東北発☆未来塾 夜回り先生 特別授業@岩手県宮古「子どもの未来を守るには」 2015.07.04


「東北発☆未来塾」。
応援団長のサンドウィッチマンです。
子どもたちからしっかり笑いを取っているピン芸人は誰ですか?ピン芸人じゃないですよ。
先生です先生。
今回の講師水谷修さんです。
横浜で12年間定時制高校の教師を務めました。
通称夜回り先生ですね。
夜回りって何?例えば夜の街を見回りしてですね遊び歩いてる子どもとかあと非行に走ってる若者たちを指導したり相談にのってあげたりしてるんですね。
(水谷)よ〜しほら立って。
さよなら〜。
いい子だ。
こんな先生なかなかいないよ。
さすが夜遊び先生。
夜遊びじゃない夜回り先生よ。
意味全く変わってくるから。
それでひまわり先生から…。
ひまわり先生って誰だよ。
夜回り先生ですよ。
夜回り。
そう。
あの震災を経験した子どもたちからですねふだん大人へは言えない気持ちを聞き出して子どもたちの未来をどう描けばいいのかを学ぶんです。
う〜んあしたを作ろうっていいね夢があるよね。
あれ?あれれれ…?どうしたの?何?何?これもしかして夜回り先生の横にいんのはこれ…じゃないですか?これまずいでしょ。
教え子に先生が手出しちゃ。
いや何言ってんだよお前。
よく見なさいほら。
富澤さん私ですよ私。
ナレーション担当の吉本実憂です。
私も特別授業に参加して子どもの未来をどう描いていけばいいのか考えます
(2人)「東北発☆」。
(一同)「未来塾」!
岩手県宮古市。
ワンワンをはじめNHKの10番組の人気者が集まりました
被災した人たちに元気と笑顔を直接お届けするためです
気温30度を超える中4,000人近くのお客さんが足を運んで下さいました。
ありがとうございます。
もちろん「未来塾」も参加しましたよ。
元定時制高校の教師で夜回り先生こと水谷修さんを講師に特別授業です
皆さんこんにちは。
(一同)こんにちは。
今日は「東北発☆未来塾」にようこそおいで下さいました。
あの震災でいろいろな心に傷を持った子どもたちがまだ数多くこの東北の地宮古でも苦しんでいます。
私のもとにも数多くの子どもたちからの相談が今もなお続いております。
今日はこの「東北発☆未来塾」でその子どもたちの苦しみどんなところから始まったのか。
これからこの東北の子どもたち宮古の…みんなとゆっくり話していこうと思ってます。
教室を埋めたお客さんのうち半分は岩手県内の高校生や大学生。
半分は保護者世代の大人たちです
ところで吉本さんはこの被災地東北に来るのは初めてですか?私は初めてですね。
私は宮古市内でも極めて大きな被害を受けた田老地区を訪ねました
今被災地はどんな状況なのか直接見て知りたかったからです
田老地区を襲った大津波は高さ10mの防潮堤を乗り越え海沿いにあった9割の建物を破壊しました
東日本大震災から4年たっても復興はまだまだこれからだと感じました
水谷先生の特別授業。
まず私と同年代の被災した大学生に話を聞くところから始まります
ホントに生の本当のあの当時の気持ちをお聞きしたい。
えっと私は震災当時高校2年生だったんですけど地震が起きた時はちょうど高校の授業中でみんなで学校にいたんですけど私自身はその日はおうちに帰れなくて自宅もすごく海の近くだったので被災をして…私自身は震災があった次の日にうちに帰って町の様子を見てすごくこう…何か映画を見てるような何か信じられないような感情になったのを覚えています。
(山本)はい。
えっと僕は震災当時は中学3年生でした。
卒業式が3月12日。
次の日に控えていてリハーサルを終えてみんなで教室で最後のおしゃべりをしていたところで地震が起きました。
ずっとみんなで校庭で待機していてその中には泣いてる人もいて。
中学校の用務員さんが…町の方を見たらもう土煙か水しぶきか分からないけどまあ…茶色い煙のようなものが見えてみんなそれぞれ走って近くの山に駆け上って…私は震災当時中学3年生で同じく卒業式を控えていました。
その日のうちに私は両親が迎えに来たので家に帰る事はできたんですけどやはり…
(中島)次の日に…
ここで水谷先生教室に来ている学生全員に質問です。
震災当時大人に対してどういう感情を持ったか?
