纏め:ライブブログをご覧頂き、誠にありがとうございました。
フジテレビのインタビューで涙を抑えながら、岩渕選手がインタビューに答えます。「結果は悔しいです。この23人で戦うのが最後でしたが、良いチームだったなと思いますし、悔いのない大会でした」といいます。今の厳しいところで、多少の矛盾を許しましょう。
さて、ガーディアンのウェブサイトでローマ字以外の文字を見たことがありませんでしたので、この史上初の企画を担当させてもらって大変光栄でした。編集部に私以外、日本語を読める人が誰もいない為、やりたい放題というか、やっぱりいつもとは違う責任感を感じました。
試合を盛り上げようとする中で、前半15分で4ゴールも入るなんて言葉ではなかなか表現できない展開でしたが、色々な意味で歴史に残る決勝戦となりました。女子W杯が1991年に初開催を迎えましたが、これまでの6大会の決勝戦では、1チームが1試合で3点以上を記録したことが一度もありませんでした。
この試合でアメリカというチームだけではなく、カルリ・ロイドという選手も1人で記録を上回る活躍を見せました。ハーフウェイ付近からのロングシュートを含むハットトリックなんて、信じられないほどの大傑作でした。もちろん、ハットトリックというのは女子W杯決勝戦の歴史で初めてのことですし、男子W杯決勝戦を入れると、1966年イングランドのジェフ・ハーストと肩を並べることになります。
5−2というスコアは女子W杯決勝戦として最大の勝利となり、男子W杯で1958年の(17歳のペレを含む)ブラジルと並ぶものでした。
日本にとっては本当に辛い終わり方となりましたが、序盤のことをさておき、勝ったときによく言われたように、今日もやはり「最後まで頑張り切った」と誇りを持って言えるでしょう。NHKとのインタビューでは、「4年間、チャンピオンとして色んなプレッシャーを立ち向かえながら、決勝まで勝ち上がったことが成功だ」というふうに、佐々木監督が解説します。
一緒に試合をフォローして頂いた方々、誠にありがとうございました。それでは、このライブブログがここで終了します。2015年女子W杯で世界チャンピオンとなったアメリカ、おめでとうございます!
「U-S-A!」というチャントを浴びながら、2人のベテランがW杯のカップを手にします。35歳のワンバックと、大会期間中に40歳の誕生日を迎えたランポーンが一緒に持ち上げて、セレブレーションが始まります。おめでとう、アメリカ!
最後にアメリカが金メダルを。先程、ハットトリックを決めたロイドが本大会MVP、ソロが最優秀GKのトロフィーも受賞しました。
さて、2列で並んだアメリカの選手に拍手を浴びてもらいながら、日本の選手が表彰台に上がり、銀メダルを受賞します。今日はこんな結果になりましたが、最後まで諦めなかったというところは今日も変わっていませんでした。
因みに、表彰式のときにFIFAのブラッター会長が大ブーイングを浴びることが、国際大会で定番のシーンとなっていましたが、今日はバンクーバーに居ません。カナダから国境を超えたところ、FBIの調査が続いている中で色々と問われるところでしょうが、FIFAによるとブラッターの不在は「プライベートの事情の為」。だって。
これから表彰式が始まるところです。アメリカはこの試合だけではなく、本大会を通して「世界一」の座に相応しいプレーを見せてきました。グループリーグではオーストラリア、スウェーデン、ナイジェリアという決して簡単な相手ではありませんでしたが、2勝1分で首位突破。決勝トーナメントに入ると、次々とコロンビア、中国、それから強豪ドイツを相手に完封勝利を収めました。最後に決勝戦のキックオフから圧倒的な力を見せ、前半15分で4−0までリードを広げました。こういう大きな舞台でなかなか見られない、素晴らしい活躍でした。
試合の展開があまりにも速すぎて、なかなか頂いたコメントをピックアップできませんでした。それでは早速:
Adam Pigott @AGPrigo
