吹田市の府立千里高校3年の西田孝典(たかふみ)さん(18)と山根直人さん(18)が、ろ紙などを使って大気汚染の指標となるオゾンの濃度を簡易測定できる方法を発見した。世界レベルの科学者・技術者を目指すコンテスト「第12回高校生科学技術チャレンジ」で、特別協賛社賞の富士通賞を受賞。2人は「将来は研究者に」と夢を語る。

 理科研究部の部長を務める西田さんと部員の山根さんは互いに関心があった大気汚染の分野で意気投合。大気中の化学物質を一緒に調べるうち、動植物の健康や生育に悪影響を与えるとされるオゾンに注目した。通常は高価な機械で測定されるオゾンだが、「高校生でも簡単に測定できるようにしたい」と共同で研究を始めた。

 2年生の夏、オゾンと反応すると別の物質に変化する亜硝酸ナトリウムを、ろ紙に染み込ませて野外に一定時間放置した後、試薬で色づけするとオゾンの濃度を割り出せることを発見。測定器具を手作りし、友人や教員の協力を得て、昨年4月と8月に2週間ずつ、大阪市内や府北部の住宅の庭など39カ所にろ紙をつるしてデータを取った。その結果、府が公表している数値とほぼ一致したという。

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