ウェークアップ!ぷらす 2015.07.04


日本時間の木曜日朝。
ワールドカップ準決勝。
イングランドを相手に先制点を取ったのは日本。
キャプテン、宮間選手のPK!同点に追いつかれて迎えた後半戦終了間際。
川澄選手のパスがゴール前に。
それをクリアしようとした相手選手の右足に当たりゴール!勝利を手にしたなでしこジャパン。
あさっての朝、アメリカと決勝戦を迎え、もう一度、夢の頂点を目指す。
そこで興奮覚めやらぬ街で聞きました。
あなたがもう一度実現したいこと、ありますか?
もう一度舞台に出たいなとは思います。
役者さんでいらっしゃる?
役者をしてたんで。
宝くじに当たったこと。
300円で1万3300円当たったから。
ちなみにそれ以降、当たったことは?
特にないです。
好きなアーティストがいてて、その人が学校に来たんですよ。
そこでちょっとだけど、お疲れさまでしたって言ったら、お疲れさまって、あいさつ返してくれたんで、それもう一回、現実味わいたいなと思いますね。
近くに来たとき、どんな感じですか?
もうやばい、この世の終わりやなと思った。
銀婚式を迎えて。
水曜日、秋篠宮ご夫妻が、国内外の本を集めた展示会に出席されました。
実はお2人の出会いの場所となったのは、大学構内の書店。
結婚25年目のご夫妻は、月曜日に銀婚式を迎え、文書で感想を寄せられました。
その中で秋篠宮さまが提案され、夫・妻・親としての自己評価を、優・良・可でお答えになっています。
私の場合には、限りなくボーラーラインに近い可といったところでしょうか。
私も仲よく、可にいたします。
いろいろ可能性を秘めている可ということで、いかがでしょうか。
良や優は、今後の努力目標とすることにしましょう。
はい。
これからも可能性を大事にしつつ、努力目標に向けて、一緒に年を重ねていくことができれば幸せに思います。
そして皇太子ご夫妻の仲むつまじい姿も。
きのう、ご夫妻は南太平洋のトンガに到着。
雅子さまにとっては、2年2か月ぶりの外国訪問で、きょう、トンガ国王の戴冠式に、ご夫婦そろって出席される予定です。
夏休み直前、レベル3に。
火曜日、箱根山の大涌谷でごく小規模の噴火が発生したと見られ、噴火警戒レベルが3に引き上げられた。
箱根町は、大涌谷からおよそ1キロの範囲の立ち入りを規制。
きょう、あすは、もうお客さん来ないんで、完全に休業みたいな状態です。
また仙石原と強羅に温泉を供給する会社によると、月曜日の地震があったあと、湯量に変化が起き、およそ70軒への温泉の供給が止まったという。
夏休みを目前に控え、観光客への影響が心配される。
登る赤ちゃん。
アメリカで1歳の女の子が驚きの特技を披露した。
壁をよじ登っているのは、1歳7か月のエリーちゃん。
岩に手足をかけ、一歩一歩考えながら登っている。
なぜ赤ちゃんは壁を登るのか。
実は、母親がロッククライミングのトレーナーで、妊娠中も崖を登っており、エリーちゃんも生後間もなくから訓練を続けていたという。
初めて壁を登ったのは、生後8か月だといい、この日も2メートルを登りきった。
尾を引く発言の影響。
それは先般のご発言…。
おかしいぞ!
その上においてですね。
静粛に願います。
激しいやり取りが続く、安保関連法案を審議する特別委員会。
きのう、枝野幹事長が質問したのは、あの問題。
メディアに対する圧力とも受け取られるようなご発言が繰り返されております。
先月、自民党の勉強会で、大西英男衆院議員が、マスコミに圧力をかけるべきだなどと発言。
さらに今週火曜日にも。
懲らしめようという気はあるんですよ、一部のマスコミですよ。
これには野党だけではなく、特別委員会で参考人として意見陳述した、鳥越俊太郎さんも。
その辺の居酒屋で酔っ払って、おだをあげて、まあ、マスコミなんか潰してしまえと言っているのと、訳が違うわけです。
安保関連法案の審議で議論される不適切な発言問題。
安倍総理はきのう。
大変国民の皆様に対しましても、申し訳ない気持ちでございますし、沖縄の皆様の気持ちを傷つけるとすれば、申し訳ないと、このように思っております。
特別委員会で激しく対立する民主党。
一方で維新の党は、安保関連法案の対案をまとめた。
独自案を提出されたことに対しましては、敬意を表したいと。
維新の対案を持ち上げた安倍総理。
だが政府案と維新の対案は、武力行使の要件などを巡って、大きな隔たりがある。
与党側は今月15日には、特別委員会での法案の採決に踏み切る方針だが、民主党はこれに反対。
維新の党も対案を審議する時間が必要だとして、15日の採決には応じない考えだ。
安保法制を巡る駆け引きは、日を追うごとに激しくなっている。
おはようございます。
7月4日土曜日、ウェークアップ!ぷらすです。
どうも台風が次々発生して、日本列島大荒れの予感なんですが、大荒れというと、この週末、ギリシャで国民投票。
それからここへ来て、中国の株がどうも暴落気味。
そして安保法制が大詰めと。
きょうは、もろもろ、専門家を交えてですね、一体そのあたり、どうなっていくのか、詳しくお伝えしてまいりたいと思いますが、まずはこちらからです。
梅雨前線の活発な活動による激しい雨で、きのうは千葉市で道路が冠水し、避難勧告も出ました。
来週は日本列島に台風が近づきそうです。
きのう午前の千葉市。
午前10時過ぎの千葉駅前です。
雨のせいで道路が冠水してしまい、水位が私のひざ下ぐらいまで来ております。
激しい雨で川のようになった道路。
車は水をかき分けながら走っていました。
さらに、駅の構内にも水が浸入。
雨がざーっと降ってきて、5分、10分で、もうこの前の、ここが水浸しになっちゃったんで。
きのう千葉県では、香取市で7月の観測史上最大となる1時間42ミリという雨量を観測。
また、千葉市稲毛区の一部では、一時4600世帯余り1万人以上に避難勧告が出されました。
午前10時前、横浜市中区です。
大雨の影響で、ふたが浮き上がっています。
さらに神奈川県二宮町の住宅街では、幅およそ6メートルにわたって土砂崩れが発生。
道路が一時、通行止めになりました。
すごい音がして、地震みたいに揺れたので、外を見たら、なってました。
家屋への被害やけが人はなかったということです。
大雨は、梅雨前線に沿って発生した活発な雨雲が、次々と関東や東海に流れ込んだことによるものでした。
きょう、あすも梅雨前線は関東付近に停滞する見込みで、断続的に雨が降り続くおそれがあります。
また現在、日本の南の海上では、台風9号、10号、11号が発生しています。
このうち9号は、来週後半に日本に接近する可能性が高く、今後も河川の増水や土砂災害などに十分な警戒が必要です。
現在の東京・渋谷のもようを見てみましょうか。
お天気カメラ、ご覧のように傘を皆さん、でも、差してらっしゃらない方もいますから、ちょっと今は小雨ということなんですが。
でもきのうもすごい降り方で、時間によって、だいぶ違いがあったんですよね。
そのあたり、どうなるのか、気象予報士の蓬莱さんです。
おはようございます。
おはようございます。
お願いします。
では、現在の雨雲の状況、見てみましょう。
広い範囲で雨雲がかかっています。
東京、このあと、いったんやみますが、この北陸の雨雲がまた下りてきそうですね。
それが下りてくるんですか?