「ライブブログ日本語で嬉しい!イギリスにいるのに読むチャンスあまりない...ところで “schoolboy defending” 日本語でなんと言いますか?」
どうやらイギリスの方も日本語で読んで下さっているようです!確かに、英語ではディフェンスが良くないことを「小学生のような守備」とよく言いますね。
白湯(さゆ) @sayuneko
「今日は有給とっているのでゆっくり自宅で観戦です。別の用事で申請した休みなのですが、なでしこが勝ち進んでくれたのでばっちり決勝とタイミングが合いました(ほんと、ほんとです笑)。 予定の用事は観戦後にまわしますよー」
結果論ですが、嬉しいタイミングなのか、辛いタイミングなのか…
Tokyo Hyatt Fan @TokyoHyattFan
「日本語で”ロスタイム”という。」
ああ、和製英語ではそうでしたね。実は英語では別に「アディショナルタイム」で統一されているわけではなく、色々な言い方があります。
ワンバックがアメリカの国旗をスタンドから貰い、カメラマンの前で大喜びのポーズ。DFのクリンゲンバーグとサワブランも星条旗を持ってピッチ一周を走ります。どうやらほぼ全員がすぐに旗を手に入れたようです。アメリカはこういうとき、国へのプライドを思いっ切り、表に出すのがやっぱりうまいですね。
90分+2分:アメリカの控えメンバーやコーチが既にタッチラインで並んでいます。勝利を待つ瞬間。
90分+1分:アメリカが右サイドでCKを獲得します。急ぎはしません。しかし、ホリデーのショートコーナーが失敗し、日本のボールへ。遠くから縦のボールを相手に送ることが、なでしこにとって最後の手。
89分:というか、日本のDF陣がボールを持つと、ワンバックを始め、アメリカの選手が高い位置でボールを奪う努力をまだまだ見せています。日本が攻撃を図るも、ハーフウェイ付近でまた奪われます。後半アディショナルタイムが3分です。
87分:これでアメリカは5バックになります。中盤で1枚減ることになりますが、日本のポゼッションが続くと考えられますが、相手のあの人数を崩せるのか。右サイドで有吉がCKを獲得しますが、宇津木、それから菅澤がシュートで綺麗に合わせることが出来ません。
83分:ジョンストンへのファウルで岩渕にもイエロー。アメリカのベンチで40歳のランポーンが準備を始めています。モーガンとの交代となります。ランポーンにとって、何と代表308試合目です。
81分:そこで初めて、両レジェンドのバトルとなります。アメリカのカウンターでワンバックがボールで走りますが、澤が後ろからスライディングしてファウル。澤にイエローカード。
80分:宮間が左サイドのクロスから澤を狙います。ソロが何とかパンチでボールを後ろにクリアして、日本2本目のCKへ。アメリカがまた何とかクリアしますが、日本ボールが続きます。試合状況によって、日本はどんどん高い位置でプレーし、攻撃に選手をかけています。
78分:先程のCKは日本にとって初でした。一方でアメリカは6本を記録しています。そこで大きな声援!5点目を決めたヒースに代わって、35歳のレジェンド、ワンバックがピッチに入ります。キャプテンマークも早速つけます。
75分:日本が攻撃に枚数をかけ、菅澤が6、7メートルからヘディングするもGKの正面。
73分:どうにか流れを変えるように、佐々木監督が色々と選手たちに指示を出す。3バックになるかと思われますが、どうやら混乱しているようで誰がポジションを上げたり下げたりするかはまだ不明です。しかし、その中で有吉がシュートし、それから岩渕のドリブルからCKを獲得します。日本にとって時間がないので、全員が攻撃を意識を見せるしかないでしょう。
70分:また徐々にアメリカの時間帯になっています。右サイドのCKから日本の選手がボックスばかりで集まり、エリアの外でセカンドボールを拾ったオハラが完全にフリーになりました。ゴールには至りませんが、そういったところも日本の集中力が今日は問われます。
