(渡辺篤史)
見上げれば吹き抜け
高〜い!
おはようございます渡辺篤史です
今日の建もの探訪は建坪僅か9坪ながらゆったり暮らせる縦型ワンルームの家
ご家族はご夫婦と竹琉くん・亘琉くんの4人
さてどんな空間が待っているんでしょうか?
(チャイム)あっどうもおはようございますおはようございますよろしくお願いします僕お名前とお年言える?うん
(未祐さん)お名前は?本泉竹琉そういくつですか?
(俊一さん)何歳?う〜ん3歳あらいい子だね弟さん?うん名前何ていうの?わーちゃんの名前は?本泉亘琉何歳?わーちゃん何歳?う〜ん…
(未祐さん)あっ1歳?
(竹琉くん)うん1歳ありがとうね大変だよなねっいやいやいや…いいおうちですねねっすてきうんじゃあご主人ちょっとねすいません土地の広さはどのぐらいなんですか?
(俊一さん)約15坪…非常に狭いんですけど建築面積が…
(俊一さん)…は9坪9坪!へぇ〜ここに家族の幸せが詰まってるそしてまた夢もということですよねはいちょっと遠くから見ますと屋上庭園がありますよね見晴らしいいでしょうね
(俊一さん)はいじゃあ内部をよろしくお願いしますこちらへどうぞ失礼しますおっ自転車が!これは?私の趣味でそうなんですか学生の頃からやってます学生時代から?はいこれ引き戸っていうのがいいですよねう〜ん学生時代から
(俊一さん)はいもうここは自転車のためにスペースを作って頂きましたそうか自転車のための引き戸ということですよね
(俊一さん)自転車を出しやすいようにとここ強く要望しました建物はこれ木造なんですか?はい木造ですスパイラルねっ少し角角のねこれ鉄製ですもんね
(俊一さん)はい鉄ですね…で両サイドに楽しみ事が待っているというこのままずーっと屋上まで行けるんだ?
(俊一さん)はいジャックと豆の木だねみんなジャックになりたがるというわれわれもねハハハッいやいや…
屋上に飛び出た塔屋まで含め高さおよそ10m
吹き抜けもそのまま最大およそ10mの高さです
お子さん小さいから今ね網でね安全を図ってますけどもでもそれもなんかインテリアの一部になってるような感じもしますもんねさてどちらから?ではこちらの…扉3つこちら…こちらは靴箱になっておりますなるほどあぁ〜親子仲よくといういやいやいやいやかわいいのが…こちらはトイレになっておりますあら〜いいですねちょっとね収納の部分だけ厚みで隠れる感じがするね…で板張りでねそして…こちらが寝室中に行く前にこの素材ですけどもこれは?
(俊一さん)これポリプロピレンでできているハニカムパネルというものなんですけれどもハニカムね蜂の巣のねしっかりしてるんですよね
(俊一さん)非常に軽いですなるほど失礼しますおっ!おぉ〜いいですねうわっ壁面これまた楽しい!あぁ〜これお父さんとお母さんがやったんですか?それとも…
(俊一さん)子どもと一緒にお子さんと一緒にねお子さんなんかタコなんか貼りたいよねこれなんかねんねしててねいい夢見れそうな感じですよねいいですね
(俊一さん)ちょっと水族館っぽいのをイメージして……でこちらに4人で寝てるのかな?
(俊一さん)こちらで実は妻と息子2人3人で寝ていまして私ふだんはこっちに…ここに?寝てます布団を出して出してねぇで受け止めるわけですねすべてを受け止める転がってきたのをこうこちらは?
(俊一さん)こちらは収納になっております結構深くてねいっぱい入りますね
(俊一さん)上が結構高くなっていましてほんとだほんとだもう十二分とねぇスペースっていうことですね実はこちら上が天井収納に今なっていまして天井収納?どっから?実はここが…開くようにおぉおぉ…全部ですか?
