私のCDに科学の力入れろよ。
(笑い)そうでしたね。
何なんだよ俺ほっといて。
何考えてんだここのスタッフは。
もう戻れないところまで来ちゃいましたね。
いよいよ最終章です。
お楽しみにごきげんよう。
(山口)今回の『グッと!地球便』は東京は調布市とニューヨークをつないでみたいと思います。
行ってみましょう!
海の向こうの大切な人に大切なものを届けます
今回の配達先は世界的な音楽文化の発信地ニューヨーク
20世紀初頭にアメリカ南部で生まれニューヨークと共に進化してきたジャズの音色。
ライブハウスに留まらず至るところで生演奏の音が響き渡るこの街でジャズトランペット奏者として活躍する日本人がいます
♪〜
(トランペット)
関東でも有数の進学校に通っていた息子に期待を寄せていた父は…
父に反発しエリートコースを外れ音楽で生きることを選んだ息子に父が初めて伝える想いとは…
あっどうもこんにちは。
お世話になります。
『グッと!地球便』の山口と申します。
お世話になります。
(父)本日は宜しくお願い致します。
お世話になります。
お願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
息子さんの亮さんがニューヨークでジャズトランペッター。
なさってるという事ですけどもそれは最初はもうトランペッターとして行かれたんですか?ニューヨークには。
いやもうトランペッターになるという意志で行ってますんで。
そのニューヨークで行かれる時っていうのはどのようにそれは向かい合ってらっしゃったんですか?私はですね一応普通のサラリーマンだったんでとりあえずだからちゃんとした大学行けと。
保険で。
おっしゃったんですか?もちろん。
ケンカしましたよだから。
ああそうですか。
ぶつかりました?しかもジャズなんて食えないじゃないですか。
ハハ…。
まあでも小さい頃から何ていうかなその意志の強い子ですから多分これはもうもう意志を変えないだろうなと。
それとですね今思うにね彼が5歳の時私女房を亡くしてるんですよ。
でそれで亡くなって2年後にまた再婚したんですけどまあはっきり言ってあんまりうまくいかなくてだから相当彼に嫌な思いをさせたんじゃないかなと思って。
そういう寂しさとかそういう気持ちが音楽と結びついてるんではないかと。
そうそう。
だからすごいコミュニケーションとれてなかったんですけどまあ彼ももちろん大人になったしそれは…あったらまた聞いてみたいんですけどね。
なるほどね。
見てみましょうかね。
はい。
お待たせしました。
さあそれではいってみましょう。
亮さんニューヨークです。
グッと!
世界の音楽カルチャーの中心地ニューヨーク。
街の至るところでミュージシャンたちが生演奏を繰り広げそこに観客たちがチップを入れるそんな文化が深く根付いています
この豊かなニューヨークの音楽的土壌はルイ・アームストロングやマイルス・デイヴィスといった偉大なジャズミュージシャンたちを育み世界へと送り出してきたのです
ジャズの聖地ウエスト・ビレッジにほど近い公園で演奏しているという亮さんを訪ねました
♪〜
(トランペット)
(スタッフ)『グッと!地球便』です。
日本の家族に頼まれましてやってまいりました。
よろしくお願いします。
(亮さん)よろしくお願いします。
はい今から。
みんなセットアップとかもして。
(スタッフ)これ皆さんはメンバーというか…。
そうですね。
彼がリーダーのラシード・ハワード。
セッションするメンバーはジャズの聖地で何十年も演奏してきたベテラン揃い。
亮さんも3年間からほぼ毎日ここで演奏しているそうです
♪〜
メンバーは皆それぞれ別のジャズクラブで演奏しているプロのミュージシャンですが昼間ここに集まり夜の仕事まで気の向くまま演奏します
貴重な収入源でもありジャズクラブのオーナーや音楽関係者も訪れるので新しい仕事へ繋がるチャンスでもあるのです
♪〜毎週金土日曜日はこのメンバーで演奏しています。
(スタッフ)何でここでやられるんですか?
