(香山守)出してくれ!俺は何もしてないんだ。
出せー!!あの女呼べ!もう一度あの女呼んでくれ…。
弁護士呼んでくれ−!
(佐久間吾郎)静かにしなさい!
(香山)「開けろ。
俺何もしてないんだ」「開けてくれ。
開けろよ!」開けろ−!俺は何もしてないんだ。
開けてくれ。
静かにしろ!
(北村浩二)香山落ち着け!開けろー!係長!出せこの野郎!俺は何もしてないんだ。
無実なんだ!
(大下光男)佐久間他の留置人を空いてる房に移動だ!
(佐久間)はい!
(警報音)
(北村)落ち着け!
(香山)出してくれー!
(北村)落ち着け!北村!制圧だ!
(北村)はい!他の者は隣の房に移動だ。
早くしろ。
(佐久間)早く移るんだ!もういい北村。
離せ!
(大下)離すんだ北村!
(大下)救急車だ。
救急車を呼べ!
(北村)はい!
(救急車のサイレン)大丈夫だ心配するな。
ですが係長万一の事があったら…。
お前たちは俺の指示どおりに動いた。
それだけだ。
(上原和也)やばい。
やばい。
よし。
おはようございます。
(戸川良子)おはよう?今何時だと思ってんだ?上原和也。
申し訳ありません。
5分遅刻しました。
8分の遅刻だ!3分ごまかすんじゃない!すいません。
(羽生)行くぞ!え?行くって?成城北署だ。
留置場で制圧された留置人が死亡した。
死んだ?どういう事です?それを調べるのがお前の仕事だろ!そうでした。
あっちょっと…監察官!ちょっと!もう!
(宮本)羽生監察官お待ちしておりました。
署長の宮本と申します。
副署長畠山です。
警務課長の今井です。
監察官の羽生です。
監察官補佐の上原です。
ああ今井君応接室にご案内を。
はい。
応接室?私のほうから状況のご説明を…。
状況は担当した留置係から聞きます。
会議室で結構。
監察官のお言葉どおりに。
はい!
監察官は警察の中の警察と言われている
警察内部の不祥事を調査する任務を担当するからだ
当然他の警察官からは恐れられている
(今井)こちらに待機させております。
(今井)羽生監察官と上原監察官補佐がいらした。
事情聴取は1人ずつ行います。
警務課長も席を外してください。
はあ。
亡くなった留置人は痴漢事件で逮捕されてたんですね?はい。
香山守34歳。
容疑は電車内での痴漢行為による迷惑防止条例違反及び暴行です。
(篠田美貴)待ちなさいよ!
(香山)離せ。
何もしてねえだろ。
嘘でしょ!ずっと触ってたじゃない。
この人痴漢です!
(香山)ふざけんな!おい!何もしてねえ!ふざけんなよ!離せ!何もしてねえ。
おい!
(大下)逮捕は4月7日午前9時25分。
同日午後4時に刑事課の取り調べのあと第3号房に留置致しました。
本人は痴漢容疑を否認していた?はい。
(大下)刑事課からは否認事案ではあるが現場で被害者や第三者を突き飛ばしたり駅員に暴言を吐くなどの行為があったため逮捕勾留したと説明がありました。
その香山が突然錯乱した。
はい。
自分は何もやってないから出せと叫びました。
俺は何もしてない。
無実なんだよ!報告書によると時間は午前1時45分ですね?はい。
佐久間巡査部長と北村巡査が深夜巡回をしていた時でした。
その時あなたは?留置管理室におりました。
事態をモニターで見て合流致しました。
制圧の指示はあなたが出したんですね?はい。
佐久間には同房の留置人を移動させ北村に制圧を命じました。
香山を取り押さえたのは北村巡査一人ですね?はい。
ですが…。
ですが?北村!制圧だ!全ては私の指示です。
北村の制圧は正当な範囲であったと考えますが万が一にも何か問題があったとすれば全ての責任は指示を出した私にあります。
北村も佐久間も私の指示に従っただけで個人的な判断はしておりません。
本官は大下係長の命を受けて香山と同房の留置人3名を別の房に移動しました。
その時香山を制圧する北村巡査を見ましたか?はい。
暴れる香山を北村が背後から押さえつけていました。
香山はかなり激しく暴れていたんですね?錯乱しておりました。
香山が意識を失うのを見ましたか?いいえ。
本官はその時留置人を移動中でしたから。
意識を失ったという事も知りません。
ただ係長の言葉は聞こえました。
どんな言葉?
(大下)離せ!離すんだ北村!
(大下)救急車だ。
救急車を呼べ!
(北村)はい!大下係長の命令で私が香山を制圧しました。
どのように制圧した?香山が抵抗したので背後に回り首に腕を回しました。
上原ここに座れ。
はい。
座るんですか?うっ…。
このようにか?柔道でいう裸締めだな。
あっ…あ…。
(せき)プロレスでいうとスリーパーホールドっていいます。
(せき)
(北村の声)香山が抵抗したので私も必死でした。
もういい北村。
離せ!離すんだ北村!
(北村の声)香山が意識を失ってるとわかったのはその瞬間でした。
救急車だ。
救急車を呼べ!はい!看守になって2年だね?はい。
刑事希望か。
はい!刑事課を希望しております。
刑事を希望する若手警察官はまず看守勤務に採用される
看守時代に犯罪者と身近に接する事が刑事となった時に役立つと考えられるからだ
柔道をやってるんだね?二段です。
柔道の有段者が相手の失神に気がつかなかったのかね?暴れているのを押さえただけで頸動脈を絞めてはいません。
係長の指示を受ける寸前まで香山は腕の中で暴れていました。
それから救急車を要請した?はい。
消防の記録によると救急車要請は午前1時52分です。
錯乱から救急車要請まで7分か。
私もそのくらいだったと記憶しております。
(宮本)毒ハブ?あの監察官です。
羽生宗一。
何人もの警察官が毒ハブのために警察を追われてます。
融通の利かない事で有名な監察官です。
(宮本)大下警部補はいつ定年だった?来春です。
来春か…。
佐久間巡査部長や北村巡査には将来がある。
はあ。
「はあ」じゃないんだよ。
全てを大下のところで止めるんだ。
将来のある北村たちに責任を取らせるわけにはいかないだろう。
もちろん署長にもだ。
ああはい!当然です。
どうぞ。
ああ。
なんだよカフェオレかよ。
えっ違いました?頭使ってる時は苦いやつだよ。
次からは気をつけます。
救急隊員の報告ですね?ああ。
死因は急性心筋梗塞だ。
救急車内で心肺停止を確認。
救命措置を行ったが蘇生しなかった。
死亡確認は病院に搬入されたあとだ。
急性心筋梗塞なら病死という事も考えられますね。
ああ。
司法解剖の詳細報告は明日になる。
問題は看守の制圧と死因の間に因果関係があるかどうかだ。
はい。
それと看守の制圧が正当な職務行為であったか否か。
行きすぎた暴行があったかどうかだ。
話を聞いた限りでは仕方のない制圧だったと思います。
あっいやもちろん結論を急ぐべきではないと考えています。
第三者の意見も聞かないといけないな。
第三者というと?本件はどこで起こったんだ?この所轄の留置場です。
あっ…!ちょっと…。
金原昭一さんですね?