62分:エリアの外からでも日本は少なくともシュートの意識を見せています。今回は宇津木が約30メートルから低いコースで放ちますが、ボールポストの外側へ転びます。その直後、アメリカが攻撃を展開して、エリア内でモーガンが反転しながら澤から離れますが、シュートが枠の外。
59分:鮫島が相手陣まで上がり、40メートル近くからシュートを放ちますが、クロスバーの上へ飛ばしてしまいます。プレーが止まると交代が実行され、大野に代わって岩渕が入ります。一方でアメリカが1人目のカードを使います。今日、30歳の誕生日を迎えるラピノー選手に代わって、準決勝のドイツ戦にゴールを決めたDFオハラが入ります。
57分:岩渕が投入されるようです。日本にとって3枚目で最後の交代カードになります。
アメリカがすぐに日本の反撃を潰します。左サイドのCKがファーまで飛びますが、ブライアンが受けて低いコースで折り返します。それでボックスのラインでフリーになったヒースがしっかりと決めて、本大会初ゴールを記録。
これで試合が面白くなります!日本が左サイドでFKを獲得し、宮間のクロスから相手ジョンストンが頭で合わせてOG…
50分:前半の最後のほうはどちらかと言えば、日本のほうがボールを持っていましたが、後半開始からアメリカがパスを繋いでボール支配率を上げます。MFブライアンがミドルシュートを放ち、海堀がクロスバーの上に弾きだしてCKへ。CKのプレーはすぐにアメリカの反則でプレーが止まり、日本のボールになりました。
前半を纏めておきましょう。
敢えて男子サッカーとの比較は避けたいところですが、あの序盤15分を見たら、去年のブラジル対ドイツの男子W杯準決勝を思い出した人は少なくないでしょう。アメリカがボールを持つ度にすぐにゴールを決めそうでした。そういった雰囲気で日本の選手たちはなかなか気を落ち着ける機会が取れず、小さなミスでもすれば相手がすぐに来てしまいました。
岩清水選手は4年前の決勝戦では、チームの為に犠牲となる形で最後の最後にレッドカードを貰いましたが、今日は最初から本当に大変な試合となって、前半33分のところで交代されることになりました。
一方でアメリカのカルリ・ロイド。アメリカ4点のうち、戦番号10の選手がハットトリックを決めて、いきなりドイツのサシッチ選手と得点ランキングで6ゴールで並びました。日本のミスも指摘されますが、ハーフウェイから決めたゴールは本当にW杯の歴史に残る、素晴らしいシュートでした。
男子・女子合わせて、W杯の決勝でそれを上回るゴールってありますか?
しかし、少なくとも大儀見の1点で日本がアメリカのリードに少し食い下がることが出来、「まだまだチャンスがありますよ」という各解説者の言葉で後半に入るところです。
前半終了:日本1−4アメリカ
前半15分以内に4点も取られて、なでしこにとって最悪の悪夢でも見られないような展開でしたが、やっと落ち着いたら大儀見が1点を返して1−4というスコアで折り返します。
45分:前半アディショナルタイムは1分です。
41分:阪口との接触でモーガンがエリア内で倒れますが、PKではなくてCKの判定。場内の観客が一瞬、判定にブーイングですが、その後はまた「U-S-A」というチャントが始まります。最終的に海堀が無事にボールを取ります。
39分:川澄に代わって、菅沢が投入されました。これによって大野が川澄の担当していた右サイドに代わるようで、菅沢が前線に入りました。グループリーグ3試合の中、スイス戦ではポスト直撃、カメルーン戦ではゴール、エクアドル戦ではバー直撃を記録してエリア内で活躍を見せた菅沢です。
38分:岩清水選手が涙の様子。先制点から落ち着く間もなく、アメリカの攻撃がどんどん来た中でなでしこジャパンが序盤から圧倒されました。日本は既に2枚目の交代を準備しているようです。
3バックになるかと思いきや、日本は4バックのまま。阪口が中盤からDFラインにポジションを下げ、澤が中盤に入りました。
30分:日本が一気に自信を取り戻したように見えます。リスタートからまた早めにボールを奪い、鮫島と大儀見が繋いで宮間がシュートを打ちますが、GKの正面。
またベンチから、澤が呼ばれているようです!