このあとの予想を見てみますと、きょうは東京、名古屋、大阪、不安定なお天気となりそうです。
にわか雨注意。
九州南部は大雨に警戒ですね。
24時間で180ミリ、多い所では予想しています。
土砂災害などに、警戒が必要です。
そして続いてこちら。
日本には、この梅雨前線の雲がかかっていますが、台風9号、10号、11号と、3つ出来ているんですね。
だいぶでも、離れているような感じがするんですが、そうでもないんですか、今後。
これ、離れているから厄介なんですね。
離れているから厄介?
海の温度が暖かいので、勢力を強めて、9号は日本に近づくおそれがあります。
そういうことか。
10号は、今のところの予想だと、ほぼ停滞する見込みです。
11号は、この9号のあとをついてくような進路を取りそうなんですね。
では9号の進路予想を見てみますと。
暖かい海の上を北上してきます。
来週の木曜日に沖縄に近づく可能性が出てきました。
この予報円というのは、台風の中心がこの円のどこかに進みますよという予想なんですが、梅雨の台風の特徴は、台風本体から離れていても、梅雨前線を刺激して、大雨のおそれがあるということですね。
それ、9日以降、どっちのほうに行くんですか?
今のところだと、本州に近づいたり、九州に近づく可能性も出てきていますので。
来週末、もしかするとという感じですかね。
ですから、最新の情報を、こまめに確認をお願いします。
では天気図を見てみましょう。
梅雨の台風の特徴は、これ、去年の7月9日なんですが、台風から離れている梅雨前線が刺激されて、長野県の南木曽で土砂災害の被害がありました。
ありましたね。
ことしの7月9日の天気図。
台風プラス梅雨前線。
やはりこの梅雨台風の特徴なんですね。
南木曽でどういったことが起こったのか、こちら、VTR見てみましょう。
すごかったよね。
これ、川の上流ですね。
局地的に大雨が降りました。
2時間で100ミリ近い大雨が降って、下流で一気に土砂が流れ込んできたというわけなんですね。
自分の住んでいる所が、雨がそんなに降ってなくても、これはあるということですね。
突然、来るっていう。
そうですね、台風からの湿った空気の影響で、局地的に激しい雨の降る可能性が、台風本体から離れていてもありますので、今週、そして来週とこまめに台風情報を確認してください。
では週間予報見てみましょう。
きょうも不安定なお天気で、大阪は夕方ぐらいから雨が降りやすいです。
きょうは九州の南部で強い雨が降って、大雨のおそれがあります。
日曜日になると、東京、名古屋、大阪、あした強い雨が降りそうです。
雨の降り方、要注意。
大阪でも結構強い、東京でも強いという状況ですね。
あしたですね。
来週前半、いったん曇りますが、この来週後半というのは、台風の動きしだいで、梅雨前線、刺激したりしますと、強い雨が降るおそれがあります。
そこの注意マークのようなものはなんですか?それは。
雨の降り方、要注意ですね。
小さい傘マークですけれども、長く降ったり、雨が強く降るおそれもありますので、台風の進路しだいといったところで、こまめに確認をしてください。
通常、これは一番下、福岡が、鹿児島になってるのは、どういうことですか?
そうですね、こちらは鹿児島で大雨のおそれがあります。
これまでにも半年分ぐらいの雨が1か月で降ってますので、特に土砂災害警戒ということで、福岡じゃなくて、鹿児島を入れさせていただきました。
なるほど、ということで、全国的に警戒が必要な状況になってます。
蓬莱さんでした。
ありがとうございます。
さあ続いて、新幹線の歴史上初めての火災事件の背景は?
今週、東海道新幹線のぞみの車内で71歳の男が焼身自殺した事件で、男は年金への不満を口にしていたといいます。
男がこのような行為に及んだ背景には何があったのでしょうか。
これは、東海道新幹線で焼身自殺をした男の事件当日の映像。
東京・杉並区にある自宅から、最寄り駅まで歩く姿を、防犯カメラが捉えていた。
白のポロシャツを着て、帽子をかぶって歩いていて、背負っている黒いリュックサックは、大きく膨らんでいる。
この男、林崎春生容疑者は、このあと新幹線に乗る。
そして。
東海道新幹線のぞみ225号の様子です。
現在、車両のすべての扉が開いています。
今週火曜日、東海道新幹線の開業以来初めて、走る列車内で火災が発生した。
車内放送で火災が起きたっていうのが、ちょこっと聞こえてきたんで。
扉越しにですね、全面に黄色い炎が見えた。
東京発新大阪行きののぞみ号の1号車の中で、男が焼身自殺。
乗客の女性が巻き込まれ、気道熱傷で窒息死した。
もしかしてだめなのかなって思ったんですけど。
黒焦げになった、かばん。
この男性は、火災が起きた車両から命からがら逃げてきたという。
焼身自殺をしたのは、林崎春生容疑者71歳。
林崎容疑者は、のぞみ号の止まらない静岡県の掛川駅までの切符を手に、始発駅の東京駅から新幹線に乗車。
そして東京駅を出てからおよそ30分後、ポリタンクに入ったガソリンを頭からかぶり、ライターで火をつけたという。
林崎容疑者が自殺を図った背景には、何があったのか。
岩手県出身で、12人兄弟だという林崎容疑者。
40年以上前に上京し、ギターを持って酒場で歌う流しの歌手をしていたという。
以前、林崎容疑者が歌っていたスナックには、本人の名刺が。
なんとなく仲よくなったんでね。
私はこういうもんです、名刺作ったからみたいな感じで。
北島三郎。
楽器を弾きながら、歌ってたんですか?
そうそう、ギター。
流しの仕事のあとは職を転々とし、事件当時は年金生活を送っていた林崎容疑者先月ごろから知人に、ある不満を漏らしていた。
なんでおれは35年間年金かけてるのに、12万、月12万というのはどういうことだと言いに行くと。
住民税とか健康保険料とか、なんだかんだひっくるめたら、6万近く払うんだよ。
俺もこれじゃやってけないから、死ぬから、一緒に死ぬかっていう、そんな言い方したよ私に。
林崎容疑者の年金はひとつき12万円。
これではやりくりができないと、自殺をほのめかしていたというのだ。
別の知人も。
年金が少なすぎてどうやって生活するんだって言って、すっごい、それはぼやいてたの。
だから、役所行って、ロープ持っていって、年金保険所に行って、首をつるんだって。
そういうことばっかりしか話してなかったの、最近は。
また先月中旬、知り合いの杉並区議に家賃を払っておらず、住民税も払えない。
年金だけではやっていけそうにないと、相談していたことも分かった。
焼身自殺の背景には、生活苦があったのだろうか。
少なすぎると林崎容疑者が不満を口にしていた、月12万円の年金。
東京・巣鴨で年金受給者に聞いてみたところ。
多いほうだよね。
本当のあれだったらば、2か月で12万ぐらいでしょ?