(金原昭一)はい。
あの…旦那…。
これないですか?たばこか。
(金原)善意の捜査協力ですから。
ねっ。
今ね館内禁煙なんだよ。
嫌な時代になっちまったなー。
じゃあせめて缶コーヒーぐらい飲ませてくださいよ。
えっ?いや取り調べ相手に缶コーヒーを渡すのは利益供与になりますから…。
じゃあお前お茶いれろ。
得意だろ?はい。
お兄ちゃん熱いやつな。
はい…。
熱っ。
香山って奴ずっと無実だって言ってましたよ。
痴漢なんかしてないって。
取り調べでも否認してたそうだ。
様子が変になったのは昨日の午後弁護士の接見を受けてからです。
房に帰ってきた時顔色が変わってました。
弁護士の接見を?はい。
何か思い詰めたような顔をして就寝時間になってからも顔色が変わってて寝てる時もぶつぶつ言ってたんだよ。
あいつ…どういうつもりだ…。
おい静かにしろよ。
俺は何もやってねえんだ。
わかったから静かにしてくれよ。
なんにもやってねえんだよ。
あの女…勝手な事を…。
出してくれ!俺は何もしてないんだ。
出せー!!あの女呼べ!あの女を呼べ?弁護士の事でしょ?女の弁護士だって言ってましたから。
いくら興奮してても担当の弁護士をあの女呼ばわりしますかね?あ…あとだな香山って奴心臓に病気持ってるって言ってました。
何?北村って若い看守それを知ってたはずです。
(金原)知ってて押さえつけたんだよ。
心臓に病気があるのを知っていて強い制圧をしたなら問題ですね。
それが本当ならな。
あの金原という男が嘘をついてると?お前資料読んだのか?金原の逮捕容疑はなんだ?確か詐欺です。
寸借詐欺。
あっ…。
前科三犯のその全てが詐欺だ。
目の前の人間に調子を合わせて嘘をつくのが身についてんだ。
はあ…。
でもどうして北村巡査をおとしめるような嘘をつくんですかね?心臓病?君がそれを知っていたという証言がある。
池…。
香山に心臓病があったなどとは聞いていません。
刑事課からの申し送りもありませんでした。
金原という留置人は?はい。
一度きつく注意した事があります。
気の弱い同房の留置人から差し入れ品を巻き上げようとしていたので。
それで逆恨みしたって事ですか?制圧の様子はカメラの死角になってますね。
こちらが3号房です。
なるほど。
遮蔽板になってるんですね。
留置人の人権に配慮しております。
そのために防犯カメラの死角になりますが看守は15分に一度見回っております。
あの女呼べ!もう一度あの女呼んでくれ…。
弁護士呼んでくれ−!あっこのビルです。
先生は香山守さんの弁護を担当していらっしゃいましたね?
(三池塔子)はい。
昨日の午後接見されましたね。
驚きました。
香山さんが亡くなるなんて。
夜中に突然大声を上げて暴れたようです。
あ…信じられません。
信じられない?はい。
先生と会ったあとに香山さんの様子が変わったという証言があります。
私が接見したあと?それだけじゃない。
制圧された時に香山はあの女を呼べと言ったそうです。
あの女?先生の事です。
接見の時に何かありましたか?いいえ何もありません。
私は香山さんの弁護士です。
一番の味方ですよ。
まあ錯乱していたなら不自然な言動があっても当然でしょ。
私は接見の時に最後まで頑張りましょうと言っただけです。
香山さんは痴漢事件を否認していたんですよね?はい。
私も冤罪だと確信しています。
羽生さんとおっしゃいましたね?はい。
警察の制圧の仕方に問題があったんじゃありませんか?普通に取り押さえただけで息を引き取るとは思えません。
それを調べてます。
そのためにも錯乱した原因の究明が必要と考えます。
その原因が私にあると?可能性です。
先生と会ったあとに香山の様子が変わった。
この証言を無視する事は出来ません。
(麻美)三池先生。
光岡社長がいらっしゃいました。
(光岡孝之)先生香山が死んだと連絡を受けました。
(塔子)今警察から状況を伺いました。
警察?あっ香山さんの勤務先であるミツオカプロダクションの光岡さんです。
どういう事です?香山に何があったんですか?現在調査中です。
あいつは痴漢なんてしてないって言ってました。
無実の人間に警察は何をしたんですか?監察官香山守の司法解剖結果が届きました。
ああ来たか。
死因はやはり急性心筋梗塞でした。
元々不整脈があったようです。
金原の言う通りでしたね。
制圧した看守はその事を?聞いていないと証言した。
これは?圧迫痕ですね。
遺体には首筋を強く押さえられた痕跡がありました。
制圧の時かなり抵抗したようですから。
圧迫痕と死因についての因果関係は不明か。
医学的には因果関係があるともないとも判断出来ないとの事です。
肝心の制圧が映ってませんね。
そこが死角になってるな。
看守なら当然知ってますよね?この場所が防犯カメラの死角になると。
そうだな。
すごいですよこの大下光男という係長。
昭和49年に警視庁に入庁。
以来警官人生の半分以上が看守勤務です。
しかも警視総監賞2回です。
看守で警視総監賞?留置人の様子を本当に細かく見ているんだ。
(大下)どうした?松崎。
だから取り調べではずっと否認していた殺人事件被疑者が大下係長には犯行を自供した。
(松崎)看守さん…俺やったんだ。
コーヒーどうぞ。
どんな部署にもプロ中のプロがいるんですね。
お前もだんだんプロになってくるな。
コーヒーとお茶はね。
警察官としてはアマチュアなんですけど。
いや参るなあ…。
《キャリアで採用されてるっつうの》《いつか立場が逆転するんだからな》しないよ。
はい!?今そのうち出世して立場が逆転すると思っただろ?あっいえ…。
あの…また顔に出てましたか?お前が警視になろうが警視総監になろうが後輩は後輩だ。
はい。
なるつもりか?警視総監。
いやさすがにそこまでは。
《なるかもしれないだろ》驚きましたね。
なるかもしれないと思ってますよ。
驚いた。
《本当に顔に出てるのか?》
(刺す音)
(パトカーのサイレン)本件捜査の指揮を執る警視庁捜査一課管理官の橋爪だ。
現在判明している事実を。
はい。
被害者氏名篠田美貴30歳無職。
死因は胸部刺創による出血性ショック死。
死亡推定時刻は昨夜午後10時半から11時半。
凶器は現場から発見されていない。
また所持してたバッグからは現金7万円とカード類が見つかっている。
以上です。
所持品から物盗りの線は薄い。
まずは被害者の交友関係を徹底的に洗ってくれ。
(一同)はい。
(ドアの開く音)
(橋爪)羽生なんの用だ?捜査会議中だぞ。
こっちも監察業務だ。
何?成城北署留置場での制圧死事案だ。
死んだ留置人の香山守は痴漢容疑で逮捕されていた。
訴えた女は篠田美貴。
発見された遺体の女だ。
当然連絡は入ってるよな?当たり前だ。
捜査情報を逐次教えてくれ。
香山守は錯乱して制圧された。
痴漢事件やこの殺人事件との関連が疑われる。
勝手な事言うな。
捜査情報を外部に漏らせるか。
橋爪さんよ監察は警察の内部だろ。
そうだったか?身内にしては随分な嫌われ者だな。
監察業務として必要な情報だ。
ちゃんと渡してもらう。
だったら正式に上を通せ。
そうさせてもらう。
失礼します。
あの…毎回同じ事を話すようですけどこうもっと穏やかに和気あいあいと話し合う事は出来ないんでしょうか?和気あいあい?殺人事件の捜査本部で和気あいあいか?すいません。
言葉の選択を間違えました。
ですが同期の仲間なんですからもっと穏やかに話し合ったほうがお互いに得だと思うんですよ。
あれじゃ情報を出してくれるとは思えません。
橋爪だって計算してる。
こっちの情報が欲しいはずだ。
結局いつもの駆け引きですか。
大人の世界は大変だよ。
お前はピーターパンか?いつまでも子供でいたいのか?いえ…。
早く大人になってくれ!はい。
(大下和美)食べて。
(北村)いただきます。
お父さんも。
ああ。
ありがとう。
頂き物だけど美味しいの。
個室だと話し相手がいなくてね。
でも気楽だから。
お金高いのに無理しちゃって。
それは大下さん奥さんの事が大事だから。
最後ぐらい贅沢しなさいって事でしょ。
最後だなんて言い方は…。
いいのよ。
今はお医者様がちゃんと言うんだから。
あ…。
これ。
(大下)わざわざすまんな。
(北村)好きで来てるんです。
お前が来るとあいつが喜ぶ。
また来ます。
どうせ自宅謹慎中ですから。
失礼します。
北村…。
もういい北村。
離せ!離すんだ北村!あの時お前…。
(北村)え?なんですか?いや…なんでもないんだ。
今日はありがとう。
失礼します。
(南原)篠田美貴の自宅マンション前の防犯カメラ映像です。
(橋爪)午後9時8分。
殺される約2時間前だな。
止めろ。
これ顔わかるか?
