(鑑純一郎)おっと!チャンネルはそのまま!この後を見逃すと損をするぜ!スイスのジュネーブから超めんどくさい女がやってきた。
彼女の対処法が今日の授業だ!
生徒の瞳はダイヤの原石それを見抜くのが電波教師鑑純一郎!
(カタカタカタ…)これでよし!っと…。
ふわぁ〜っ…うう〜っ。
あっ!?そうだ!その前にメールのチェックを…。
♪〜フンフフンあっはぁ〜っまたアイツかぁ…。
はぁ…見なかったことにしよう。
諏訪殺害容疑者は米倉前川横山吉岡岩田の5人か…。
(鑑純音)♪〜フンフンうん上出来。
(チャイム)ん!?お客さん?
(ドアを叩く音)は〜い!東は違うと…。
・お〜い!早く開けろ!・・カガミ!カガミ!・
(ドアを叩く音)ん?この声は…。
・早く開けろ!・は〜い今開けま〜す。
(ドアを叩く音)まさか…。
まさかあいつ日本に!?ちょっと待て純音!ん?
(ガチャリ)ん?
(ティム)久しいな!5年ぶりか?カガミ!遅かったか…はぁ。
(ティム)邪魔するぞ。
あ!あのクツを脱いでください。
ああそうかそうか!このクツがそんなに欲しいか!?いえ…。
このクツは私が素粒子をモチーフにデザインした特注品だから無理もない!大事にしろよ!いやその…。
純音!そいつに何を言っても無駄だぞ無駄!彼女はティム・バーナーズ・リン博士。
人類最高の頭脳が集まるスイスの素粒子物理学研究所CERMの所長だ。
そして人の話の聞かなさで言うと世界一の人間だ!人類最高?CERM?人の話?で何しに来たんだよ。
(ティム)うむ良い質問だ。
なぜ私がわざわざ日本くんだりまで出向いてきたかというとだな…。
うむこれが日本の家庭料理という奴か。
なかなか繊細な味付けだな。
妹よティムは遠回しにうまいと言っている。
そそれはどうも…。
これもなかなか…。
あのぉ…。
ん?兄ぃとはどういうお知り合いで?あまた面倒な質問を。
え?うむ…。
カガミがネイチャーに発表した論文については知っているな?ええ妹ですから。
それが腐れ縁の始まりだ。
カガミが高校で書いた「どこでもドア設計論」はあまりにも革新的すぎて世界中で物議をかもしだした。
それは我々CERMも同じこと。
素粒子物理学の最先端を担っているという自負のある我々のプライドは大いに傷つけられた。
検証チームを作る!手が空いている者は…いや空いていない者も総動員だ!
(スティーブンス)はあですが…現在行っている実験の500以上が稼働中で…
(ティム)スティーブンス!この論文が何を意味しているのかわかっているのか?これは全世界への挑戦状だ!素粒子物理学の頂点たる我々CERMが背を向けるわけにはいかない案件なんだりょ了解しました!フッ…私はCERMの研究員1000人を投入しカガミの論文の反証実験を計画その実験にカガミを呼んで立ち会わせた。
ん?ハーブティー。
大人をなめるな!と説教してやるつもりでな。
《科学者って意外と…》しかしその結果は…。
(ティム)モニターを見て欲しいこれは君が提唱した空間歪曲転移ゲート発生装置の実験モデルだ。
我がCERMが誇るスーパーコンピューターカンムリカンムリによってほぼ現実と変わらない条件下での仮想再現実験を行うことにした。
移動開始地点は東京秋葉原目的地はここジュネーブに設定してある我々CERMは君の立てた仮説に対し214の問題点を指摘することにした。
もし問題があることが判明した場合実験モデル…つまりモニターの中の彼が行う時空転移はストップすることになるここまでは理解してもらえたかな?うむいいだろう…余計な前置きは不要ということか。
では半証実験を開始する!
(オペレーター)実験開始します!
(アラーム)
(ティム)結果は惨憺たるものだった。
「どこでもドア設計論」が正しかったから我々の用意した反論はすべて跳ね返され反証実験が失敗した。
はぁ…。
完敗だよ。
そんなことが…。
いいやそれだけじゃない。
事もあろうにこのバカは実験の間じゅうずっと携帯電話でゲームをやっていた。
よし!16連鎖完全クリアーだぜ!へぇ!?