5万や6万じゃ生きていけないでしょ。
そういう人がいっぱいいるんだよ。
実は、国民年金の平均は、月額5万4000円余り。
一方、企業に勤めていた人などの厚生年金では、平均月およそ14万5000円だ。
国民年金だけしかもらっていない、全国およそ788万人は、林崎容疑者の言う12万円を下回っているのだ。
また厚生年金の受給額を見てみると、最も多いのは10万円以上15万円未満の人。
林崎容疑者の12万円は平均的な額といえる。
相次ぐ値上げ、消費税の増税。
一方、年金財政は社会保障費が膨らむ中、厳しい状況。
少ないよね。
ましてや、これから物価がね、消費税が上がるとともに、物価が当然上がってくる。
そうすると、ちょっと、やっぱり苦しいよね。
できないできない。
ほかに収入がなかったら、できない。
食べ物も節約するようだね。
結局、苦しいから、ああいうことするようになっちゃうんだよ。
こうした高齢者を取り巻く現状が、今回の事件の背景にあったのだろうか。
なぜ林崎容疑者は、新幹線で多くの人を巻き込んで自殺を図ったのか。
警察は動機の解明を急いでいる。
皆さん、ひと言ずつ頂きたいと思いますが、八塩さん。
確かに、背景に年金が少ないっていうのがあるというのが、浮き彫りになってきましたけれども、だからといって、こういう事件を起こすのは、あってはならないことなんですが。
年金12万円っていうのが少ないかっていうと、今ご覧のように、全体から見ると、特に、今の若い人が将来もらえる年金額を考えると、恐らく決して少ないとは言えない額だろうと思うんですが。
ただ、年金だけでは生活できない人がいるというのも確かだと思うんですね。
じゃあ、仕事をするかといっても、雇ってくれる所が少なかったり、あるいは、体がなかなか思うように動かなくて仕事ができないっていう方もいるわけで、そこが不安感につながったり、ひいては社会の治安の悪化につながってしまうことがないように、なんとか対策しないといけないなとは思うんですけどね。
五郎さんは。
そうですね、今回、いろんな問題を浮き彫りにしたっていう、新幹線それ自体、何かこう、一人の人間がとんでもないことすると、えらいことになるというね。
今回は焼身自殺ですが、テロをやろうと思えば、同じようなことができるという。
だから非常に懸念されるのは、そういうまねをするのが、また出てくるんじゃないかっていうね。
ですから、生活、これからどうやって老後を暮らすのかという問題と同時に、いくつもの問題を同時に考えなければいけないと。
しかし、あまりにやっぱり、私は落差があると思う。
これだけの人に迷惑されるようなことと、自分の生活が大変だってこととの間には。
そうですね、結び付かないですよね。
結び付かない。
岩田さん。
だから年金の受給年齢も、将来、引き上がってくるかもしれないということと、それから、高齢者の仕事の問題っていうのがね、定年の延長問題とか、どういうふうに確保するかっていうのが出てますけども、そこも併せて、考えていかないと、今回の事件は全く別問題だと思いますけれども、そういう判断をね、結果的にやったことと。
ただ、今だんだん、そういうなんとなく、自分が困窮者みたいな圧迫感を持っている人が増えてきてるっていうのは、どうするかっていうのは、これはやっぱり、考えなきゃいけないんだと思いますね。
若い人が、いわゆる暴走して犯罪犯すようなときには、心のケアっていうのがよく言われますが、お年寄りの方の心のケア、どうするのかっていうところが、社会的に非常に大切な時期になってるのかなと思いますが、今回、新幹線は、きのう、車両の検証が行われまして、×印が付いている所が、焼身自殺の場所なんですが、燃えない、あまり燃えにくい素材で出来ているシートのはずなのに、もうこの3列目までは、骨組みしか残っていない状況で、すすは、この車両を越えて2両目まで達していたと。
そもそも、想定して設計されていないということなんですね。
してませんよね。
不燃材というのは非常にね、多く多用しているというのは、使っているというのは聞いてますけれども、ただ、これだけ何分ごとに出発するような新幹線ね、1000人を超えるような乗客を乗せてるわけですから、全部荷物検査ってわけにもいかないし、今まで、ただ性善説みたいなものでは、通用しなくなったっていうふうに考えなきゃいけないのか、ここはどうするかね。
煙の問題でしょうね、今回ね。
そうですね。
指摘されているのは。
煙、実際、火災は広がらないけど、煙でやられちゃうっていうね。
なんか強制排気ができるようなシステムで、それほどお金がかからずできるようなものがあるとしたら、全車両に付けてほしいと思いますよね。
難しいのは、強制排気をするとなると、新しい酸素を供給すると、よけい燃えるという説もあって、なかなか難しいところではありますが、ただ亡くなられたのが、52歳の完全に巻き添えで。
お気の毒ですね。
今の年金システムからいうとですね、70歳代の方の年金っていうのは、申し訳ないけれども、今の現役世代が払ってるお金がそのまま支払われる。
言ってみりゃぁ、どの点からとっても被害者ですね。
しかも、これまでの平穏無事をありがたいと思い、これからの平穏無事を願って、お伊勢さんにあれでしょ、本当にね。
本当にやりきれない事件ではあります。
続いて、あす、ギリシャ国民は、どんな判断を下すんでしょうか。
財政危機に陥っているギリシャと、EU・ヨーロッパ連合の間で、駆け引きが続いています。
それぞれの思惑が入り混じる中、財政再建案を巡るあすの国民投票は、大きな転換点となりそうです。
先月29日から国内すべての銀行が休業しているギリシャ。
ATMで預金を引き出せる額も、1日に日本円で、およそ8000円に制限され、市民生活に混乱を呼んでいる。
市民に冷静な行動を呼びかけたギリシャのチプラス首相だが、なぜこのような事態になったのか。
ギリシャは先月30日に、IMF・国際通貨基金に対するおよそ2100億円の借金を返す期限が迫っていたため、EUなどに追加の金融支援を求めてきた。
EU側はギリシャが増税や、年金を削減することなどを条件に、協議を進めてきたが。
ギリシャがEU側の求める条件をのむかどうかは、国民投票を行って決めると、強硬な姿勢を崩さなかったため、期限内の追加支援は実施されず、今月1日午前1時、返済期限を過ぎても、ギリシャはIMFへの債務を返済できず、債務を延滞している状態に陥っているのだ。
焦点となるのは、あす実施される、国民投票。
もしEU側の支援策を受け入れなければ、通貨ユーロからの離脱が現実味を帯びてくるようになり、ギリシャはさらなる窮地に追い込まれる可能性がある。
今、借り入れをしている借金は、すべて、ユーロという通貨によって発行されていると。
ユーロを離脱するということは、新しい通貨を発行すると。
その新しい通貨の価値はユーロよりも低い。
結果的に、借金の返済負担が、企業も政府も膨れ上がってしまうと。