(立花)はい。
この女誰だ?その時間なら確かに篠田美貴さんにお会いしていました。
かなり激しく口論されていたようですが…。
ああ…。
香山守さんの痴漢事件の真実を話すよう説得しました。
(立花)真実?ええ。
香山さんは逮捕以来ずっと冤罪を主張していました。
私は痴漢事件は被害者の誤解か…。
誤解か?でっちあげだと考えています。
篠田美貴さんにその事を尋ねたんですね?はい。
篠田さんは興奮して掴みかかってきました。
冷静な話し合いにならないと判断して別れました。
別れた時間を覚えていますか?会ってすぐですよ。
10分も話していません。
そうですか。
篠田美貴さんと別れたあとどちらにいらっしゃいましたか?自宅に戻って裁判資料を読んでいました。
一人暮らしなのでアリバイを証明してくれる証人はいません。
けれど私には篠田美貴さんを殺害する動機がありません。
あくまで香山さんという依頼人を通じての関係ですから…。
なるほど。
(今井)署長も副署長も一生懸命動いてくれていてね。
もちろん君たちは立派に職務を遂行しただけだ。
けれどあの毒ハブの奴が…。
毒ハブ?あの監察官だ。
小さなミスをつついて警察官をクビにしてそれを自分の手柄にしているような奴だ。
君たちになんの落ち度もない。
けれど結果として人が1人死んでいる。
はい。
まずい事に痴漢事件は冤罪の可能性がある。
大下係長…。
お預けしておきます。
監察官がなんと言おうとあの現場の最高責任者は私です。
私以外に責任を取れる者はおりません。
こんなものを…。
あんた…。
預かって頂けますか?わかった。
預からせてもらう。
佐久間は子供が出来たばかりです。
北村は刑事志望の優秀な男です。
どうかあの2人に処分が及ぶ事がないように…。
もちろんだ。
書かせてくれたのか?いえ本人が用意しておりました。
大下が?はい。
自分で書いたと?はい。
そうか。
君も手間が省けたな。
大下はくれぐれも部下2人に責任が及ばないようにと…。
それは大丈夫だよ。
これさえあれば毒ハブが何を言ってこようが全て大下の責任で押し通す事が出来るんだ。
署長に…いえ…。
本署に傷がつくような事はありません。
うん。
亡くなった香山守さんは冤罪だと確信しています。
無実の人間が逮捕勾留された揚げ句不慮の死を迎えた事になります。
警察には一刻も早く真実を解明し報告して頂きたいと考えます。
香山は人望の厚い優秀な社員でした。
私どもミツオカプロダクションは女性タレントやモデルを多く所属させている芸能プロダクションです。
女性の気持ちを第一に考えている香山が痴漢という卑劣な犯罪に手を染める事は決してありません。
汚名を着せられた上に不透明な事故で…。
「尊い命が失われた事を残念に思います」
(ノック)
(山岡努)はい。
羽生です。
入れ。
失礼します。
成城北署の監察はどうなっている?現在調査中です。
マスコミが騒ぎ出している。
テレビも新聞もだ。
これ以上時間をかけるな。
出来る限り迅速に。
解剖所見には急性心筋梗塞と書いてあったな。
はい。
元々持病があったようです。
それなら病死と発表出来る。
制圧との因果関係を精査する必要があります。
精査だと?留置人と警察官とでは圧倒的に警察官に力があります。
法的にも物理的にも。
強い立場の警察が自らに厳しい調査をしなければ警察の自浄能力が疑われます。
きれい事を言うな!現実を見ろ現実を。
時間が経てば経つほどマスコミの論調は厳しくなる。
冤罪の上に問題のある制圧死となれば警察組織の権威は地に落ちるぞ!はい。
今週中だ。
今週中に監察報告を出せ。
はい。
失礼します。
羽生。
はい。
現場の人間は体を張っているんだ。
錯乱した留置人を制圧するのは命がけになる事もある。
その通りです。
それがわかってるんならいい。
担当したのは刑事志望の将来ある警察官だと聞いた。
だからといって監察に手心を加える事は出来ません。
失礼します。
(舌打ち)
(ため息)どうでした?相変わらずだ。
今週中に報告書をまとめろだとさ。
コーヒーどうぞ。
ああありがとう。
良子さんも。
良子さん?失礼しました戸川警部。
死んだ香山なんですが別件で逮捕歴がありました。
別件?3年前殺人容疑で千葉県警に逮捕されていました。
殺人?上原和也。
はい。
警察官が殺人と聞くたびに驚いていて仕事になるのか?すいません…。
これです。
起訴されましたが裁判でアリバイが立証され無罪判決を受けました。
3年前銚子の海辺に遺体で打ち上げられたのが森末春奈19歳。
ミツオカプロダクションに所属してタレントを目指していました。
崖の上から突き落とされての溺死です。
その時に容疑者として逮捕されたのが香山守。
当時春奈の担当のマネジャーでした。
どうして担当マネジャーが所属の女の子を?森末春奈は事務所を辞めようとしていた。
実家まで追いかけてきた香山と口論になったところを目撃されている。
また崖の上には争った跡があり春奈のバッグも落ちていた。
そのバッグからは香山の指紋が採取されている。
香山は逮捕から一貫して殺人を否定しているんだな?はい。
森末春奈はある企業のCMに抜擢される事が決まりかけていたそうなんです。
(香山)春奈は金の卵です。
大手のCMが決まりかけたタレントを事務所の人間が殺すはずないでしょ。
けれど森末春奈は怖がっていた。
追いかけてきた香山に殺されるかもしれないと祖父に言っていたらしい。
その証言と指紋が決め手ですか。
香山はアリバイを主張した。
森末春奈の死亡推定時刻には都内に戻り車を運転中だった。
けれど捜査段階ではそのアリバイを証明する人間は現れなかった。
裁判で無罪判決が出たのは公判中にアリバイが証明されたからですね。
ああ。
そしてそのアリバイを立証したのが三池塔子弁護士だ。
三池塔子…。
三池塔子は香山が運転していたという都内の道路を徹底的に聞き込みました。
(塔子)すみません。
この赤い車とデリバリーバンが接触した現場っていうのご覧になった事ありますか?そしてデリバリーバンで荷物を配達していた横山文雄という男にたどり着きました。
香山の車と横山のデリバリーバンは軽い接触事故を起こしていたんです。