(ティムの声)その場で殴り殺してやろうかとも思ったが…その場はなんとか耐えた。
なんとかな。
それじゃ俺はこれで
(ティム)ま待て!は?スクールボ…いやミスターカガミCERMの所長として正式に要請する!ここで働け!いや…もうテレ読で『マジ☆ラブ』始まっちゃうんで日本帰ります!次のクーデター編は神回確定なんで世界中の技術者があこがれる研究所のこの私からの誘いを…マジなんとかが観たいんで帰りますと断ったんだこの男は!うっせ〜なぁ実際神回だったんだから仕方ねぇだろうが!その後も何度も電話やメール手紙や電報伝言でCERMへの参加を呼びかけ続けたがろくに返事もよこしやしない!だからこうして私自らここへ来たというわけだ!お前うちで働け!断る!安心しろお前の必要としているものはすべて用意してある!お前俺の返事聞いてたか?すぐに移動だ!空港にプライベートジェットで来ている。
だから行かねぇって言ってんだろうが!え?いやそこ驚くところか?ふふ…さすがはカガミというところかだが安心しろ!そう来るということも想定の範囲内だ。
その割には驚いているように見えるが…。
悪いが今回はもう引き下がらん!カガミお前が「うん」と言うまで私はここに住むことにした!
(2人)はぁ!?何言ってるんだお前!?見よ!この素粒子をモチーフにしたパジャマを!誰も見たかねぇよ!そんなパジャマ!更には素粒子をモチーフにした枕!しつこいんだよ!そのシリーズ。
ていうか!兄ぃはそんなおいしい就職先があったのに今までずっと引きこもりしてきたって事?え?素粒子モチーフからなんでそんな話に!?コォラァ…。
バカ兄ぃ!!もしや…。
うりゃあ〜っ!!ああやっぱり!バカバカ!!
(ボコられる音)まっこれからよろしく頼む。
YDとか言ってんじゃないわよ!バカ兄ぃ!!痛い!ぬるい…。
兄ぃもたもたしてないで早く食べて!ん!?何をしているんだ?見てわかんねぇのかよ!出勤だ出勤だよ。
ああ私は通学です!ほら兄ぃも早く!出勤?ふぅ…なんとか遅刻は免れそう。
まそれはいい。
だが…なぜお前がついてくる?何か問題があるのか?あるに決まってんだろ!俺はこれから仕事だ!仕事!仕事?何を見え透いた事を…。
バカめ俺がいつまでも引きこも…いいか!聞いて驚け!俺は今銀杏学園の教師として働いているのだ!教師?カガミがか!?信じられないでしょうけどホントなんです。
バカな…YDのカガミが?引きこもりのカガミが教師だと!?まそういう事だ!ハハハ〜。
ちなみに学園は関係者以外立入禁止だ!だからついてくるなよいいな!行くぞ妹よ!銀杏学園…。
ハァ…。
あ〜あ…。
ハァ…それでは…授業を…はじめ…って。
あっ!んっ!?何故何故お前がそこにいるっ!何故?それはだな…。
(暦)おもしろそうだったからです。
オプション付き!?久しぶりだな…いろんな意味で。
(暦)事情はすべて聞かせていただきましたわ。
その上で彼女ティム・バーナーズ・リンさんを体験留学生として我が学園に迎え入れることに決定いたしました。
ハァ…余計な事を…。
まあそういうわけだカ・ガ・ミ!
(暦)あそうそう!ちなみにティムさんは鑑先生のお宅でホームステイをしてらっしゃるそうです。
(花音・切子)えっ!?では皆さんごきげんよう!《ハハハ…めんどくせぇなあ》何なのよあの人!どういう関係なんでしょう?先生!?えっ?はっ…。
(ティム)ほらカガミお前が望むなら…かなりのことまでやらせてやるんだぞ…。
(花音・切子)えっ?あっ!!ム…。
ムリ…。
研究で…。
人に誤解を与えるようなセリフを吐くんじゃねぇよ。
(ティム)どうだカガミ!