もう一つは、ギリシャという国は、輸入に頼っているんですね。
通貨の価値が下がりますと、輸入品を海外から買うお金が、コストが高くなる。
それだけ国民生活には重くのしかかってくると。
2009年に巨額の財政赤字が発覚して以降、増税や年金の削減などが次々に実施され、国民生活が疲弊。
各地で、デモやストライキなどの混乱が続いてきたギリシャ。
景気の悪化で失業率は高止まり、NGOによる食料の配給支援がなければ、生きていけない人が急増するなど、国民は厳しい現実にさらされている。
そもそもギリシャは、なぜ経済危機に陥ったのか。
もともとギリシャでは、国民の納税意識が乏しくてですね、脱税が横行していたと。
そして公務員などが非常に多くて、手当ですとか、給与、年金なども非常に手厚かったということで、そもそもがずさんな財政運営をしてきたと。
そこにユーロという単一通貨を2001年にギリシャは導入しました。
ユーロというのは、ドイツ、フランスといった、ギリシャよりも信用力の高い国が入っていたので、ユーロ導入後のギリシャというのは、低い金利で政府の財政資金を調達することができるようになったと。
しかもですね、2004年にはアテネオリンピックが開催されたということで、インフラ関連の投資、こういったものも歳出の拡大という形につながってしまったと。
借り入れがしやすくなったので、ますますお金を使ってしまったと。
混乱するギリシャで、ここ数年、急速に支持を拡大してきたのが、緊縮財政に反対する政党、急進左派連合を率いるこの人物だった。
反緊縮を公約し、ことし1月、ついに政権の座についたチプラス首相。
EU側と妥協を図ることが難しい理由は、政権の成り立ちにある。
しかし、ギリシャ危機が尾を引けば、その影響はEU内にとどまらないおそれも。
東京株式市場、各銘柄は下落を示す緑一色となっています。
今週月曜日、東京株式市場はほぼすべての業種の株が値下がりする展開となった。
日経平均は先週末に比べ600円近く下落したが、その後、落ち着きを取り戻している。
ギリシャの問題が、もしEU全体の体制を揺るがす事態になれば、世界経済に想定外の打撃をもたらす不安は拭いきれない。
おとといチプラス首相は、テレビ演説で改めて国民に対し、反対票を投じるよう呼びかけた。
これは、あす行われる国民投票の投票用紙。
通常のイエスかノーかではなく、ノーかイエスかという選択肢の順番になっており、首相の思惑を反映しているのではとの憶測を呼んでいる。
その一方で、ギリシャがEU側に対し、条件付きで財政再建案を受け入れるという提案をしていたことが、おととい明らかになったが。
ギリシャは事態の打開策を見いだせないまま、あす、運命の国民投票を迎える。
スタジオにはこの方です。
ご紹介します。
ニューヨークで投資顧問会社を経営している、金融アナリストの堀古英司さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
後ろに、最新のマーケット情報がありますが、今週、ギリシャ、実質破綻みたいなニュースになったときにどーんと落ちたんですが、その後、やや回復基調ということになっています。
落ち着きを取り戻しているという状況なんですが、これは堀越さん、どういう意味でしょうか?
ギリシャの国民投票、これ、結果が出て、それで終わりではありませんので、まだしばらく、ギリシャの情勢によって、左右されると思いますね。
様子見という状況でしょうかね。
そのギリシャですが、チプラス首相は国民に反対を呼びかけております。
その心はというと、とにかく国民が反対という意思表示をしたら、その国民の意見を背景にして、EUに非常に強い態度で、交渉するというんですが、しかし、そんなことでうまくいくのかと、五郎さん、思いますよね。
いやいや、しかし、財政再建はしたくないと、辛抱はしたくないと。
そしてその分、じゃあ、どうするのかと、それあなたたちがやってくださいとこういうね、非常にやっぱり身勝手だと、僕らは思いますね。
そして国民投票、7月5日であります。
これがイエスということで、EUの緊縮策受け入れると国民が判断すると、恐らくチプラス首相は退陣するだろうと。
ただし、その次の政権の枠組みが出来るまで、やっぱり混乱を、岩田さん、それでもするかもしれない。
ですよね。
ただ、なんか国民性の違いっていうか、なんか、借金を今のところ、踏み倒してるほうが、なんかね、強気の発言するっていうのは、どうかなっていうね。
もし国民が、EUの提案は嫌だと、ノーということになると、最悪のケースでいうと、もうEUがそれだったら勝手にしてしまえということになると、ギリシャのユーロ圏離脱なんてことも、堀古さん、本当にあるんでしょうか?
可能性としては非常に今、この一番右は低いと思うんですよね。
可能性一番高いのは左で、私は7割ぐらい、これがあると思うんですけれども、今もう、銀行を閉鎖したり、国民生活に関わってきてますので、もう、これを選ぶだろうと思います。
ただ、その真ん中のパターンもありえてですね、ノーとしても、チプラス政権が水曜日に修正したら譲歩の姿勢、見せましたので、これも20%ぐらいあるんじゃないかと思ってます。
なるほど。
そして、もう一つ心配なのが、こちらなんですが、中国の株が、ここへ来て、これはもう、暴落といってもいい水準まで落ちてきてると思うんですが、堀古さん、どう見ますか?
爆買いが爆売りになった感じですけれども、そもそも、この爆買いのところが、マーケットとしてはおかしくて、今、正しい方向に修正している段階なので、この爆買いが始まったのが2014年、去年のちょうど、夏から秋にかけてなんですけれども、もしかしたらそのへんまでいっても不思議ではないと思いますね。
必死になって中国の政府は、株価の買い支え策などを次々打ち出してるようですが、それでも下がり続けてると。
もともと、上昇の過程で、信用買いといいまして、お金を借りて買うというのをやってしまっている個人が、たくさんいますので、今もう借金返すのに、とにかく価格に関わらず、売らなければいけないと、そういう動きになってますので、これはしばらく続くと思います。
というような状況、八塩さん、ご覧になって。
この中国の株価の動きもそうですし、あとはギリシャがどうなるかによって、EUのほかの国にも影響を及ぼすのか、その先に日本への影響はどのくらいなのかっていうのが、興味あるんですけれども。
どうでしょうか。
日本へは、金融市場への影響は、短期的にはかなりあると思う、しばらく政権の交代とかたぶんこれ、関わってくると思うので、これに左右されると思いますけれども、基本的に中長期的には、ギリシャの債権を持っているのは、ほとんどヨーロッパの政府機関中心ですので、直接的な影響はない。
ただ、もしうまくいかなくて、次イタリア、スペインになったときには、ちょっと要注意ということで。
その可能性というのは?