さあ、如何に崩すかと言ったらすぐに崩しました!また右サイドの攻撃で川澄が大儀見にボールを出します。ゴールに背中を向けて受けた大儀見がコントロール良く反転していきなりフリーとなりました。綺麗にゴールの左サイドにボールを出して、1点返しました。
26分:宮間、川澄、有吉が右サイドで高い位置までボールを繋げますが、余裕を持ったアメリカはコンパクトな形で冷静に対応。日本のボールキープですが、如何に相手を崩すのかという問題になります。
24分:モーガンが左サイドから中へドリブル、エリア内で相手2人を交わしますが、シュートに力がなく、海堀が両手で取ります。
21分:阪口が約25メートルから狙って、日本の初シュートを記録。しかし、力に欠け、ソロがワンバウンドで取ります。
18分:ロイドに早速4点目のチャンス。左SBクリンゲンバーグのクロスから完全にフリーとなりましたが、今回はヘディングが枠の外でした。
ということで、カルリ・ロイドが前半15分でハットトリックを達成しています。これまでPK2つを含む3試合連続で決めていましたが、一気に得点ランキングでドイツのサシッチと並びました。
それからアメリカ4点目。リスタートから日本のパスがすぐにカットされて、ロイドがなんとハーフウェイからロングシュートで狙いました。海堀が何とか触りましたが、止めることは出来ませんでした。
3点目ですが、アメリカがさらっと右サイドで逆襲。岩清水が頭でクリアしようとしましたが失敗に終わり、ローレン・ホリデーがボールを奪って決めました。岩清水、ミスが続いて慌てているようです。
12分:日本の初攻撃と言いましょうか。川澄が中央まで流れてパスを繋げ、両SBがオーバーラップして攻撃参加を見せますが、左サイドから鮫島のクロスが簡単にGKソロに取られます。
11分:テレビのアナウサーによると、ピッチ上ではかなり蒸し暑く、気温が30℃に近いそうです。阪口選手が試合前にコメントしたように、「暑いほうが日本が有利」のはずですが、まだまだシュートを記録できていません。
8分:日本がやっとボールをアメリカ陣内で回すようになりましたが、少し慌てているようで、ダイレクトな縦パスで失敗してボールを失います。これから徐々にポゼッション率を上げて、焦らずに反撃を図らなければなりません。
5分、ピッチの右サイドでFKを獲得したアメリカ。ニアでヒースがフリックで合わせると、またロイドが飛び込みして、ボックス内から決めました。岩清水が必死にスライディングでブロックしようとしていましたが、足がなかなか届きませんでした。日本にとって、最悪のオープニングとなってしまいました。
アメリカにとって夢のような入り方!右サイドのCKから、カルリ・ロイドが岩清水のマークから離れて、PKマーク付近からボレーシュートで合わせて決めました。前半3分にアメリカが先制しました。
2分:日本は長いボールで入りましたが、すぐにボールを失い、アメリカが日本のハーフでパスを繋ぎます。ボールを奪ってから素早く前へ、というのがプランのようですが、日本はしっかりとコンパクトな形で守ります。アメリカがCKを獲得しました。
アメリカの国歌を終えて、スタジアムの中でやっぱり大きな声援でした。「君が代」もなかなかの声援でしたが、その直後に「U-S-A!」というチャントが始まりました。アメリカとの国境に近いというのもあり、日本にとってアウェイな雰囲気になりそうです。
そこで早速、今日の初の感動。開幕戦のスイス戦、PKを獲得したシーンで怪我してしまった安藤梢選手がカナダに戻り、背番号7のユニフォームを背負って、山根選手におんぶしてもらいながら登場しました。スタメンの選手たちも只今、トンネルからピッチに出てきました。いよいよ始まります!
現地、バンクーバーで取材しているガーディアンのレス・カーペンター記者によると、スタジアムの雰囲気は「まるで大きなパーティーのよう」ですが、「ほぼ完全にアメリカのサポーターだ」と言っています。
私は学生で初めて日本に住んだとき、女子の代表戦もほぼ男子と同じように地上波で放送されたり、ニュースで広く取り上げられたりするのを見たら少し驚きました。英国はいわゆる「サッカーの母国」ですが、実際のところ、女子サッカーがマスコミに注目されるようになったのはつい最近のことです。
嬉しいことに、前回のW杯からどんどん報道が増えて、このライブブログという試みに至りました。もちろん、これ以外は全部英語ですが、ガーディアンのサイトの中で女子W杯関連の記事が非常に多くなっています。
その一つは、アメリカから見た日本のキープレイヤーを纏める、この記事です。サイモン・エヴァンス記者が宮間あや、大野忍、宇津木瑠美、岩渕真奈、川澄奈穂美という5名を挙げています。また、監督の佐々木則夫のことも絶賛しています。
世の中で最近、「ゆう活」という単語をよく聞きますが、皆さんは如何でしょうか?朝、早めに職場に行って、同僚と一緒に試合を見る方もいますか?それとも、決勝戦を家でゆっくり楽しむという「朝活」の為に午前中はお休みで、後から出勤する方もいますか?