デリバリーバンに残された塗料は香山の車の塗料と一致し横山の運転記録から接触事故は森末春奈の死亡推定時刻と同時刻である事がわかりました。
完璧なアリバイですね。
横山も法廷で証人として証言している。
それで無罪判決か。
香山にとって三池弁護士は恩人って事ですね。
それで今回も弁護を引き受けた。
気になりますね。
うん…。
何がですか?そんな恩人を香山はあの女って呼んだんだろ?ああ…はい。
香山と三池塔子の間に何かがあったって事です。
ああ。
それともう一つ。
香山もそんな過去を忘れるためか養子縁組をして名字を変えています。
3年前の事件の時は香山という名字じゃなかったんですか?養子縁組を斡旋したのは社長の光岡だ。
自分の親戚の養子にしている。
香山というのはその親戚の名前だ。
3年前の事件当時の名字は?池上といいます。
池上守というのが当時の名前です。
池上…?心臓病?君がそれを知っていたという証言がある。
池…。
香山に心臓病があったなどとは聞いていません。
池上と言いかけた。
(上原・良子)えっ?北村巡査は香山の事を一瞬だが池上と言いかけたぞ。
昔の名字を知っていたという事ですか?ああ。
香山をいつから知っていた?どういう事でしょうか?香山は3年前まで池上という名字だった。
それを知っていたね?いえ知りません。
最初の事情聴取の時に池上と言いかけた。
覚えていません。
確かに聞こえたぞ。
香山を知ったのは留置された日です。
看守と留置人として会いました。
その日が初対面です。
(ノック)はい。
失礼します。
監察官。
(大下)申し訳ありませんでした。
自宅待機中なのに…。
自宅待機は自宅謹慎とは違います。
連絡がついて署に来られる場所ならどこにいても構いません。
はい。
署のほうにはちゃんと連絡されていましたよね病院のほうにいると。
妻がずっと入院しておりまして。
2〜3質問してすぐに失礼します。
はい。
あなたずっと看守勤務をしていましたね。
警官人生の半分以上です。
では留置場の事は知り尽くしている。
他の警察官よりは…。
香山が錯乱するような前兆はありましたか?気づきませんでした。
それでは北村巡査が香山と知り合いだったと思わせるような節はありましたか?北村と香山がですか?はい。
いえありませんでした。
あくまで看守と留置人としての関係でした。
そうですか。
奥さんをお大事に。
(佐久間)新しい留置人です。
私物出して。
俺は何もしていない!
(片桐)おとなしくしろ!大下さんよろしくお願いします。
ご苦労さんだった。
今すぐ弁護士呼んでくれ。
俺は何もしていない!それは取り調べの刑事さんに言ってくれ。
俺たちは看守なんだ。
私物出せ!池上…?どうした?北村。
いえ…。
お帰りなさい。
どうだった?北村巡査と香山守との間に表立った接点はありません。
北村巡査は富山市の出身で小学校から高校までを地元で過ごしたあと東京の大学を卒業し警視庁に入庁しました。
香山は滋賀の出身で大学までずっと滋賀です。
知り合ったとすると警官の職務を通してですかね?千葉の殺人容疑以外香山は警察と関わっていない。
交通違反すらない。
そうか…。
行ってくるかな。
はいどうぞ。
うん。
《なんなんだ?この絶妙なタイミングは…》上原和也遅れるな!えっ…どこ行くんですか?僕。
ほら行け!早く!早く!
(南原)篠田美貴のパソコンに入っていた写真をプリントアウトしたものです。
これを篠田美貴が撮っていた…。
(南原)はい。
香山や社長の光岡をつけ回していたようです。
…となるとやはり痴漢事件はでっちあげだな。
(南原)篠田美貴はターゲットとして香山守を狙っていたんです。
篠田美貴とこの2人の接点を洗い出せ!
(一同)はい!森末春奈殺害事件は今も継続捜査中という事ですか?
(川中)はい。
継続捜査ですが専従は私一人です。
3年も経つと新しい証拠はなかなか出てきません。
現場の崖には争った跡があったんですよね?はい。
被害者は抵抗しています。
着ていた服のボタンがちぎれていました。
暴行目的という事ですか?類似犯罪の前歴のある人間や不審者を当たりましたがホンボシはいませんでした。
行きずりの犯行なら迷宮入りかもしれません。
どうした?高いところ苦手なんです…。
そうか苦手か。
えっちょっと…監察官!ちょっと…。
三池先生。
ここは3年前森末春奈さんが亡くなった場所ですね。
どうして今この場所に来たんですか?とっくに終わった事件でしょう。
それとも今回の事件と何か関係があるんですか?近くに用事があって銚子に来ました。
昔裁判になった方の事を思い出して手を合わせに来た。
それが不自然ですか?ええ不自然です。
先生は生前の森末春奈さんを知らない。
それに先生は香山守側の弁護士だった。
19歳の女の子が亡くなった事件です。
近くに来れば手くらい合わせますよ。
監察官置いていかないでくださいよ。
三池先生?失礼します。
どうしてここに三池弁護士が?さあね…。
やっぱ無理…。
(南原)殺された篠田美貴さんはあなたと香山さんをずっとつけていました。
尾行される心当たりはありますか?いやどうしてこんな事したのか全くわからないですね。
(南原)篠田美貴さんをご存じない?全く面識ない人です。
10日の夜午後10時半から11時半にかけて光岡さんどちらにいらっしゃいましたか?10日?篠田美貴さんが殺害された日です。
ああ!ここだ!会社で残業をしていました。
所属タレントのスケジュールをチェックした。
ここにいた事を証明してくれる方がいますか?う〜ん社員は帰して1人でいましたから…。
うん?これは…。
やっぱ銚子に来たら海の幸ですよね。
お待たせしました海鮮丼です。
うわあ!すごいですよ監察官。
(携帯電話)はい羽生。
何?わかったすぐに東京に戻る。
緊急事態だ。
お勘定。
嘘でしょ!?海鮮丼ですよ!あーっ!もう…。
会計俺なんですか?これ!戸川警部は何を連絡してきたんですか?香山のアリバイを証言した横山文雄の事だ。
香山の車と接触事故を起こしたって証言した人間ですよね。
ああ篠田美貴と高校で同級生だった。
篠田美貴と?もうあと2分だよ。
えっ?ぬれせん買えるかな?えっ?2分で買えるのか?