今かなり、さっきのフリップで一番右の可能性ですが、かなり低いですけれども、ノーになったときに、視野に入れないといけないということですよね。
恐らくこちらの方向に進むであろうけれども、こっちに進んできたときに、何が起きるか分からない要素もあるということですね。
そうですね。
非常に思うのは、政治のありようっていうかね、要するにギリシャ国民は、本当にね、自分たちが置かれた現実を知ってるのかと。
だんだん知るにつれて、むしろ賛成票が多くなってるんじゃないかという見方もありますよね。
これ、やっぱり、政治自体がなんかある種、あおっているというか。
あおってるって感じがね。
ポピュリズムに率いられてっていうところに、ようやく国民が気付きだして、こっちを選び出してるのかなという、今の意識のようであります。
堀古さん、ここまでです、ありがとうございました。
さあ続いて、こちらです。
さあ、まさに今、世界最大級の超大型豪華客船がやって来ました。
大挙して押し寄せてきた中国人観光客。
なんと4700人。
港には、100台以上のバスが待機する。
準備万端、ショッピングモールには。
宝船の来航と。
とはいえ。
まだ購入前だとは思うんですけれども、すでに箱からどんどん出されてますね。
日本庭園では。
急きょ決まった大型客船の来航に揺れる小さな港町の一日を追った。
少子高齢化、人口減少、地域活性化という、日本が直面する問題の解決策を探ります。
シリーズ、ネオニッポン列島改造論。
地方の町に宝船が突然やって来ました、坂木さん。
はい、そうなんです。
こちらはですね、今週木曜日、小さな港町、鳥取の境港に寄港しました、カンタム・オブ・ザ・シーズという豪華客船なんです。
船内は16階建て、全長348メートルもあります。
世界最大級の客船です。
今回は4000人を超える中国人観光客を乗せての寄港となりました。
突如現れた多くの観光客。
小さな港町の一日を取材しました。
鳥取県の北西部、島根県に隣接する境港市。
ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるさんの出身地としても知られ、商店街にはキャラクターの銅像が立ち並び、妖怪の町として、観光客の人気スポットとなっている。
その町に、おととい、これまで日本に寄港した客船の中で最も大きいクァンタム・オブ・ザ・シーズが入港した。
ものすごい迫力ですね。
皆さん外に出て、手を振ってくださってますね。
乗っているのは、上海からやって来たおよそ4700人の富裕層。
全長およそ338メートル、船内は16階建て。
まさに動く豪華マンション。
去年11月に就航したばかりの、最新鋭の大型客船だ。
気になる船内は。
さあ、豪華客船の4階のフロアにやって来たんですが、これ皆さん、船の中ですよ。
船の中に、このように飲食店やブランド店が建ち並んでいるんです。
高級ショッピングモールを思わせる豪華さだ。
食事は18のレストランから選べ、好きなときに好きなものを食べるシステムだ。
バーでカクテルを作っているのは、ロボットバーテンダー。
カジノや屋内サーフィン、さらにはスカイダイビング体験までできてしまう。
この一隻でリゾート地を再現しているかのようだ。
こちらは、クレーンでつり上げる、宝石型のカプセル展望台。
海上92メートルからの絶景が売りになっている。
この旅客船の行程は上海から博多、境港に寄港し、上海に帰るという5泊6日の旅。
実は、もともと境港は寄港地に入っていなかった。
韓国でマーズが流行したため、急きょ、変更されたのだ。
境港はですね、結構古くからクルーズ客船の誘致はしておりまして、今回、寄稿するクァンタムの場合は、境に来ていただいて、チェックを頂いた、その延長線上に境も選択肢に入ってくるような流れになってきたと。
この決定は2週間前のこと。
境港は突然、4700人の観光客を受け入れることになったのだ。
とはいえ、豪華客船でやって来る観光客は、地元にとって大きなビジネスチャンス。
国交省のデータによると、一般の観光客に比べ、客船での観光客は、寄港地での消費金額が多く、その額、1人当たり3万円から4万円。
時間をかけ、楽しむ船旅の客は、富裕層が多いという。
前日、境港市の隣にある日吉津村の大型ショッピングモールでは、中国語で書かれた看板や、中国で最も利用されているクレジットカードが使える特別レジを設置。
人気商品の在庫を増やした特設コーナーを設け、大挙押し寄せる、中国人観光客への準備を進めていた。
さらに。
中国語を話せる留学生など、およそ50人を集め、即席ガイドに。
事前に各売り場を下見するなどの、説明会まで開いた
宝船の来航というところでですね、やはり売り上げも期待できますし、ぜひとも頑張っていきたいと思っております。
そして当日午後0時半、中国人観光客が上陸。
買い物、20万ぐらい。
境港に集められた100台を超すバス。
船が港にいる時間は8時間。
4500人以上の大移動が始まる。
こちらは美しい回遊式の日本庭園が楽しめる由志園。
中国の富裕層の間で人気のにしきごいのいる池では、多くの人が写真を撮っていた。
一方で。
注意書きはあるものの、ことばが分からず、立ち入り禁止区域に入ってしまう人もいた。
こちらでは、柵を乗り越え、写真撮影。
最後はショッピングモールでのお買い物。
爆買いとも称される中国人観光客の購買欲。
混乱が予想される中、地元客へのお断りが貼り出されていた。
4700人の観光客を乗せ、おととい、鳥取県境港に入港した豪華客船、クァンタム・オブ・ザ・シーズ。
観光客のお目当ては、ショッピングモールでのお買い物だ。
大勢の中国人客で店内、大変にぎわっています。
特にこちらの医薬品コーナー、もう、ぎゅうぎゅう詰めといったような感じですね。
売れ筋はかゆみ止めなど、ふだん使う医薬品や化粧品など。
日本の品質の高さが中国で評判を呼んでいて、同じ商品を大量に購入していくという。
中でも人気だったのが。
同じ目薬。
1、2、3、4、5、10個ぐらいはもう、買われてますね。
目薬をたくさん買われてますけれども、こんなに何に使うんですか?