(俊一さん)ここだけ天井高が低いのは実はここが全部天井収納になっているなるほどねだいぶそこに物が入るゆえに片づいてるということになりますもんねなるほどあっここで分かりますねあの2階の窓のねいいですねなんかいい光も入るしまた眺めもよさそうですねでは続いてこちらお風呂場…水回り寝室の近くにね水回りありがたいおっ洗面台この木のね台がいいですね…でこちら失礼致します
(俊一さん)浴槽になります気持ちよさそうだね小さいお子さんとねお父さんここで活躍する…はいおぉ〜これ素材…
(俊一さん)FRPでですよね掃除しやすいですもんね
(俊一さん)それもありますねホースでもってビャーッとできそうですよねここも開け閉めできる
(俊一さん)はいできますなので夏場はこことあと寝室の窓を開けて風の通しを…一気ですもんね水回りやっぱり乾燥をね大事にしないといけないっていうことでねあとは全部ここの扉の素材が統一していて光を通すんですねなので南から太陽の光がずーっと寝室まで…届くわけだねぇずいぶん明るいですよねハニカムのね模様がねちょっとおもしろいじゃないですかさて次は…続きまして2階のほうにはい失礼しますうんこちらの壁明かりが感じられますけどもこれは…
(俊一さん)素材は先ほどの1階の扉と全く同じものを使っていまして実はここ風道になっています夏場だと上のほうに熱い熱がたまるんですけどもそれを全部吐き出すっていうことをやってくれたり冬場であったら上の暖かい空気をこの風道を通して下に送り込んで下のほうから暖かい風が出るように空気を循環させる…循環させるにはエネルギーが必要ですよねファンがどっかにあるんですか?ファンが実は上と下に両方この裏っ側に隠れていますなるほどね
階段に沿った風道
夏は塔屋に集まった熱気を外へ排出
冬は集まった熱気をハニカムパネルの裏側を通して階下へ送り建物全体を暖めます
さらに夜には雰囲気のある照明にもなっています
そしておっ…
(俊一さん)こちらはリビングに…なるほどねあぁここはリビングなんだでもお子さんに占領されてる感じですね
(俊一さん)ほとんど子どもの遊び場状態になってますここでテレビ見たりね色んなおもちゃありますからここでほんとに遊んで疲れたらここで…
(俊一さん)そのままゴロンと休めるような形になってますちょっと失礼うん…なるほどねもう夢のスペースであるんだよな…でこっからおっ!スキップフロアキッチン・食事スペースだ
(俊一さん)はいやはり妻がキッチンにいる時間がどうしても長くなる時にやっぱり孤立したくないと子どもが遊んでる姿であったりっていうのを見ながら一体になっていたいっていうのがあってこういう形に…なるほどね何よりもやっぱりこの高さ吹き抜けこれは気持ちがいいなぁあぁスパイラルからの明かりもあるしあちらこちらからねいい明かりが優しくこの空間を包んでくれるそんな感じですよねそしてまたこの梁部分の左右のこのジョイントの所ですかこれもなんかおもしろいデザインでねもうしっかり感が出てますよね
天井の高いダイニングキッチンとリビング
将来床を張って部屋を増やせるよう梁の強度とらせん階段の角度が計算されています
じゃあちょっと上へ行ってみましょうかう〜んおぉ〜アイランドキッチンっていいますけどもまさに
(俊一さん)ここは食卓を囲んで食事をしたいという妻の思いがありましてこういう形にしました中でもとりわけキッチンスペースはね夢ですよね
(未祐さん)そうですねいる時間が長いのでとてもうまくいってるような感じですけどもコンパクトにまず深いシンク広いですよね飛び跳ねないってこともありますしねいろいろ積み重ねても次から次にできますよね…でイスありますよね…っていうことは食事のねいわゆるダイニングテーブルにもなってるということですよね…でこちらが?じゃあちょっと開けてみますすいませんよいしょ…あっIH!なるほどテーブルを使いたかったのでこのフタをしたかったんですねなのでガスよりはIHのほうがフタがしやすかったなるほどなるほどなるほどねそうですよねフタをしとけば大きなテーブルで使えますもんねこれは目的としては熱いものをいったんここに置くと?そうです熱いものとかぬれたものとかでも置いて簡単に作業ができるように
(俊一さん)ここは私と妻の手作りなんですけれども…作ったんですか!?ありゃ〜やりましたね
(俊一さん)タイルは色んな…設計士さんからもらったりとかそういうふうに集めてきてあとは妻がこう並べて…このグラデーション的模様というかね配置が肝心ですもんねうまくいってますよね
キッチン下の空間は収納に利用
こちらのくり抜いた部分は食洗機を入れられるサイズになっています
さらに床下にも収納
ここは先ほど拝見した寝室の天井裏収納とつながっているので上下両方から出し入れできます
建物完成してどのぐらいですか?6月に完成したので…およそ1年?そうですね春夏秋冬味わってどうですか?