(七海)んっ?この限定150体サンダース軍曹匍匐前進フィギュア。
欲しいのならこの契約書にサインしろ!ちなみにシリアルナンバーは001だぞ!欲しいっ!
(騎咲)あ〜純一郎…。
フッ。
(ティム)さあ食事を用意したぞ!これを一口食べればお前は…。
ンフフフ…。
そんなもん喰えるか!
(2人)何?何なの?えっ!?これは一体どういうことだ?教えてもらえる?純音。
いやそれが…なんて言うか…。
(切子)一緒に住んでるって本当なんですか!?あの人と先生ってどういう関係なんですか?私も詳しいことまでは…。
いいから話せ!
(切子)わかってる範囲でいいんです!うん…。
(切子・花音・騎咲)ええ〜っ!!アハハハ…。
つまりオタ教師がやめるかもしれねえって話か?そんなのダメですぅ!それよりあの2人どういう関係なわけ?もしかして…。
そっちのほうがダメですよぉ!とにかく状況はわかった。
このまま指をくわえて見ていたとすれば…鑑純一郎がジュネーブへと移住するかもしれない…そうだな?うん。
だったら私たちのやるべきことはひとつだよ!何だ?黙って手を引いてもらおうか?手を?何からだ?鑑先生のことです!
(ティム)んカガミから…。
知ってるぞ!鑑純一郎をジュネーブへ連れて行こうとしていること!はうはうはうぅ!私たちには先生が必要なんです!だから…。
だから手を引けというのか?驚いたぞ。
まさかカガミにこれほどまでの人望があったとはな。
俺との勝負が終わるまでは奴はどこにも行かせねえ…。
お願いです!先生を連れて行かないで下さい!では聞こう!お前たちの要求はあいつにとって正しい選択なのか?ハッキリ言っておく。
カガミにはこの世界を変える能力がある。
その才能をこのまま極東のいち学園に埋もれさせていることこそ人類への冒涜だとは思わないのか?そそれは…。
(マキナ)私はそうは思いません!
(マキナ)何故なら鑑純一郎は教師だからです。
《そう思いたい…》それはエゴだ!お前たちの都合でカガミの才能を埋もれさせる権利など…。
その言葉そのまま返させていただきます!《根拠はまったくないけど…》この学園にいたとしても彼なら世界を変えることぐらい軽くやってのけるハズです!《だといいけど…》フッ…なかなか言ってくれるわね。
妹はわかっているようだぞ…。
奴にとって何がより良い選択なのかが。
私…兄ぃにとって何がいいことかなんてわかんないよ。
ならばハッキリさせればいいだろう。
(一同)えっ!?いつまでも鑑の周りでウロチョロされるのも目障りだ。
それに行く行かないは鑑自身が決めることだ。
違うか?いいだろう。
その話乗った!ん?壁ドン?私と勝負しろカガミ!はあ?お前が勝てば今回はおとなしく引き下がる。
だが負けた場合は私と一緒にジュネーブへ来てもらう!俺は行かねぇって最初から言ってるハズだが?問題はこれだ。
「物体の瞬間移動の問題点とその解決法を公式にせよ」。
これをそうだな…日没5時28分までに解いてもらおう。
何度も言っているが俺は物理とか化学とかには興味が…。
ではカガミよそれが不可能だとすると魔法少女の変身も宇宙にいるあの刑事の蒸着も不可能になる。
つまり彼らは所詮ウソっぱちな存在に過ぎないと私は断じるしかないが…それでいいんだな?カガミ。
いいわけね〜だろぉ〜!!ならば勝負だ!カガミ!受けて立つぜ!待ってろ!!あの人兄ぃの扱い方わかってる…。
それよりさっきの問題って…。
カガミの頭脳をもってしても解を得るには1週間はかかるであろう難問だ。
(一同)えっ!?とまあそういう訳だ。
こちらは日が暮れるまでゆっくりと待たせてもらうことにしよう。
そんな…。
まんまと奴の罠にはまった形になったな。
鑑も…我らも…。
騎咲さん。
相手が物理では我らに出番はない。
信じるしかあるまい鑑純一郎を…。
(携帯の着信音)ん?
