そのまま病院や家のトイレでヨウ素入りの便を流してしまうと。
 大きな病院があり人口の多い地域では、焼却灰に濃縮されて検出されると。
 今でも、多少、福一から出ていると思いますが、東京の下水処理場から検出されるレベルではないでしょう。
 あと、ラジウム針などで放射線治療をしていらっしゃる方々も通院のために電車などにお乗りです。体の外にも多少放射線は漏れるわけで、年間に換算すれば軽やかに5mSvを超えていることもままあるそうです。これも、紙の上では規制があるようですが。まあ、隣に2時間座ったからといって”当たりくじ”を引く心配をするまでもないですけどね。