渡米して間もない頃音楽で食べていく術を模索していた亮さん。
公園で演奏するラシードさんに惚れ込み一緒に演奏させてほしいと頼み込んだのがきっかけだそうです
演奏を始めてから5時間。
亮さんはここで演奏を抜けます
いやあのもう…。
やって来たのはジャズバーが軒を連ねるウエストビレッジ
創業100年を超える老舗の高級レストラン
(スタッフ)結構オシャレな店ですね。
そうですね。
数々の新聞や雑誌で取り上げられるこの名店での仕事も公園で亮さんの演奏を聞いたオーナーから直接依頼されたそうです
亮さんがトランペットを始めたのは15歳の時。
反抗期に加え複雑な家庭環境に悩んでいた少年時代唯一の逃げ場がトランペットでした
中学生の時ってものすごいいろんなこう…世間一般では中二病なんて言うじゃないですか。
いわゆる僕はその時はそれこそ中2だったんですけど中二病みたいなのでもういろんな事に悩んでたし。
どうしようも出来ないわけじゃないですか。
やっぱり仕事も出来ないし何にも変える事が出来ないし。
そんな時にテレビをたまたま観てた時にウィントン・マルサリスっていうその当時すごいその人が出てきてそれがすっごいカッコ良かったんですよ。
でもうそれを観た時に…。
力強く思えたしそこにすごい憧れたっていうか…。
高校は有数の進学校に進んだもののますますトランペットにのめり込んだ亮さんは有名大学に進学してほしいという父の期待とは裏腹にアメリカに渡り音楽で生きていくことを決めたのです
♪〜職業として…もちろんミュージシャンなんですけどももっと何か生き方としての…。
♪〜
亮さんが暮らすのはマンハッタン島の向かいにあるブルックリン。
近年開発が進んでおり外国人が多く暮らしているエリアです
いいなぁ。
いいですよね何かねどのシーン見ても。
(スタッフ)こちらがお部屋ですね。
はい。
(スタッフ)畳が…。
まああると楽ですねいろいろ。
掃除も楽だし。
この上にだから布団を敷いて寝るんですけど。
3DKの部屋を3人でシェアしているという亮さん。
部屋にはこの9年間コツコツと買い貯めた楽器が大切に保管されていました
(スタッフ)コルネット。
(スタッフ)コルネット。
良い楽器なんですけどやっぱこうクセが…1つ1つ。
うわ〜渋っ〜。
(スタッフ)ピアノは…これは亮さんのやつですか?そうです。
はい。
♪〜
(ピアノ)…っていうのをまあこれだけでこう…。
♪〜これで基本的に全部やっててこの…3つあるのはサポートするだけなんですよ。
こう…シンガーの人は…声帯を使って歌うわけじゃないですか。
これはまあ一応…僕の夢みたなもんですね。
目標というか…まあカーネギーホールに出たいんで。
「幸せな家庭」っていうのはまあやっぱり…なんか。
はっきり言って…。
4人家族の次男として幸せな家庭に育った亮さん。
ところが5歳の時お母さんが若くしてがんに侵され32歳でこの世を去ったのです
その後お父さんは再婚。
お兄さんは母方の実家に預けられ亮さんは新しい家族と暮らし始めました。
しかしその新しい家には上手く馴染めず頼みのお父さんとの距離も広がるばかりだったといいます
そりゃまあ当時はわかんないですけど今…今思い返すと…もうそこからはじめっから成り立ってなかったんじゃないかなって。
まあ仕事もあっただろうし…。
だからその…。
だからそれが…。
週に1度亮さんが特に楽しみにしているセッションがあるそうです
向かったのはマンハッタン
こうそこで…生活…。
HeyBill.Thankyou.
ウエストビレッジのジャズバーがこの日のステージ
ThisisBillCrow.Mr.BillCrow.ThelegendlyBassplayer.
この日のステージはウエストビレッジのジャズバー
ThisisBillCrow.Mr.BillCrow.
(ビルさん)Hello.ThelegendlyBassplayer.
御年87歳のベースプレイヤービル・クロウさん。
モダンジャズの黄金時代数多の名プレーヤー達と演奏を共にしてきたニューヨークジャズ界の生ける伝説です
あの…ビル・クロウさんとやりたくてfacebookで初めて…自分の紹介してミスタービル・クロウ…あのトランペットやってる亮と言いますけどこういうギグあるんでもしよければやってくれません…ですか?ってfacebookでコンタクトした時に…それでビルさんの返事みると「ああいいよ。
いいよ」っていって。
♪〜♪〜♪〜
日本を飛び出し9年。
言葉を超えて通じ合えるジャズという大きな家族。
その一員として亮さんは今を生きています
♪〜う〜んもう…。
もうお金でも買えないし…。
はぁ〜凄い。
まあVTRご覧いただきながらお父さんも本当に…。
まあ元気にやってるんだ。
アッハハ…。
ねえ。
1シーン1シーン喜んでらっしゃいましたけれども…。
うん。
良くやってるなと思いますね…うん。
う〜ん。
あの〜。
(父)不肖の親だけど…ハハハッあの〜亮さんが疑問に思っていた「一体何してたんだろうな?」って言ってたのは…。
ハッハハハ…。
家に居てなかったのか?帰って来てなかったのか…何してたのかわからへんっておっしゃってた時ありましたけど。
あっ飲みですか?僕ね…ああ〜。
だからそこがもう彼が言ってるように「なんだ?うちの家庭…」って思ったんでしょうね。
かわいそうな事しましたよ。
何でしょうね…その一緒に居てた家族でのコミュニケーションがあまり無かったっていう目標に「幸せな家族」って書いている亮さん…もちろんお父さんは…胸痛い言葉だと思いますがでも…あれが亮さんのパワーになってると思ったらこれはこれで亮さんしか味わう事のなかった人生なのかなと思うとね凄く…。
ただ今までは本当にその辺についてお互い…素直に話し合うような雰囲気っていうかでもないですからね。
あっそうか。
まずその環境が無かったっていうこと。
そう。
他人みたいな感じだったので。
なるほどねわかりました。
この後お届けものをさせて頂いてるとこをまた引き続きご覧いただきたいと思います。
ああ〜。
いきましょう。
亮さんニューヨークグッと!