もう一つの人気商品、水筒売り場では。
まだ購入前だとは思うんですけれども、箱の中を開けて、製品を確かめているんでしょうか。
もうすでに、箱からどんどん出されていらっしゃいますね。
中国では購入前に箱を開け、商品を確認するのは一般的な行為だという。
レジにはおよそ50メートルの行列が。
こちらのレジカウンター、かなり大量の商品を買っているようです。
あっ!もうまもなく5万円にいこうというところ。
さらにですね、まだ買い物籠から商品が出てきまして、金額が上がっていきます。
白い歯を見せて、苦笑いをしております。
ありがたいです。
うれしいです。
こちらは女性3人が、レジカウンターの前にいるんですが、持って帰れるのでしょうか?この量、さあここでかごが今、撤去されまして、お会計金額は、4万8140、おっと?おっ、さらに、もう一つ出てきました、さらにもう1つ出てきました。
追加された籠にも、山盛りの商品が。
今10万円を突破しました。
かつて、このような金額を薬局でレジ、打ったことあるんでしょうか。
買い足されていく商品。
支払い金額は、なんと12万748円。
まさに爆買い。
長い!長いレシートです。
中には、トランクに入りきれないほど購入した客も。
ああ、無理!だめ。
来店からおよそ3時間、目薬などの人気商品の棚は、空っぽ。
恐るべし、中国人観光客の購買意欲。
買い物が終わっても、騒動は止まらない。
駐車場では。
いつごろが集合時間なんですか?
すみません、5時半でしたね。
5時半?なるほど、10分以上たってますね。
そうですね。
観光客が集合時間になっても戻ってこないようだ。
今、最後の方がいらっしゃったようです。
やっとこれでバスが出られるということなんですが。
これで出発かと思いきや、なぜか女性がバスから飛び出した。
水を買いに行くと、店内へ向かった。
待っていると、なぜか水筒を購入し、帰ってきた。
あっ、お水じゃなくて、水筒ですかね、水筒を持っていらっしゃいます。
これで全員そろったということですね。
売り上げなどは、どれぐらい見込めそうですか?
そうですね、ふだんの倍はいけると思います。
予想以上ですね。
国交省によると、大型客船が1回寄港すると、地元には4000万円から2億円ほどの経済効果があるといわれている。
港のある町にとっては、まさに宝船の来航となる。
とはいえ、この日、境港の中心部にある、地元一の観光スポットは。
こちら、水木しげるロードなんですけれども、豪華客船から降りたと見られる中国人観光客の方が、ちらほら見受けられますね。
クルーズ客の訪問に備えていたが、来客は少なく、閑散としていた。
駐車場など施設としての規模や、通訳の問題もあり、ツアーでの来客を泣く泣く断る施設もあったという。
特に大型船の場合は、一度に3000人とか4000人の方がいらっしゃる。
そのお客さんを、いかにスムーズに、各観光地を周遊してもらうか、そこのところが非常に悩ましいところでありまして、そういう仕組み作りもこれからの課題だと。
それからもう一つ、地方の場合は、プロのそういうガイドさんとか、通訳の方が少ないので、そういったところをどうこれから強化するか。
とはいえ、今回のクァンタム・オブ・ザ・シーズの寄港は、境港市の未来にとって、大きな意味を持つという。
境港がこれからクルーズの寄港地、クルーズの、特に日本海側の代表的な場所となるためには、非常に大事な試金石になると思っていまして、年に何度かは当港に寄港いただけるように頑張っていきたいなと思っています。
少しのけん騒と大きな経済効果をもたらした宝船は、地元の人たちが見送る中、定刻どおり、上海へ帰っていった。
すごいですね。
そうなんですよ、いわゆる爆買いというのを、私、初めて目の当たりにしまして、本当に圧倒されました。
大阪のミナミでもね、薬屋さん結構こんなことになってますけどね。
本当ですか?そんな状況がありますか?ただ、課題としまして、このように大型ショッピングモールばかりに、客が集中してしまった理由として、ちゃんとした受け入れ態勢ができていなかったということが、挙げられると思います。
通訳の確保も十分にできていなかったというのも、あるんですが、中国でよく使われているクレジットカード、ギンレンカードというのがありますが、それが使える店舗というのも、非常に限られていたんですよね。
だから、これほど人が流れてしまったということがあります。
せっかく、これだけの観光客が地方に来ても、地方の魅力のあまり触れないまま、帰ってしまうというのは、ちょっともったいない気もしますよね。
ただ現地滞在が8時間だったら、買い物してる間に時間終わっちゃうってところが、きっとあるんだと思いますけれども。
レジ待ちで並ばなきゃいけないし。
それにしても八塩さん、すごいことになってますね。
私この爆買いの様子見るの大好きなんですけど、もう本当に気持ちいいじゃないですか。
これだけ買えるっていう、欲しいものがあるっていうのは、幸せなことですよね。
見てて思うし、ショッピングモールの方もですね、ニーズに応えて、品ぞろえをしたりとか、注意書きをしたりとか、すごく工夫されていて、さすがだなと思いますよね。
あのレベルでなかなか個人商店はできないんですけれども、でもちょっとずつやっていくと、また経済効果が個人のほうにもいくといいかなと思いますね。
そうですね、今回は、たまたまマーズの影響で、韓国行くはずが突然、やって来たという構図だったようですが、今回、この巨大クルーズ船が境港に寄港することで、1人当たり3万円から4万円。
で、今回、乗客4700人ですから。
計算しました。
ざっとこの船1隻だけで、2億円ぐらいの経済効果ということに、岩田さん。
客船の場合はね、荷物っていうのは、結構、詰めるんで、実は飛行機で来るよりも、ずいぶん大量に買おうという人が来てるのも事実みたいですね。
五郎さん。
そうですね、やっぱり、ふるさと創生をどう考えるかね。
やっぱりこのために投じるべきお金も大変なんですよね。
いろんなインフラを整備しなきゃいけない、それから通訳を確保しなければいけない。
だったらね、地方どうしで、今度来るぞっていう所には、少しちょっと協力できるようにね。
なるほど。
通訳体制のパッケージのようなものを作っておいて。
それで通訳のある集団があって、境港には行くわ、行くわ、秋田には来るわと、そういう感じでね、そうすればそんなに損なくできるんではないかと、もうちょっと、効率的に考えて。
常駐させておくってわけにはいかないですからね。
それはできませんからね。
食べ物もね、たぶん足りないと思えば、いろんな所から屋台が来るとかね、車で来るとかなんか、できるような気がする。