(未祐さん)雨でもすごい明るくて快適ですねなるほどね貫くスペースですよね冷暖房はなかなかね意のままにいかない…
(未祐さん)ゆっくり効きますね循環して家全体を暖めるっていう感じなので例えばリビングからお風呂場に行った時に寒いっていう感じはしないんですよね全部同じ基本的には温度になるように…
子どもたちを見守りながら料理できる子育て世代にはうれしいキッチン
さて今日のメニューはパンケーキです
焼けたら温かいまますぐ食べられるのが食卓一体型キッチンのいいところ
太陽の光さんさん爽やかな風が吹き抜ける9坪の建物とは思えないゆったりした空間です
このあとはあの屋上へ
今日の建もの探訪は建坪9坪の縦型ワンルームの家
ご家族はご夫婦と竹琉くん・亘琉くんの4人
分かりました壁なんですけど実はこれ全部自分で塗ったんですえっ!?
(俊一さん)この壁・天井私と私の家族とあと設計士さんと設計士さんの奥さまと設計士さんの奥さまのお友達と色んな方に手伝って頂きながら3日間かけてなのでよく見るとちょっとムラになってる所があったりもするんですけどそれがいいじゃないねぇ味ですよねそれと家族の家物語というかね手作り感が出てまぁ好みになるんでしょうけど私的にはよかったかなといい思い出が詰まってるからですよねでは最後屋上のほうにはいう〜ん徐々に高さを増してちょっとこの辺から下を見下ろすとおぉ〜ダイナミックだねぇこの浮遊感というかね気持ちいいですいやいやいや…あぁ…こちらからはい失礼しますあら〜いい見晴らしだ住宅地の奥に緑竹林をはじめねいいですねぇ気持ちいい空気がおいしいねぇ
(俊一さん)ここって緑が多いっていうところに引かれましてこの土地を選んだんですけど…で具体的にここで芝があってここでお子さんたち遊ぶ時もあるでしょう
(俊一さん)特に夏場はここにビニールプールを設けてジャッブジャブここにタープを張れるようになってましてそこで日ざしをよけながらなるほどね大人たちはちょっとここで少し小さい机を広げてビール飲みながらこちら緑これツル植物で今網にね…このネットがあるのでせっかくなので緑をこうはわせたいってことで始めましたこれが1つ2つあって徐々に範囲を増していくわけだねぇこれ1年後なんてのはもうほんとに…
(俊一さん)そうですね楽しみです…でこれ裏のほうは?あっ広い!あららら…あら〜いいですねあぁ〜こちらの景色もねまた奥に緑ですよねいいですねそしてまたこちら階段の上ですよねはいこれは?
(俊一さん)これはFRPになってますフロアもそうですか?
(俊一さん)はいFRPだねぇなんかお子さんねジャブジャブ水かけてあげてねなるほどこの形もちょっといろいろ設計士さんと話をして光を呼び込むみたいなそういう形がいいんじゃないか…いざないというかね
(俊一さん)奥はすぼめてバッとこう広がるような形にしています
高さ10mの吹き抜けを介してすべての部屋がつながる間取り
たっぷりの収納や床を増やすことを想定した構造など9坪ながら余裕を感じる空間です
家族とともに成長していく本泉邸
本泉さんのお宅いかがでしたか?幼いお子さん2人そしてご夫婦4人のための建物なんですけども奥さんの思いがこの建物を完成させましたね建築家との出会いがあってすべて任せようということなんですけども色んな条件がありますよねそれを1つ1つクリアして特にこの空間構成をどうするかってことですよね高さがおよそ10mそこにスキップフロアにすることによってとてもなんか軽快な非常にこうボリュームのある建物に結果なりましたよね…で太い梁将来子ども部屋を増築…増床してもですねいいようななんかそういうフレキシビリティーといいますかねそんなことも感じます何よりも心寄せ合ってお互いにこう見つめ合いながらこの空間を温かいものにするということですね目標は家族でみんなで作り上げたといっても言いすぎじゃないですよね大きな手のひらに乗ってお子さんは育つということでしょうか
背後は豊かな里山
リビングはそんな景色を取り込む気持ちのいい場所
さらにはこんな空間まで
2015/07/04(土) 05:13〜05:38
ABCテレビ1
渡辺篤史の建もの探訪[字]
「9坪×10m 縦型ワンルームの家」神奈川県横浜市・本泉邸
詳細情報
◇番組内容
建坪9坪、塔屋まで含めた高さ10mの塔状の家。中央を貫く吹き抜けが、夏は暖気を排出して涼しく、冬は下階へ送り家全体を暖める仕組み。将来の増床を想定した堅牢な構造。
◇出演者
渡辺篤史
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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