いつものように公園にやってきた亮さん。
この日は彼がメンバーを集めバンドリーダーを務めます
♪〜
孤独だった自分を救ってくれたトランペット。
一方で少年時代に深まったお父さんとの溝は今も埋まらぬまま。
お父さんがニューヨークを訪れた時にもあえて避けてきたそうです
なんか…。
例えばジャズ行く場所とか。
でも逆をいえばそういう所にまあ…。
だからその気持ちは…わかって貰えてなかった…と思いますね。
♪〜
亮さんに日本のお父さんから届けものです
(スタッフ)こちらです。
何でしょう?何でしょう?DVD…ですかね?
届けものはDVD。
亮さんがトランペットを始めた頃に家族の前で初めて演奏した映像です
ああ〜こんな事あったわ。
(話し声)♪〜
(トランペット)♪〜これでも結構嫌々吹いた覚えが…。
♪〜しょうがなく何かお前吹け!みたいな…。
♪〜♪〜覚えてるんだ…。
これは覚えてますね。
なんかねあの親父にやれって言われんのが嫌だったんですよ多分。
その…。
こう何か…。
それが凄い多分親父のために吹かないといけないとか。
だからその時のやっぱり楽器を始めた時のそういうこうやり場のない憤りとか…。
その自分とは何だっていう問いとか。
まあだからそれが僕のブルースなんでしょうね。
届けものには父が初めて息子に宛てた手紙が添えられていました
母親が…。
亡くなってからの…。
この30年以上…。
がなんかこれに集約されてるっていうか…。
僕と親父の関係ってのはず〜っと過去だったんですよず〜っと過去。
僕の親父にしてみればお母さんが生きてたころ…。
で終わってるんですよ。
だから今も無ければ未来も無かったんだけど…。
うんこれからはやっぱりねまあとりあえず未来のことは分かんないけどとりあえず今のことを今自分がどういう状況なのかとかそのね父親がどういう状況…僕も何が親父が今何してるか分からないし何考えてるかも分からないし。
やっぱそっから始めてくっていうのがまず大切じゃないかなぁって思います。
すいません。
いえいえ…。
あ〜そうすか初めてお父さん手紙書いて…。
もうまあいっぺんにじゃないすけど少しずつ距離近くなってこれからどんどん…。
修復しなきゃいけませんね。
したいですねまああの子もだから正直僕も初めてなんですよ。
ああいう風に聞いたのは。
そうですか。
あぁ何か会いたくなりましたね。
(麻丘)いいね〜。
高校生じゃないね。
(熊谷)中学生中学生。
フフフ!2015/07/05(日) 10:25〜10:55
読売テレビ1
グッと!地球便【ジャズの本場NYでトランペッターとして生きる息子へ】[字]
海外で頑張る日本人に家族の想いを届けます▽自分の居場所を求め、NYでトランペット奏者になった息子へ▽「息子に謝りたい…」過去を悔やむ父が初めて明かす想いとは?
詳細情報
出演者
山口智充
海外で頑張る日本人
番組内容
日本を飛び出し、海外で生きる多くの日本人。その国にしかない技術を求め、修業に出る者。大恋愛の末、海外に嫁ぐ者。会社を辞めて、異国で第2の人生を送る者…。そんな彼らには遠く日本で暮らす家族がいて、お互いの間には様々な想いがあります。この番組では、そんな“想い”を、「日本の家族から贈り物を届ける」という方法で繋いでいきます。海外で奮闘する日本人の姿…、そして遠く離れたからこそ分かる家族の絆を描きます。
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バラエティ – トークバラエティ
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