それはね、結構船の着く船着き場にですね、テント立てて、ブランドショップっていうアイデアで、今、そういう商品があるみたいですよね。
ちょっと誘導するように、いい所も見てもらうように、買い物もいいんだけどね。
ほかにも見てもらいたい所は、いっぱいあります。
このところ、外国人観光客が、確かにものすごい勢いで増えてます。
こちらは日本人が海外に行く数で、ここ数年、やっぱ横ばいなんですが、円安の影響もあって、この2、3年、外国からいらっしゃる観光客の方が、岩田さん、ものすごい勢いで。
日本人はなかなか海外に行くと、恩恵をこうむることは今のところはないんでね。
この円安の中でいうとね。
ただ、本当に多いですね。
きのう、銀座をちょっと歩いても、ほとんど上海の街を歩いてるの同じ感じで受け止めるぐらい、中国語ばっかり。
銀座とか大阪のミナミとか、そういう状況に今、なりつつありますが、どこまで続くのか、先ほどね、中国のバブルがどうなるのかという話もありましたけれども。
という現実は、しかし、目の前にあります。
さあ、続いて大変これ、深刻なもん大になりつつあるこちらです。
お年寄りの家から見つかったのは、飲み残された大量の処方薬。
高齢化が進む借金大国日本。
しかし、これはお金だけの問題ではありません。
増井さん。
こちらの大量の処方薬の写真。
すべてある一人の高齢者が自宅に放置していたものです。
高齢者がたくさんの病院に通って、多種多様の薬を処方されるも、飲みきれず、余らせてしまうケースが多いんです。
飲み残されている薬は、年間470億円以上あるといわれ、問題になっています。
さらに、薬の飲み過ぎや飲み合わせで、重い健康被害が出たケースもあるんです。
超高齢化社会の日本で、決してひと事ではない、深刻な処方薬の問題。
その実態を取材しました。
神奈川県のとある病院。
こんにちは。
どうですか?調子のほうは。
激しいおう吐が続き、入院した90代の女性。
原因は、意外なものだった。
お薬やめて、状態落ち着いてですね、今は、ごはんが食べれるように、少しずつなってきてます。
診断の結果は、薬の副作用。
当時、女性は骨粗しょう症や高血圧などを患い、病院から同時になんと12種類の薬を処方されていた。
あまりの量のため、女性は管理することができず、誤って必要以上に飲むなどしてしまった結果、副作用でおう吐していたのだ。
西口医師によると、このようなケースで入院する患者が増えているという。
いろんな病院からお薬が重複して出ていて、それによって副作用が生じたりして、重症になって命に関わる人もいます。
多種多量の薬を併用したり、飲み方を間違えたりすることで、不整脈や意識障害が起きたケースもあったという。
ある研究所の調査では、日常的に薬を飲んでいる高齢者のおよそ4割が、6種類以上の薬を併用し、中には10種類以上という人も。
6種類以上を服用すると、体調不良を招くおそれが高まるという。
さらにはこんな問題も。
こちらの80歳の男性は、37歳のときに病気になって以降、病院に通い続け、痛み止めなどが処方されていた。
ところが。
飲まれないお薬もありますし、飲み残された部分もありますし。
袋の中から出てきたのは、大量の痛み止めや下剤。
その数およそ1700錠。
処方されたものの、効果に疑問を感じ、飲まずに放置していたという。
もらった時分からあんまり、大して効いてないなとは思ってたんだけどね。
せやから、痛み止め、あんまり使ってない。
そうとは知らず、担当医は薬を出し続け、大量の飲み残しが発生することに。
こういった薬は、残薬と呼ばれ、高齢者が大量に抱えるケースが後を絶たない。
日本薬剤師会の推計では、75歳以上の高齢者だけでも、年間470億円以上の薬が、服用されず放置されているという。
国内の医療費が増え続ける中、見過ごせない状況だ。
こうした問題が起こるのは、薬の処方歴が病院間で共有されていないうえに、患者が薬をきちんと飲めているかを、管理する仕組みが十分でないためだ。
そこで薬局業界が動き始めている。
薬局とか薬剤師さんは、一体なんですかと。
先月、大阪市内で行われたとある医療セミナー。
受講者は現役の薬剤師だ。
曲がっていると、これも外れやすくて、音も聞こえにくくなるので。
セミナーでは医師らが聴診器の使い方や血圧の正しい測り方などを指導。
向きが反対。
なぜ薬剤師がこうした技術を学ぶ必要があるのか。
薬剤師さんが出した薬が、効いてるかどうかを見れる、そのためのツールとして、血圧を測ったり、脈をとったりっていうのはすごい重要なんじゃないかと考えてたんで。
患者に出した薬が効いているかどうかを、薬剤師が確認できるようになることが、処方薬の問題を解決するために重要だという。
一体どういうことなのか。
セミナーの主催者が経営する薬局を訪ねたところ、一人の薬剤師が、ある場所へと出かけていった。
こんにちは。
ハザマ薬局の藤永です。
薬剤師が向かったのは、高齢者の入居施設。
日頃、薬を処方している患者が住んでいる。
ちょっと見せてもらってもいいですか?だいぶ効いてきましたね。
いいですね。
訪問の目的は、薬を適切に飲めているかや、薬が効いているかを確認すること。
実際に患者の体に触れるなどして、体調を把握して回る。
万が一、薬の効果が出ていなかったり、残薬があったりした場合は、看護師や担当医に報告。
今、2ミリ。
それより少ない量あるんですか?
粉なんで減量とかできます。
薬を知り尽くした薬剤師が血圧を測ったり、患部をチェックしたりして、定期的に患者の状況を把握することで、不要な処方薬を減らし、副作用のリスクを最小限に抑えることができているという。
薬をきちっとお渡しする。
そこが薬剤師の仕事だと、薬剤師自身も思ってきたし、一般の人たちもそう思ってきたと思うんですけど、むしろ、薬剤師の仕事の専門性は、薬を飲んだあとのところに移動していると。
また福岡県の薬剤師会では、こんな取り組みが。
ご自宅で、たまにこの薬を飲み忘れたりして、残ってらっしゃるお薬って、あります?この袋に入れてきていただいて、薬局にもしよかったらお持ちください。
その名も、節薬バッグ運動。
薬局側が用意した袋を患者に渡し、残薬があれば持参するよう働きかけている。
持ち込まれた薬は、薬剤師が使用期限などを確認し、まだ使えるものは持参した患者に服薬指導したうえで再処方している。
その結果、医療費の節約だけでなく、適切な服用が促せているという。
こうした薬局業界独自の取り組みに、国も対策に乗り出した。
その肝となるのが、かかりつけ薬局制度。
処方薬の問題を一挙解決?その制度とは?