是非皆さん自身があの時心の中で思っていた事…何か文句でもいいです。
そういうものがあったら今から紙をお配りしますのでそれにちょっと書いて頂けませんか。
大人の方々怖いですよ。
何を言われるか…それでいいんです。
いい勉強しましょう。
僕も大人の一人として学ばせてもらおうと思います。
お願い致しま〜す。
「広い心を持ってほしい」。
そんな狭かったかい?その時君のご両親?あの両親じゃないんですけどもこれお店を経営している方に対してで…僕も許せません。
「若者の力をもっと頼って欲しかった」。
はい。
えっと私は…・私も何かしなければならないっていう感じでいろいろと手伝おうとはしちゃったんですけどそこで大人の人たちが私たちがやるから今は黙ってじっとしてなさいというふうに言ってて。
しばらくたったら何か結構…その時はもう何かみんなで助け合っていく必要があるから…これはねあの…大人からの代弁ですけどやっぱり大人は大人で子どもの力を借りないで…分かりました。
「抱きしめてほしかった」「そばにいてほしかった」など大人たちへ優しさを求める声も多く聞かれました
一方大人からは子どものおかげで命が助かったという発言も出ました
自宅にいまして体が不自由なおばあちゃんと私と娘がおりました。
それであ〜…これじゃいけないと思って…そのたたいた私を見て…・ばか力っていうか車に乗せるのも普通の力ではできなかったと思うんですけども…。
ホントに娘がいなければ私もおばあちゃんも流されてました。
圧倒的な自然の力の前になすすべがなかった学生もいます
「家族を失い何もやる気も生きる気もなくなった希望がほしかった」。
家族を亡くされたんですか?とりあえずあの…冷静な判断ができなくてとにかく…そのあとから何も…何か…ありがとう。
私自身もあの…あの当時高校2年生だったんですけど何ていうのかな何かこう…きつい口調で言ってしまったりだとかなかなか感謝の気持ちをふだん伝えられなかったままおじいちゃんとおばあちゃんが亡くなって会えなくなってしまった時は何か…さっきのお話聞いて思い出しました。
分かります。
君の支えになるか分からないけれども生きていればいろんなあしたがあるし君が待ってる事君が被災地で…はい…。
是非僕も協力しますから…ありがとう。
ありがとうございました。
震災によって大きく傷ついた子どものために私たちは何ができるんでしょうか
震災後の東北に50回以上通っている水谷先生特別授業の前日地元の中学校を訪ねました。
一人でも多くの子どもの声に直接耳を傾けようというんです
この日集まった生徒はおよそ40人。
震災が起きた時小学2年生から4年生でした
皆さんこんにちは。
(一同)こんにちは。
声が小さいな。
こんな格好だからだね。
先生になりましょう。
大体こんなねちゃんと着てると話もできないだろうから少し脱いで…。
夜回りっていうのはね夜11時から始めます。
制服を着た子たちがいたら「おい中学生か?高校生か?早く帰れ!ほら名刺!何かあったら相談しろ」。
そういう生活を24年繰り返してきた人間です。
だから今だから言いたい。
宮古市に岩手県に私はこれをお願いしたいってのあったら…。
ん?何かある?あの自分で行ける…お店がそんなにないか?はいどうぞ。
本屋さんか!いいな〜。
先生物書きだから。
本屋さんな。
今はない?宮古は。
あるんですけど…
ここからが本題。
水谷先生は中学生たちに震災当時の気持ちを聞いていきます。
しかし子どもたちの反応は意外なものでした
君は…はい。
震災当時の気持ちを語らない中学生たち。
さすがの夜回り先生も少し戸惑いました。
でも言葉を交わすうちその理由が見えてきたといいます
子どもたちにね聞いたんです。
すごく心がつらくなりました。
また本当にため込む事ができない風船みたいな存在。
膨らましすぎてものをため込みすれば破裂するわけです。
だからため込まず外に出して…
親しい人を亡くしたり思い描いていた夢を失ったりした子どもたち。