(望月)横山って横山文雄さん?はい。
こちらで仕事を請け負っていると聞いたんですが。
ああそうですよ。
でもまあかわいそうだったね。
まだ若かったのにがんだってね。
えっ?じゃあ横山文雄さんは?亡くなったのは確か去年の8月だったかな。
(富島)ご家族がいないっていうんでね遺品なんかはこちらで片づけたんですけど…。
少しの間一緒に暮らしていた女の人がいたけど亡くなった時にはもう別れていましたから。
同棲していた女の人がいたんですね?はい。
おい上原。
ああはい。
その女性というのはこの人じゃないですか?ええこの人です。
篠田美貴さん。
昨日も写真を見ましたから。
昨日?同じように横山さんの事を聞きにきた弁護士さんがいました。
三池さんっていう弁護士さんです。
光岡のアリバイを証明する人間はいないんだな?はい。
マークしろ。
被害者との接点が判明したら任意で引っ張れ。
(3人)はい。
羽生今度はなんだ?捜査状況を教えてくれ。
お前に口を出される筋合いはない。
勝手に本部に出入りするな。
3年前銚子で森末春奈という少女が殺されている。
調べているか?
(橋爪)香山守が逮捕された事件か。
結果は無実だった。
香山には完璧なアリバイがあったはずだ。
そのアリバイを証言したのは横山文雄という配達業の男だ。
それがどうした?なんの話をしている?この男は篠田美貴と同棲していた。
(橋爪)何?香山のアリバイを証言した横山は殺された篠田美貴と男女関係にあったんだ。
今度はそっちが手札を見せる番だ。
捜査はどこまで進行している?篠田美貴は光岡と香山をずっとつけていた。
光岡を事情聴取したが篠田美貴が殺された時間に光岡のアリバイはない。
なるほど。
3年前の香山のアリバイは横山の偽証という線が出てきましたね。
まだ確証はないが俺の勘じゃそうだな。
僕の勘でもそうです。
お前が勘なんて言うのは10年早いんだ。
じゃあなんて言えばいいんですか?勘みたいなものだ。
勘もどきだ。
がんもどきある?はいがんもどき。
あっ。
私もね。
はい追加。
はい。
同棲していた篠田美貴は死んだ横山からアリバイ偽証の事を聞いていた。
ああ。
では篠田美貴はその事で香山と光岡を脅していた?まあそういう筋だな。
筋…スジある?はいスジ。
はい。
スジもあるな。
私もスジ!はいよ。
じゃあ僕も。
ああ〜今ので最後。
えっ?お前だけ筋が通らない人間っていう事だな。
三池弁護士の動きも気になりますよね。
今になって銚子に行ったり横山と美貴の事を調べたり…。
色々と絡んできましたね。
絡んできたな。
しらたきある?はいしらたき。
これも絡んでますね。
フフフ…。
(大下)毎日来る事ないんだよ。
どうせ自宅待機中ですから。
ここで言うな。
内緒なんだから。
ニュースは見ていないんですか?最近のニュースは暗い話ばっかりだからな。
旅番組とか見ているようだ。
北海道とか沖縄とか。
一緒に行けるといいんだけど…。
先生がいいって言うならな。
ほらもう面会時間終わりだ。
(北村)はい。
(椅子が倒れる音)すいません起こしちゃって…。
まだいてくれたの?これから帰ります。
そう…。
ありがとうね。
失礼します。
看守さんになってるなんて思わなかった。
あの夜香山さんを制圧した看守さんが北村さんだったなんて…。
わかっていたんですね?香山さんが池上守だと。
先生と話す事は何もありません。
あなたはあいつの味方をして無罪にした弁護士だ。
失礼します。
管理官光岡が犯行時刻の30分前に月島駅を出ています。
何?
(南原)篠田美貴殺しの現場はこの駅から10分程度です。
これが…。
(南原)身長と顔の骨格をコンピューター解析しました。
科捜研の報告によると光岡で間違いないそうです。
決まりだな。
(橋爪)篠田美貴を殺したのは光岡だ。
(パトカーのサイレン)
(カメラのシャッター音)南原さん監察官が…。
ごめんなさい。
…失礼します。
毎回毎回現場の迷惑考えねえでよ。
お疲れさまです。
あの屋上からだな。
現場の情報が必要なら上を通してください。
橋爪には連絡してある。
上がるぞ。
はい。
失礼します。
(殿山)いいんですか?
(南原)仕方ねえだろ。
光岡の事務所はこのビルの…。
2階ですね。
それは?
(榎本)遺書のようです。
(光岡の声)「すべての責任は私自身にあります」自殺ですね。
南原警部。
すぐに指紋の採取とDNA鑑定だ。
(南原)ナイフに付着していた血は篠田美貴のものでした。
指紋は?出ました。
光岡の指紋です。
他の指紋は検出されていません。
決まりだな。
はい。
(ドアの開く音)ナイフが出たそうだな。
(橋爪)凶器に間違いない。
篠田美貴殺害の直前には光岡の姿が月島駅で確認されている。
(橋爪)篠田美貴殺しは光岡の犯行だ。
なるほど。
動機はゆすりだな。
3年前の森末春奈殺しは香山の仕業だ。
ああ。
その筋書きを書いたのは光岡だった。
そして光岡は横山にアリバイの偽証を依頼した。
光岡の個人口座から横山に800万の金が流れていた。
2人の接点はわかったのか?犬だよ。
かつて2人とも犬を飼ってた。
同じ公園に散歩をさせてたそうだ。
見えづらい接点だな。
ああ。
横山が死んだんで同棲相手だった篠田美貴が恐喝を受け継いだんだ。
(橋爪)香山を痴漢で訴えたのは脅しだ。
次は3年前の殺しの真相を暴露するとでも言ったんだろう。
もしかしたらあの2人結構仲いいんじゃないですか?すいません。
余計な事言いました。
それで?何が「それで」だ?これで一件落着ってわけじゃないだろ?えっ?篠田美貴殺しは光岡で決まりでしょう。
その光岡が遺書を残して飛び降りたんなら事件は終わりですよ。
警察から逃れられないと覚悟した光岡が屋上から…。
…違うんですか?あっでもほらあの遺書は?筆跡鑑定の結果光岡の自筆で間違いなかった。
自筆の遺書があるのに自殺じゃない…?光岡が落下した屋上には争った痕跡があった。
逆に鉄柵には光岡の指紋はなかった。
自分で鉄柵を乗り越えたわけじゃないって事だ。
は?偽装だよ。
自殺に見せかけて殺されたんだ。
あ…なるほど。
多分そうだろうなあ〜と思ってましたよ。
刑事には向いてないな。
お前がうちに配属されなくてよかったよ。
行くぞ上原。
羽生。
うちの若いの貸すか?少しは使えるぞ。
いやこいつを鍛えなくちゃいけない。
すいません…よろしくお願いします。
本件の篠田美貴殺害事件に関して被疑者死亡のまま光岡孝之を書類送検した。
本捜査本部は引き続き光岡孝之殺害事件の捜査を続行する!
(一同)はい!横山文雄の部屋を訪ねたそうですね。
先生はどこまで知ってます?どこまで?横山の偽証です。
あなたが横山を見つけてきたと聞いてますが。
ええ。
必死に探した証人でした。
ところがその証言が嘘だった。
嘘の証言をさせたのは誰ですかね?先生ではありませんか?監察官!?違いますか?私も横山さんの証言を信じていました。
お願いします。
池上が春奈を殺すはずがないんです。
どうか助けてください。
ご本人はアリバイがあると言っているんですね?ええ。
東京で車を運転したと言ってます。
デリバリーバンに接触した記憶があると…。
けれど警察は聞く耳を持っていません。
先生ならお力になってくださると…。
わかりました。
(塔子の声)光岡社長は必死だった。
その必死さに応えたいと思った。
(塔子)すいません。
この赤い車とデリバリーバンの接触事故をご覧になってませんか?