なかなか日本では見やすい時間帯ではありませんが、皆さんがどういうふうに試合をフォローしているか、是非教えて下さい。ツイッターで@BenMableyまで#guardianのハッシュタグを使って、どうぞコメントして下さい。或いは、上記のメールアドレスまで送って頂いても構いません。
ライブブログの途中で、幾つかのコメントをピックアップしようと思っています。
両チームとも、準決勝からメンバーが1人も変わっていません。その為、2011年の決勝で延長戦に劇的なゴールを決めたベテラン、アビー・ワンバックと澤穂希がともにベンチスタートということになります。W杯の為にクラブ戦を休んだ、35歳のワンバックにとって少しフラストレーティングな大会となっており、ベスト16のコロンビア戦でPKを外してゴールはグループリーグのナイジェリア戦で決めた1点にとどまっています。しかし、途中からでもその空中戦やフィジカルな力が相変わらず、この日本対アメリカの決戦では大きな武器になりそうです。
スタメン発表
日本
GK:海堀
DF:有吉、岩清水、熊谷、鮫島
MF:阪口、宇津木、川澄、宮間
FW:大儀見、大野
アメリカ
GK:ソロ
DF:クリーガー、ジョンストン、サワブラン、クリンゲンバーグ
MF:ヒース、ホリデー、ブライアン、ラピノー
FW:ロイド、モーガン
それでは、両チームのメンバーが発表されましたので、早速ご紹介しましょう。
サッカーを愛する皆さん、おはようございます。
もう、あの日から4年も経っていますね。モーガンのゴールでアメリカが先制するも、宮間が決めて同点。延長線に入り、ワンバックが得意なヘディングで日本がまたピンチになるが、残り3分で澤が大会5点目をマークしてPK戦までもつれ込む。そこで海堀がボックスとヒースのキックを阻む。宮間、阪口、熊谷がしっかりと決める。東日本大震災から僅か4ヶ月後、なでしこジャパンが国民的なヒロインとなる。2011年の女子W杯決勝戦がまだまだ、昨日のように記憶している人が少なくないでしょう。
しかし、その翌年のロンドンオリンピックでは、ロイドの2ゴールでアメリカが日本を破り、金メダルという形で一つのリベンジを果たしました。今年のW杯決勝戦ではまた同じ2チームが再会することになりましたが、どちらにも復讐したいという気持ちがあるでしょう。ボクシングだったら「Japan vs. America III」と呼ばれそうな決戦で、なでしこジャパンは2連覇を達成するのか?それともアメリカは史上3回目、21世紀に入ってから初めての優勝を手にするのか?キックオフまであと1時間を切りました。
私は11年間大阪在住、只今東京に居る、ベン・メイブリーと申します。まいど、宜しくお願いします。多少、イングランド訛りの日本語ですが、英国風の「ライブブログ」で色々とお伝えしながら、皆さんとともに試合をエンジョイしたいと思います。
「ライブブログ」で女子W杯決勝戦をフォローしよう
イングランドにとって、2015年の女子ワールドカップ(W杯)優勝の望みが、ベスト4の後半アディショナルタイムにOGという悲惨な形で消えてしまいました。しかし、土曜日の3位決定戦では最大のライバル、ドイツに初めての勝利を収めて銅メダルを獲得しました。メンバーに「ブロンズ」という選手が居るチームにとって、妥当な結果と言えましょうか。
準決勝でイングランドを破った日本は、決勝戦で4年前と同じく、アメリカと対戦することになりました。そこでガーディアンは、初めての試みとして定番の「ライブブログ」を日本語でもやってみることにしました。あんな辛い負け方がまだ記憶に新しいところに、何という心の広い企画なんでしょうか。いえいえ、罰ゲームではありませんよ。
「ライブブログ」とは要するにライブ速報のことですが、実況的な部分の他、解説や意見、脱線やライトな話も入り、日本によくあるようなライブ速報よりは多少文字数の多いものです。読者から頂いたコメントも随時、ピックアップしますので、ここで楽しく且つテンション高く、女子W杯決勝戦を一緒に楽しんで頂きたいと思います。
この一行のみ、バイリンガルで書きますが、通常通りの英語版ライブブログももちろんあります。
If you’ve wound up here and you haven’t a clue what’s going on, this is a liveblog of the Women’s World Cup final in Japanese. We also have another version in English here.
それでは、月曜日の朝7時頃(日本時間)から、ベン・メイブリーがこのページで女子W杯決勝戦、日本対アメリカのライブブログを開始します。どうぞお楽しみに。
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