水谷先生は大人の接し方がとても大事だとアドバイスします
さてここで聞きます。
子育てで大人の方…あれ?宮古の女性は鬼ママだった!吉本さんはお父さんお母さんホントに優しかった?私は厳しかったんですね。
もちろん褒めてくれる事もあったんですけど…。
今の年齢になってちょっとずつ何か感じてきてる事とかもあったりするので…。
いいとこはどんどん見習っていきたいなとは思いますね。
いいな〜。
是非ね…だから自ら子どもたちは真面目に生きていくし勉強していくし夜の世界の大人たちの魔の手にもはじまらないんです。
子どもは親を選べない。
子どもは生まれ出る環境も選べないんです。
じゃあひどい親やひどい環境に生まれた子どもにとって幸せは遠い?日本ってそんなつまんない国じゃないはずだ。
だから地域が町が…子どもというのは受けた優しさや愛が与えられた夢や希望が多ければ多いほど非行犯罪心の病から遠ざかる。
是非ね…今日はどうもありがとうございました。
(拍手)そういう意味ではこういうふうに機会があるって事は迷ってる学生自体も…これから社会人になっていく一員として自分にもし家族できた時とか周りに小さい子がいた時にその子たちの…高校生たちだったりとかいろいろ…若い人たちが前向きにというか…水割り先生いい事教えてくれたよね。
水割り先生じゃないですよ。
夜回り先生の水谷先生。
水谷先生ね。
そうそうそう。
子どもたちを認めてたくさんの優しさをあげるっていうのが非常に大事って事ですね。
実憂ちゃん実際に特別授業に参加してみてどうだった?
あの震災を経験した若い世代の方たちの言葉っていうのは思っていた以上に重みがあって胸に響きました。
私も前向きな人が少しでも増えるように東北の方の声を伝えていきたいです
アハハ…ちょっと何言ってるか分かんないけどね。
何で分かんねえんだよ。
分かるだろ。
まあこれからの実憂ちゃんの活躍に期待しようよ。
そうですね。
で次回の「未来塾」は何やんの?はい。
え〜テーマはですね「ごちそうさまのチカラ」。
講師は被災地から日本の食べ物の在り方を変えようとするオトコ高橋博之さんです。
サンダルだけどやる気あんのかね?いやこれがですね見た目には特にこだわらない高橋さんの基本のスタイルなんですよね。
ふ〜ん。
でどうやって日本の食の在り方を変えるの?高橋さんには秘策があります。
既に動き始めています。
それにしても分かりにくい映像だね。
いやこれわざとモザイクかけてるからね。
あそうなの?そうそうわざとだろこれ。
「東北発☆」
(一同)「未来塾」!2015/07/04(土) 11:20〜11:40
NHKEテレ1大阪
東北発☆未来塾 夜回り先生 特別授業@岩手県宮古「子どもの未来を守るには」[解][字][再]

夜の街に出歩く若者の相談に乗ったり、指導したりしてきた元定時制教師・水谷修さんが、悩みを抱える被災地の子どもたちとの寄り添い方を考える。MC:サンドウィッチマン

詳細情報
番組内容
24年間、夜の街で遊ぶ若者たちの相談にのる「夜回り」を続けてきた水谷修さんが、東日本大震災で大きな被害のあった岩手県宮古市で、若者や大人を前に「話し合い」を行う。水谷さんは、講演とは違い、会場にいる被災した人たちと会話をする中で、抱える課題を探り出し、解決方法を探っていく。語られる壮絶な震災体験を前に、夜回り先生は、悩みを抱え続ける子どもへの接し方を語る。【MC】サンドウィッチマン【語り】吉本実憂
出演者
【出演】元高校教諭…水谷修,【キャスター】サンドウィッチマン,【語り】吉本実憂

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
趣味/教育 – 教育問題
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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