(横山文雄)あっ!この車だ。
覚えています。
(横山)運転手の顔は見えなかったけど車は覚えてる。
もう大丈夫です。
アリバイを証言してくれる人が見つかりました。
本当ですか?ありがとうございます。
ありがとうございます!真実を見つけたと思いました。
無実の人を救えたと思った。
つまり先生はその…。
利用されてたんだ。
あなた3年経った今回も香山の弁護を引き受けた。
3年前の真実をわかった上で引き受けたんですか?いいえ。
でも私はいつも依頼人を信じています。
無実だという依頼人の叫びを信じるのが弁護士です。
たとえ世界中は信じなくても弁護士だけは依頼人を信じる。
今度の痴漢事件でも香山さんの訴えを信じていました。
失礼します。
またここか。
1人の時はおでん屋じゃないみたいですよ。
戸川警部。
戸川警部?あいえ…良子さん。
ガルーシアしばらく3人にしてくれる?
(ガルーシア)シーセニョリータ。
あの今のは何語ですか?リトアニア語。
は…?気にするなただのナンパだ。
ナンパ!?何を驚いてる?いや…リトアニア…?3年前の事件納得いきませんね。
(ため息)え?何が納得いかないんです?森末春奈を殺害した犯人は香山で社長の光岡がアリバイの偽証を仕組んだんですよね?なぜ香山のためにそこまでするんだ?ああはい…。
実行犯は香山で殺害を指示したのは社長の光岡だったんです。
だから社長の光岡はアリバイ工作のために横山に800万の金を支払った。
…違いますか?その通りだろうな。
僕もこのぐらいの事はわかるようになりましたよ。
手が込んでるとは思わんか?手が込んでる…?横山に偽証させるだけじゃない。
わざわざデリバリーバンと香山の車を接触させて物的証拠まで作ってる。
そしてそれを依頼した弁護士に見つけさせた。
三池弁護士が横山を発見出来なければ横山のほうから出頭させる筋書きだったと思います。
二重三重に手を打って香山を無罪にさせた。
なるほど手が込んでますね。
一事不再理が狙いですかね。
一度無罪が確定すれば香山は二度と森末春奈殺しで裁かれない。
動機はなんだ?森末春奈が殺された動機ですか?うん。
相手は19歳の女の子だ。
どうしてそこまで計画的に殺さなきゃならない?ああ…確かに納得がいきませんね。
やっと話に追いついてきたか。
森末春奈は殺された時確かにCMの話が来ていました。
ミツオカプロダクションにとっては本当に金の卵でした。
その少女を事務所ぐるみで殺した事になる。
なぜだ?
(森末作治)息子はしけでやられた。
(森末)春奈が小学校の時だ。
嫁は3年辛抱した。
水産工場で働いて春奈の面倒を見てた。
そこで知り合った男と逃げちまったがな。
え?春奈さんを置いてですか?…失礼しました。
それから俺が引き取った。
孫とはいえ歳が離れててな。
血は繋がっとっても話は繋がらん。
春奈の話なら俺に聞くより友達に聞いたほうがいい。
角の食堂の娘と親しくしてた。
(井田美里)昔からすごくかわいい子でした春奈は。
(美里の声)隣町から春奈を見に来る男の子とかもいて。
ああいう顔に生まれたら楽しいだろうなあってずっと思ってました。
だから東京でタレントになるって夢も絶対かなうって思ってました。
その頃からタレント志望だったんですね?早くここから出て行きたいって…。
おじいちゃんいい人だけどなんていうか…昔ながらの漁師で厳しかったから。
それで高校を中退して東京に?半分家出みたいなものでした。
春奈勉強好きじゃなかったし。
私もだけど…。
あっ!もう七海!あんまり海のほう行っちゃ駄目でしょう?危ないんだから…。
東京に出てからも連絡はしてたんですよね?ああ…メールとか電話はしてました。
春奈の話聞くの楽しかったから。
バイト先の喫茶店で芸能人が来たとか。
事務所に入ったとか。
ミツオカプロダクションだね?バイト先の喫茶店でスカウトされたって言ってました。
でも嫌な事もいっぱいあったみたいで…。
例えばどんな事?それは言わなかったけど…。
春奈タレントには向いてないかもしれないって悩んでました。
そうなんだ。
事件が起こるちょっと前にこっち帰ってきたんですよ。
事務所は?どうするの?
(森末春奈)辞める。
どうして?もったいないよ。
せっかく夢がかなったんじゃない。
なんか…やっぱり合わなかったかなと思って。
なんかあった?好きな人でも出来た?え…?そうなの?まさか結婚でもする?そんなんじゃない。
無理だよ結婚なんて…。
いる事はいるんだ。
まさか芸能人とか?全然違う。
全く違う世界の人。
そういう相手がいたんだね?はい。
その相手の名前わかります?いや…教えてくれませんでした。
全然違う世界の人だって言ってたんですよね?お巡りさんだって…。
警察官!?管理官!何か出たか?光岡の遺書に使われた便箋の製造元わかりました。
限定品です。
(南原)関東弁護士会の会員に配られた便箋でした。
弁護士会?
(携帯電話)はいはい。
わかった?はい。
森末春奈は4年前の11月9日に補導歴がありました。
深夜徘徊と未成年の喫煙です。
補導したのは当時祖師谷南交番に勤務していた北村浩二巡査です。
それが出会いか…。
(宮本)監察官お疲れさまでございます。
北村巡査は?あ…あのそれが…。
連絡が取れません。
連絡が取れない?本人は自宅待機中じゃないのか?独身寮で待機中のはずなんですが…。
「はず」?寮の管理人によりますと自室におりません。
携帯にもかけているのですが電源を切っております。
警察官が携帯を切ってる?申し訳ございません。
森末春奈です。
森末春奈と申しますと…?3年前に香山守に殺害された少女です。
香山って…ええ!?
(大下)もういい北村。
離せ!離すんだ北村!そんな…まさか…。
監察官。
(南原)光岡が突き落とされた屋上から女性物のヒールの足跡が採取されています。
近くのコンビニ店の防犯カメラにも先生が店の前を横切る姿が映ってる。
どういう事だか説明して頂けますか?これは任意の事情聴取でしょう?なんだと!?南原さん。
任意なら黙秘します。
(ノック)管理官三池法律事務所の出したゴミからこれが…。
これは…。
南原を呼んでくれ。
(殿山)はい。
(立花)どうぞ。
これがあんたの事務所から出てきたよ。
こっちは光岡の遺書と思われた走り書きだ。
これを光岡のバッグの中に入れて遺書に見せかけた。
それは間違いないな?あんた3年前に香山の弁護をした。
それが全ての始まりだったんだろう?もう黙秘じゃ通りませんよね先生。
あっ!下手ねえ…。
私がやるわ。
いいよ。
もったいないでしょ。
食べられるところまで捨てちゃって…。
貸して。
いいって。
1人になってやっていけるかしら…。
大丈夫さ。
(ノック)
(今井)失礼します。
はい。
あっ…警務課長。
ちょっといいですか?はい。
(大下)どうしたんですか?
(今井)北村来てないか?