(ドアの開く音)ハァハァハァ…。
兄ぃ!どうなってるの?ていうか…鑑純一郎問題はもう解けたのか!フム見たところ不測の事態という感じなのだが…。
ちなみに残り時間は約30分!おい冗談じゃねえぞ!これじゃああの女の思うツボじゃねえか!!
(騎咲)行くぞ!ハァハァハァ…。
ハッハッハァハァ…。
ゴホゴホッハァハァ…。
ハァハァハァハァ…。
お〜い!誰だか知らないが出てこい!どこにいるんだ!?あっオプション付き!?兄ぃ!理事長!?
(花音)ああっ!
(噴水の音)
(騎咲)タイムアップだ!それじゃあ勝負は…鑑純一郎の負け!?そんな…。
クッ!嫌だよそんなの…。
実はティムさんとあなたがしていたようにティムさんとわたくしも勝負をしていまして…。
勝負!?あなたがティムさんとの勝負を優先させるか生徒からのSOSを優先させるかを賭けたんです。
わたくしとしても物理の問題なんかで鑑先生の去就を決めるなんて事はしたくありませんでしたので。
そいつはさっきのメール!?鑑先生あなたはここへ来た。
つまりはそういう事です。
ったく…黒幕はオプション付きだったのか。
皆さん鑑先生はジュネーブには行きません!
(マキナ)えっ?
(暦)ですからご安心ください。
行かないんだ…。
ジュネーブへ!?よかった…わぁ〜!わぁ〜!
(ティム)《カガミ…お前のやりたい事は本当にソレなのか?》アッハハ!既に解答済みだったという訳か。
やはりカガミお前は天才だよ。
《だがこれで諦めた訳ではないぞ。
もうプロジェクトは動き始めているんだからなカガミ…》《今日の授業はここまで》2015/07/04(土) 02:03〜03:05
読売テレビ1
金曜ナイトパーク「新土曜ドラマ『ど根性ガエル』アニメSPでやんす/電波教師[再][字]」
【新土曜ドラマ『ど根性ガエル』アニメSPでやんす!】【電波教師「ジュネーブから来た博士」】
詳細情報
ど根性ガエル1
■番組記述
伝説のアニメ「ど根性ガエル」43年前の第1話第2話をノーカットで放送!
実写ドラマ放送目前!なぜカエルがシャツに張り付いたのか!?
■番組内容
伝説のアニメ「ど根性ガエル」。
ど根性ガエル2
43年前に放送された第1話と第2話を放送!7月11日(土)スタートの土曜ドラマで、実写化される「ど根性ガエル」。松山ケンイチ、満島ひかり(声の出演)、前田敦子、勝地涼、光石研、でんでん、白羽ゆり、新井浩文、白石加代子、薬師丸ひろ子、という豪華キャストでおくる、笑いと涙とアクション満載の人間ドラマ。なぜカエルがシャツにはりついたのか??アニメとドラマを見比べてみよう!
電波教師1
■声の出演
鑑純一郎:神谷浩史
鑑純音:松井玲奈
柊暦:三森すずこ
桃園マキナ:大西沙織
式島切子:田所あずさ
千波花音:日高里菜
天上院騎咲:佐倉綾音
七海征十郎:細谷佳正
ティム博士:高垣彩陽ほか
■番組記述
スイスからティム博士が来日。彼女は人類最高の頭脳が集まる素粒子物理学研究所、CERMの所長だった。ティムはCERMに参加してほしいと要請。鑑はこの誘いを断るが…
電波教師2
■番組内容
鑑の家にスイスからティム博士が突然押し掛ける。彼女は人類最高の頭脳が集まる素粒子物理学研究所、CERMの所長。鑑に参加を改めて鑑に要請するために来日したのだ。鑑はこの誘いを断るが、ティムは諦めずに良い返事をもらうまで居座り続けると表明。ティムは鑑が銀杏学園の教師になったと知り、体験留学生として鑑のクラスの生徒になるが…
■おしらせ
※2015年6月27日の再放送です。
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
情報/ワイドショー – 番組紹介・お知らせ
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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