年間およそ470億円分が飲み残されていると指摘されている処方薬。
医療費がむだになっているほか、多量処方による健康被害も深刻だ。
そこで先月、政府の規制改革会議が、肝煎りの対策としてかかりつけ薬局という制度を推進すると打ち出した。
これまで患者は、診察を受けた病院の近くにある薬局で、薬を受け取っていた。
一方、この制度では、患者が特定の薬局を、かかりつけ薬局に選び、どの病院で診察を受けても、かかりつけ薬局がすべての処方箋を受け付ける。
そうすることで、患者の処方状況を一元管理でき、副作用のリスクを抑えられるというのだ。
そして、かかりつけに選ばれた薬局は、薬剤師が患者のもとを定期的に訪れ、服薬状況を確認したり、飲み方を指導したりして、残薬削減につなげるとしている。
政府は来年の春から、かかりつけ薬局の普及を進める方針だが、課題も指摘されている。
複数のやっぱり、薬剤師がおって、そのへんを上手に持ち回りしていかないと、たぶん一人のマンパワーでは難しいのかなと思います。
かかりつけ薬局には、報酬の加算が検討されているが、患者宅への訪問などは、薬剤師の少ない薬局にとっては、大きな負担になるという。
そこで一部では、薬局どうしの連携強化の試みが始まっている。
患者が遠方に住んでいる場合、薬局間で服薬状況を共有したうえで、より近い薬局の薬剤師に代わりに訪問してもらうことで、効率化を図ろうとしている。
車で例えば40分かけて行くとか、30分かけて行くというのも、もちろん、経費がかかることですし、ただそれが近くに薬局があったりとか、きっちり情報とか、連絡をしていれば、経費と例えば言ったら、人件費とかもそうなんですけど、それがきっちりマッチしていくんではないかなと。
一方、処方薬を巡る問題について、医師たちは、どう考えているのか。
一番の原因はやっぱり、長期処方だと思いますね。
3か月っていうのは、いくらなんでも長すぎるのではないかと。
医療としてどうなのかっていう、反省点にきていると思います。
短くするという、そういう努力をすべきでしょうね。
超高齢化社会が生んだ処方薬を巡る問題。
医療業界全体で改善に向けた仕組み作りが急がれている。
薬の飲み残しの理由について、このような意見が挙がっています。
最も多かった理由は、薬の飲み忘れ。
また、体調が回復したために、薬を飲む必要がなくなったからという理由も多く挙がっています。
そして気になるのがこちらです。
薬を余らせておきたいから。
あらかじめ薬を余らせておいて、もしものときのために、備えたいという理由です。
そのほかには、薬の副作用を心配して、服用を控えたため、残ってしまったというケースもあるそうです。
今、高齢の方の病気の一定割合が、薬の飲みすぎっていうのが現実問題としてありますから、薬飲んで病気になって、医者行ってまたほかの薬処方されるという、五郎さん。
そうですね、一つはやっぱり、薬の出し過ぎっていうかね、それはお医者さんなんですからね、まずお医者さんのところできちんとやってほしいと。
お医者さんもしかし、処方箋書いてなんぼ、薬屋さんも薬売ってなんぼというところが構造的にありますからね。
そこのところを、まず一番の出すところをちょっと、抑えていただかないとね。
それからもらうほうもね、やっぱり薬はただだっていう感じがあるから。
ただじゃなくて、自己負担もあるんですけれども、ただ健康保険で相当カバーされているのは確かですね。
ことばとして薬をもらうっていうでしょ、あれは本当は、払ってるんですけどね。
9割、公費の方が大半ですから。
そうすると、安易にというかということになっちゃうんですね。
八塩さん。
お薬手帳ってあって、必ずそれを持っていけば、薬剤師の方が、これとちょっと重複してますよって教えてくれるんですけれども、忘れちゃったりするんですよね、なので、そのかわりに、かかりつけ薬局というシステムは、とてもよいんじゃないかなと思うんですけれども、でも、いろんな病院に行くので、やっぱり病院と薬局との連携っていうところが重要になってきますよね。
そうですね、岩田さん。
私もちょっとかぜひいてもすぐ行くほうでしてね、うちの妻とは全然違うタイプで、そうすると、やっぱりお医者さんのカードでも、十何枚もあったりしてね、薬もらったときも、お薬手帳の話、ありましたけれども、意外と持ってかないんで、重複してる部分があって、よく見たらたまっているっていうか。
かかりつけ薬局のような制度はいいんでしょうけれども、じゃあ、どこまで本気でやるのかと。
それで、患者の側が自分でどっちか選べるみたいなことになると、結局、できなかったりなんかして。
私ね、ちょっと薬扱ってる人には申し訳ないけど、できるだけ薬は飲まないようにしてるんですよ。
というのはね、かぜ薬もそうですけれどもね、飲めば飲むほど、逆に効かなくなるっていうね、ということがあって、それから薬どうしで、バッティングするというか、薬どうしで効果を薄くしてんじゃないかって、ずっとそういう不安がありましてね。
そうですね、その一方で、やっぱりこの薬がないと、それは命に関わるということも、現実にはあるわけで、そのへんをちゃんと説明してくれないと、現実に飲まなくても大丈夫じゃないっていう体験を持ってしまうと、どんどん薬はもらうけど、ためておくっていう。
だからお医者さんの姿勢とやっぱりね、今、薬剤師さんと、こういう取り組みなんかを強化していって、やっぱりちょっと絞れるようにすることも大事なのかなと思い
7月は多くの所で、梅雨本番を迎えます。
この週末も広い範囲で梅雨前線の影響を受けそうです。
ではきょうのお天気です。
西日本や東日本は雨の降る所が多くなるでしょう。
北日本も不安定な天気で、雷を伴った急な強い雨に注意が必要です。
続いて週間予報、初めに北日本と東日本です。
東海や関東は、曇りや雨のぐずついた天気が続くでしょう。
北海道は晴れ間が多く、東北も火曜日は晴れ間がありそうです。
西日本です。
あすは全般に雨が降りやすく、太平洋側を中心に、雨足が強まる所があるでしょう。
そのあとも連日、梅雨空となりそうです。
今週は台風9号、10号と2つの台風が発生しました。
また、きょう未明、さらに台風11号が発生しました。
来週は台風9号が、日本付近に接近するおそれがあります。
今後の情報には十分にお気をつけください。
以上、お天気でした。
さあ、岩田さん、安保法制も、いよいよ大詰めですよね。
この間ちょっと関係者と話、してたらね、ずいぶんいろいろな討議をして、作ってきてるんですよね。
ただその説明っていうのは、この間、その話し合いをしたら、よく理解する部分があったんですが、なかなかね、懲らしめ発言やなんかで、別なところにいってしまって、もう一度本筋に戻してやってほしいと思いますね。
本気筋の話をあまり新聞に出てないという状況。
なぜ必要なのか、じゃあ、それを反対ならば、どういう方法があるのかということを議論してほしいですね。
皆さんありがとうございました。
来週はこちらです。
ネパール大地震から2か月。
2015/07/04(土) 08:00〜09:25
読売テレビ1
ウェークアップ!ぷらす[字]

千葉で冠水被害も…大雨に警戒・蓬莱解説▽急きょ!豪華クルーズで中国人4千人上陸〜爆買い対応で街は大騒ぎ!受け入れドタバタ舞台裏…客船誘致で町おこし・見えた課題は

詳細情報
出演者
辛坊治郎
森麻季
坂木萌子
増井渚(読売テレビアナウンサー)
【ゲスト】
岩田公雄(学習院大学特別客員教授)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
八塩圭子(フリーアナウンサー)
蓬莱大介(気象予報士)
堀古英司(金融アナリスト)
番組内容
MERSの影響で寄港地をプサンから急きょ変更、鳥取・境港に突然やってきた豪華巨大クルーズ船。中国人4千人の“8時間滞在”が決まり交通機関、通訳など受け入れ対応に追われた地元。そして当日…予想通り街は大騒ぎに。大型店舗での「爆買い」騒動に密着、客船誘致で活性化を目指す地方都市の実情と見えた課題に迫ります。▽新幹線車内での焼身自殺…容疑者の背景に見えてきたのは「年金生活苦」。その背景を探ります。
おしらせ
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