(大下)北村がどうかしたんですか?姿を消した。
ええっ?ここへ来たらすぐに連絡をくれ。
和美…。
和美!和美!和美!和美…!
(ナースコール)
(大下)和美!和美!羽生。
三池塔子は吐いたか?ここは俺のシマだ。
勝手に入ってくるな。
殺された森末春奈には恋人がいた。
香山を制圧した北村巡査だ。
なんだと!?じゃあ香山の制圧死は北村が?黙秘してますね。
監察業務としての事情聴取優先させてもらうぞ。
いつまで黙り込んでるつもりだ!監察官…。
ちょっと代わってもらうぞ。
どうしてここに?監察業務での事情聴取だそうだ。
北村浩二が姿を消した。
えっ?連絡が取れなくなった。
北村は殺された森末春奈の恋人だった。
あんたそれ知ってたね?無罪。
(塔子の声)裁判の傍聴席にいました。
真っすぐに香山をにらんでいた。
その時はまだ池上と名乗っていた香山をです。
その裁判で香山は無罪になった。
ええ。
いつ3年前の真実を知った?森末春奈を殺害したのはやはり香山だったと。
今度の痴漢事件で篠田美貴と会った時に…。
先生もグルだったんでしょ?グル?とぼけなくていいんですよ。
いくらもらって香山を無罪にしたの?何を言ってるの?横山より多くもらってたんでしょ?横山はたったの800万ですよ。
横山?アリバイを証言した横山文雄さんの事?わざとらしいお芝居やめてよ。
あんた全部知ってて香山の弁護したんでしょうが!その時初めて全てが仕組まれてる事に気づきました。
あの夜香山に接見して真実を問いただしたんです。
篠田美貴さんに会ったわ。
あいつなんて言ってた?どうしてこんなでっちあげ…。
森末春奈さんを殺したのはあなたなのね?今さらどうしてそんな話…。
ああ…やっぱりあいつその事で金を脅し取るために痴漢だってでっちあげたのか。
あなたなのね?先生教えてくれたよな。
一度無罪になった人間は同じ事件では二度と裁かれない。
一事不再理っていうんだろ?やったのね…。
もう終わったこったろう。
今すぐここから出してくれ。
それは無理ね。
新たな証拠があれば殺人事件の裁判はやり直せるんだから。
え?証拠のほうが一事不再理より優先するの。
そんな…!
(塔子の声)嘘でした。
けれどこの男をこのまま外に出したくはなかった。
社長を呼んでくれ!あなたに会いたくないって言ったわ。
3年前の事件もあなたが勝手にやった事だと。
嘘だ!全部社長が仕組んだ事じゃないか。
春奈たちに薬持たせたのも全部!薬?社長が全部用意したんだ。
(春奈)これ…。
危ない薬じゃない。
安心しろ。
903号室。
大事な人だからな。
やっぱり私…。
何しに田舎から出てきた?スターになりてえんだろ?CM入るかもしれないぞ。
帰る時に電話してくれ。
(塔子)光岡は政財界の有力者に事務所所属の少女と違法薬物をセットにして貢いでいたんです。
じゃあ森末春奈を殺害したのは…。
彼女はその秘密を知ったまま事務所を離れようとしました。
接待相手の名前が漏れれば大スキャンダルになる。
嫌!嫌…!社長…今終わりました。
私は真犯人を無罪にしたんです。
19歳の女の子の将来を奪った男を…。
なるほど。
もういいだろう。
あとは引き継ぐ。
光岡殺しの容疑がかかっている。
実行犯はこの人じゃないだろう。
女の手で大の男を鉄柵から突き落とす事は出来ない。
ああ。
だが遺書を偽装した事は確かだ。
あんた真相を光岡に問い詰めに行ってそこで事件を見たね?だがあんたは真犯人をかばおうとした。
私が香山を無実にしたから…だから彼は手を汚してしまったんです。
(塔子)あっ…!
(足音)
(塔子の声)恋人を失って悲しみの底に沈んだ人に手を汚させてしまった…。
体が勝手に動いていました。
何かをしなければいけないと思った。
(光岡の声)「すべての責任は私自身にあります」全部…私のせいです。
あなたのした事は弁護士として懲戒を受ける事になる。
わかっています。
それでも…北村さんの力になりたかった。
上原行くぞ。
えっ?橋爪あとは任せた。
ああ。
どこに行くんです?俺たちの仕事は香山の制圧死を調べる事だ。
はい。
それも殺人だな。
北村の復讐だ。
復讐…だろうな。
どういう事?別れるって言ったの。
どうして?似合わないよ私たち。
出会ったのだって補導されたからだし…。
そんな相手と付き合ってたらお巡りさんクビになるかもしれないよ。
そんな事ないよ。
第一退屈だもん。
お巡りさんなんて…。
お金もないし…。
私贅沢したいからさ。
そんな事今まで一度も言わなかったじゃない。
本当はずっと思ってたの!私あなたが思ってるような子じゃないから。
軽蔑される前に別れたいの。
何言ってるの。
なんの事だか全然わかんないよ。
ごめんね…。
(北村)春奈…!終わったよ春奈…。
全部終わった…。
(携帯電話)おっ…。
はい羽生。
調べるようにと頼まれていた件ですがすでに13年前に殉職していました。
そうか…わかった。
ご苦労さん。
東亜総合病院に向かってくれ。
大下の奥さんのところですね。
自分も北村が現れるならそこだと思っていました。
和美…和美!
(大下)和美!和美!
(大下)和美…!息子さんですかね?亡くなってる。
えっ?この前来た時から気になってたんだよ。
随分古い写真だからな。
息子さん警察官だったが殉職してる。
戸川君が調べてくれた。
亡くなったのは交番巡査になって2年目。
(大下光一)危ない!
(車のクラクション)二階級特進だ。
その事もこの事件に絡んでるはずだ。
それって一体…?来たか。
大下さんの奥さんは?ICUのほうに運ばれていきました。
そうですか。
監察官…。
申し訳ありませんでした。
私が2人を殺しました。
君が?春奈の敵を取るために私が香山と…光岡も殺しました。
(大下)よせ北村。
もういいんだ。
大下さん奥さんは?眠るようにっていうのが本当にあるんだな。
全く苦しまなくてな…。
本当に眠るみたいだった。
顔見てやってくれ。
霊安室で眠っている。
(汽笛)北村が私の部下として成城北署の看守に登用された事は偶然でした。
運命のいたずらですかね。
三池弁護士が全て自供しましたよ。
光岡の自殺偽装をしたと。
北村だと…北村の犯行だと思ったんですね。
はい。
母さん…!
(大下)ではいただきます。
いただきます。
はいどうぞ。
北村遠慮せずどんどん食べろよ。
うん。
遠慮しろよ。
(衝突音)
(北村)早いよお前…。
21で警部補かよ…。
大下…。
お父さんは警察官の鑑だなんて言うけど…警部補がなんだっていうのよ。
光一はもういないの。
いないの…。
奥さん…。
北村君はご両親を悲しませるような事しないで。
もういないです。
1人で育ててくれたおふくろも去年死にました。
そう…。
それでも…生きてる事が親孝行なのよ!
(北村の嗚咽)だがこの事件の犯人は北村じゃない。
あなたです。
あの日の事です。
香山が留置人としてやって来た時…。
池上…?
(大下)どうした?北村。
いえ…。
北村の言葉からあの男が春奈ちゃんを殺した容疑者だと知ったんです。
北村は最初から気づいていた…。
はい。
私も香山の事が気になりました。
だからあの日…。
入れ。
篠田美貴さんに会ったわ。
あいつなんて言ってた?どうしてこんなでっちあげ…。
森末春奈さんを殺したのはあなたなのね?三池弁護士は接見室で香山を問い詰めていました。
その夜香山は錯乱した。
はい…。
弁護士呼んでくれ−!
(北村)落ち着け!北村!制圧だ!はい!もういい北村。
離せ!離すんだ北村!
(大下)救急車だ。
救急車を呼べ!
(北村)はい!防犯カメラの映像を何度も見直しました。
一連の動きに不自然さがあった。
一番は北村巡査に消防への通報を命じた事です。
電話に一番近いのはあなただった。
それなのに北村を現場から離した。
そして香山と2人きりになった。
全部あなたが仕組んだ事ですね?はい。
(警報音)
(大下の声)あの時香山はすぐに意識を取り戻したんです。
あいつ俺を殺そうとした…。
許さねえあのガキ…!春奈ちゃんを殺したのはお前なんだな?フフフ…だからなんだってんだよ。
俺は無罪になったんだよ。
法律が俺を無罪にしたんだよ。
それを今さら…。
ふざけやがって。
(笑い声)
(香山)うっ…!
(大下の声)あの男は自分の罪を見つめようともしなかった。
あいつは二度と裁かれないんです!一事不再理の原則がある限り法律は香山を裁けない!光岡を突き落としたのもあなたですね?全部光岡が書いた筋書きです。
実行犯は香山でも春奈ちゃんを殺した本当の犯人は光岡だ!
(大下の声)警察手帳を見せて油断させた。
事情聴取をしたいという言葉を信じ込ませました。
(大下)あの日の午後の事なんですが…。
うわあっ!
(光岡)ああっ…!三池弁護士はそれを北村の犯行と誤解した。
それで遺書の偽装工作をした。
あいつを…女房を見送ってから自首するつもりでした。
あいつを見送ればもうなんにもいらない。
勝手な事言ってもらっちゃ困る。
犯罪人を裁くのは法律の仕事だ。
その法律が…香山を二度と裁けないんです!だからといって個人が復讐するという事は決して許される事じゃない。
わかっています…。
頭の中ではわかってるんだ!それでもそれでも…ここが叫ぶんです!こんな奴を許していいのかって。
あいつに会ってくれたかい?はい。
本当に眠ってるみたいでした。
あの子を…春奈ちゃんを追い詰めたのは俺なんだ。
大下さん?春奈ちゃんの事を女房に相談しただろう?大切な人がいるって。
(和美)かわいいじゃない!いい子なの?はい。
女房から聞いて会いに行った。
浩さんからいつも聞いてます。
本当のお父さんお母さんみたいだって。
そう…。
いつか2人みたいになりたいって。
北村が君にそう言ったんだ?はい。
でも…無理ですよね?それを言いに来たんじゃないんですか?警察官が補導した相手と付き合っちゃいけないから。
駄目ですよね…。
あいつ刑事志望なんだ。
刑事に採用されるのは結構大変でね…。
成績も優秀じゃないと駄目だし上司の推薦も必要になる。
それがあいつの夢なんだ。
私…そんな人に似合う子じゃないから…。
浩さんの事よろしくお願いします!
(大下の声)俺があの子を追い詰めた。
一緒になればいいじゃないかと言えなかった。
お前が遠くに行ってしまいそうで…。
光一と同じように俺や和美の手の届かないところに行ってしまいそうで…。
(北村)大下さん…。
そうだ…。
俺も和美もお前が息子みたいなもんだった。
お前がいる事で俺も和美もどんなに助けられたか…。
(北村)いただきます。
(和美)お父さん。
(大下)うん。
ああ…。
どうぞ。
ありがとうございます。
加減は?ああ〜よく効く。
よかった。
楽ちん!
(大下の声)二度も息子をなくしたくなかった。
俺が間違っていたんだ。
刑事になれなくてもいい…。
警官なんか辞めたっていい。
一緒になれよと言うべきだった!あいつもそう言ってくれと俺に言っていた。
警察なんかなんだって言っていた。
お前が幸せになる事が一番だと言っていた!なのに…俺はあの子を追い詰めた。
(大下の声)あの子…泣きながら頭を下げた。
お前を頼むと…。
いい子だった…。
ごめんね…。
すまん…。
いい刑事になってくれ。
(パトカーのサイレン)もらっていくぞ。
ああ。
辞めようなんて思うなよ。
君が警察に残れば色々言う奴も出てくるだろう。
これからそれなりの処分も受ける事になる。
それでも辞めようなんて思うなよ。
大下さん!俺…刑事にはなりません。
刑事になりたくて看守の仕事に就きました。
そこで…ずっとずっと大下さんの背中を見てきました。
俺…看守を続けます。
大下さんのような看守になります!いい看守になれよ。
はい!
(パトカーのサイレン)本件監察報告です。
大下光男は懲戒免職。
北村浩二は署長による口頭注意と致します。
以上ご報告致します。
看守による故意の殺人だと…!?はい。
こんな報告書を発表しろというのか!?ですがそれが真実です!一時的に叩かれる事はあっても事実を公表する事が警察の自浄努力だと考えます。
失礼します。
(ため息)そりゃあ警務部長ショックだったでしょうね。
青ざめてヒーヒー言ってたよ。
見たかったなその顔。
はいどうぞ。
美味しいロンジン茶入りました。
ろうじん茶?ロンジン茶です。
中国を代表する緑茶です。
そんなもんどこで手に入れたんだよ?もう努力の方向が違うんですよね。
警察辞めて喫茶店出すか?いいえ。
これから色々言われる事があっても辞めずに立派な監察官を目指します。
そう言われましたから。
お前に言ったんじゃないよ。
そうお前には言わない!まあまあ…どうぞ。
熱い熱い熱い…!熱い!熱い!ああ…湯のみ熱いから気をつけてください。
先に言えよ!わざとだな?上原和也。
いやいやいや見てたでしょ?湯のみにお湯かけてたの。
これが本場のいれ方なんですよ。
いやわざとですよ。
顔に出てる。
ああ出てるよ。
えっ?本当に?ああ。
うっ…ああ。
なんだ…うまいなこれ。
いいでしょ?でも薄くねえか?色が。
薄くないですよ。
ちゃんといれましたから。
熱い…!2015/07/04(土) 21:00〜23:06
ABCテレビ1
土曜ワイド劇場「監察官・羽生宗一〜毒ハブと呼ばれる男」[デ][解][字]
留置場で疑惑の制圧死監視カメラの死角の真相を追う!!逆転無罪を勝ち取った女弁護士の疑惑!?
詳細情報
◇番組内容
中村梅雀が超個性派監察官を演じる好評シリーズ第3弾!留置場内で起きた疑惑の制圧死事件!“毒ハブ”こと羽生宗一は、背景に3年前のタレント殺人事件が潜んでいることを知り…!
◇出演者
中村梅雀、戸田恵子、渡辺大、櫻井淳子、田山涼成、伊嵜充則、藤真利子、大鶴義丹、国広富之、春田純一
◇スタッフ
【脚本】安井国穂
【監督】吉田啓一郎
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/dwide/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語
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